第37話:2度ある事は3度ある

「僕に加護を与えて下さっているウカノミタマ、アマテラス様、斬り落した魔樹小枝を運ぶための運搬具を作りたい、その材木を斬り落とす魔法を使わせてください。

 地中に含まれる金属、鉄を風に混ぜる魔法を使えるようにしてください、おねがいします【暴風鉄斬】」


 金属性と貴族性風魔法の複合魔法を極めるべく練習を重ねる。

 スキルの習熟度を上げようと繰り返し魔法を放つ。

 1度に100の攻撃を操って正確に魔樹小枝を斬り落とす!


「僕に加護を与えて下さっているウカノミタマ、アマテラス様、斬り落した魔樹小枝を運ぶ運搬具を作りたいです、材木を斬り落とす魔法を使わせてください。

 地中に含まれる金属、鉄を風に混ぜる魔法を使えるようにしてください、おねがいします【嵐風鉄斬】」


 金属性と木属性風魔法の複合魔法を極めるべく更に練習を重ねる。

 スキルの習熟度を上げようと魔力の続く限り魔法を放つ。

 1度に1000の攻撃を操って正確に魔樹小枝を斬り落とす!


 ブィイイイイイ、ブィイイイイイ、ブィイイイイイ、ブィイイイイイ


 待ち合わせの時間が近づいたのでイノシシ笛でブタ系魔獣を集める。


 エヤァアアアアア、エヤァアアアアア、エヤァアアアアア、エヤァアアアアア


 待ち合わせの時間に遅れないようにシカ笛でシカ系魔獣を集める。

 1000kg級や2000kg級はいるが、今は見逃す。


 4000kg級以上が見つからなければ諦めて狩る。

 だけど諦めずにギリギリまで粘って4000kg級以上を探す。


 ブッモオオオオオ、ブッモオオオオオ、ブッモオオオオオ、ブッモオオオオオ


 4000kg級のブルーコーナーガウルの群れを見つける!

 神運のお陰だろう、8頭の群れを発見する!


「僕に加護を与えてくださっているウカノミタマ、アマテラス様、ブルーコーナーガウル8頭を1度に殺せる魔法を使えるようにしてください。

 地中に含まれる金属、鉄を風に混ぜる魔法を使えるようにしてください、おねがいします【襲風鉄斬】【襲風鉄斬】」


 今回もまたブルーコーナーガウルの左右頸動脈だけを斬り裂くようにする。

 鉄を混ぜた20個の風の刃を正確に操って頸動脈だけを斬り裂く!

 最高の肉質にするために、他の部分を傷つけないように細心の注意を払う!


 練習を重ねたお陰か、神々の加護のお陰か、特に神運が効いているのか、狙い通りに頸動脈だけを斬り裂き最高の食材として狩れた。


【神々の祝福を与えます】


 8頭のブルーコーナーガウルを狩って1回の祝福だった。

 2回を期待していたが、1回しか祝福されなかった。

 あと少しだと思うので、もう1頭何か狩りたい。


 だが、経験値を稼ぐのが1番だが、できればお金にもしたい。

 問題は僕が1頭運んでいる間に残り7頭が魔獣に食べられてしまう事だ。


「僕に加護を与えて下さっているウカノミタマ、アマテラス様、狩らせて頂いたブルーコーナーガウルが他の魔獣に食べられてしまうのは嫌です。

 僕よりも弱い魔獣が恐れて逃げる、魔力気配と気力気配、聖力気配を自由に操れるようにしてください。

 臭くなるとエマとリナに嫌われるので、魔力気力聖力で強さを知らせて縄張りを守れる魔法を使えるようにしてください【魔力縄張】【気力縄張】【聖力縄張】」


 神様たちにお願いして、野生の動物が縄張りを主張して敵を近づけなくする魔法を使えるようにしてもらった。


「僕に加護を与えてくださっているウカノミタマ、アマテラス様、狩らせて頂いたブルーコーナーガウルを他の魔獣に食べられないようにさせてください。

 僕よりも弱い魔獣が壊せない厚い氷に壁に包む魔法を使えるようにしてください。

 100年は冷凍保存できる氷壁を創る魔法を使わせてください【氷壁保存】」


 僕は火属性と水属性と金属性の3属性を使って【氷壁保存】の魔法を使った。

 ブルーコーナーガウルが厚くて硬い氷の壁に包まれるようにした。

 7度使って7頭のブルーコーナーガウルを冷凍保存した。


 僕は1頭だけ担いで待ち合わせ場所に急いだ。

 周辺部とはいえエマとリナを魔境に待たせたくない。

 エマとリナなら少々の魔獣程度は狩れると思うが、どうしても心配になる。


「……リナがあんなことを言うから、ショウが本当に狩って来たじゃない?」

「エマもショウが狩ってくると思っていたのでしょう?」


「それはそうだけど、やり過ぎだと思うのよ」

「安全のためには、この方が良いと思うわ」


「安全のためには良いけれど、別の意味で狙われてしまうわ」

「ショウが変な女に引っかかるとでも言いたいの?」


「そういう意味じゃないわよ、怖いのは王侯貴族よ!」

「……強大な力を持つショウを婿にして利用しようとする?」


 エマとリナが、ブルーコーナーガウルを担いで待っていた僕を見て言う。

 確かに、愚かな王侯貴族なら、僕が身分に目がくらむと思うかもしれない。

 日本で生まれ育った僕は、王侯貴族の身分なんて興味ない。


 高飛車に言われたら、エマとリナにちょっかいだされたら、怒ってしまうだろう。

 それこそ王族を皆殺しにするくらい怒ると思う。


 こう見えて争い事は嫌いなんだ、できれば毎日を平穏に過ごしたい。

 身分に興味がない事を、どうすれば分かってもらえるだろうか?


「田中翔平の能力」


「パラメーター1:基本設定」


種族:汎人族

性別:男

年齢:14歳

体格:並

容姿:並

祝福:42回


「パラメーター2:能力」


筋力 :52:筋力に関する適性で物理な攻撃や防御、力仕事などに影響

体力 :52:持続力に関する適性でスタミナや耐久力などに大きな影響

知力 :52:知性に関する適性で魔法の習得速度や成功率に大きな影響

精神力:52:精神に関する適性で魔力、精霊力、魔法力などに影響。

器用 :52:器用さに関する適性で命中率、素早さ、特殊能力取得などに影響

魅力 :52:好悪に影響して精霊魔術の習得や成功率、交渉の成功率に影響

信仰心:52:信心に関する適性で神聖魔術の習得や成功率などに影響


「パラメーター3:魔術属性」


陰属性:42:

陽属性:42:【魔力縄張】【気力縄張】【聖力縄張】

木属性:42:【疾風斬】【烈風斬】【旋風斬】【襲風斬】【暴風斬】【嵐風斬】

      :【疾雷斬】【烈雷斬】【旋雷斬】【襲雷斬】【暴雷斬】【嵐雷斬】

火属性:42:

土属性:42:【岩槍】

金属性:42:

水属性:42:

      :【疾風砂斬】【烈風砂斬】【旋風砂斬】【襲風砂斬】【暴風砂斬】

      :【嵐風砂斬】【岩飛弾】【岩飛矢】

      :【疾風鉄斬】【烈風鉄斬】【旋風鉄斬】【襲風鉄斬】【暴風鉄斬】

      :【嵐風鉄斬】【鉄飛弾】【鉄飛矢】

      :【氷壁保存】


「パラメーター4:スキル」


調理師: 62:生物素材加工の能力と適性、調理の能力と適性

審美眼: 47:価値を見定める目と適性。

鑑識眼: 47:能力を見定める目と適性。

剣術 : 37:剣を使う能力

木地師: 29:木工細工の能力

革職人: 29:革細工の能力

農夫 : 29:農耕能力

鍛冶師: 15:金属を加工する能力


「パラメーター5:感覚力」


視覚: 52:目に映るものを判別する能力と適性。

音覚:142:音を判別する能力と適性。

触覚: 52:触れたものを判別する能力と適性。

味覚:142:味を判別する能力と適性。

嗅覚:142:匂いを判別する能力と適性。

六感:115:魔力などエネルギーを判別する能力と適性


「パラメーター6:神与スキル」


鍛冶: 47:金属素材加工の能力と適性

裁縫: 47:繊維素材加工の能力と適性

革細: 47:動物素材加工の能力と適性、皮革加工の能力と適性

木工: 47:植物素材加工の能力と適性、木材加工の能力と適性

彫刻: 47:鉱物素材加工の能力と適性、石材加工の能力と適性。

錬金: 47:金属素材加工の能力と適性、金属素材錬成の能力と適性

調理:142:生物素材加工の能力と適性、調理の能力と適性。

魔法:142:魔法の能力と適正


異神眼:142:全てを見定める目の能力とその適性。


「パラメーター7:特記事項」

神運:神々からの寵愛を受けているとしか思えない幸運

地球での善行によって異世界神のお気に入りとなっている。

異世界での能力値が100倍になる補正が働いている。

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