第5話 太陽


僕はあまり寝れなかった。


なにかソワソワする気持ちを抑えれずにいた


朝ごはんも食べずに僕は玄関を出た。


僕は真夏の太陽の陽射しを浴びながら

写真でみた場所へと向かった。


〜〜


僕は約30年前ここで生まれ

自然が多いこの場所で育った。


生まれた頃からおとなしい性格で

外に遊びに行く時も1人で遊んでいた


その時もこんな夏の日だった


蝉の音

たまに聞こえる木々が揺れる音


〜〜



それは今も昔も変わらない


はず...


なのにあの写真の場所はその風情を感じない光景だった。


小さい頃はその場所に行くまで遠く

あまり行くことはなかった。


僕はその場所に着いた。


木々も無く

広場のようになっていた。


あの写真にあった建物など当然ない


なんの手掛かりもなく

山を降りるしかなかった。

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