七転び八起き

嵐が走り 雲が裂ける


山の尾根が揺れながら


何度なんど崩れても 立ち上がり


大地が息を 深くする



風が木々を叩きつけ


幹がしなり 葉が飛び散る 


谷に木霊こだまする 静寂と


再び巡る 春のささやき



石に躓き 川はうねり


水が流れを 失いかける


集まる川と 広がる大河


いずれ海にたどり着き すべてが月へと流れゆく



幾度倒れようとも 散ろうとも


止むことのない 水の流れ


月は光を 探し彷徨う


新たな空に 朝を待つ

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