解説

それでは前作同様に、解説です。


余韻を壊したくないので言っておきます。


いいねやレビューをしてくれると泣いて喜びます。


下に解説があります
























まず、大前提として話しますが、


お菓子=薬物のことです。


「いってらっしゃい」


と言われて夏菜子が返事をしていないのは、


『そもそもそんな声は存在しないから』


夏菜子の親はネグレクトなどの虐待をしている。


特製のお菓子………つまり特製の薬物ということですね。


それが麻薬だろうがなんだろうが、免許を持っていない人が調合して作った薬物なので、どちらにせよ『違法薬物』です。


スマホを見ているときに見つけたたくさんの私……


これって親からの虐待によって居場所がない子供達のこと。



持ち物はカッター!


これ、まぁ察しのいい人は気づいたでしょうが、リ○カ用です。


それによって、お菓子のパッケージがどういう物なのかわかりますよね?


薬の袋ではなく、体のこと。


躰と書くのが正解かな?


お菓子の沼………まぁ薬にハマったってことですね。依存しました。


太らない……これも薬という伏線です。よくあるじゃないですか。


『薬は太らない』って。


痩せるよ〜とか言って依存させてくるじゃないですか。



お菓子のパッケージを売ってお金を稼ぐ………まぁ体を売る。


援交ですね。普通に違法ですね。


ただし、売春を防止する法には、罰則がないので、普通に捕まることはあれど、少年院などにいくことはありません。


ハート。



実はこれには二つの意味があります。



まずは薬のこと。


とある違法薬物には、ハート型のものがあります。

夏菜子はそれを使ってはいなかったので、ハートを知りませんでした。



そしてもう一つは家族の愛を知らないということです。


ハートなんて彼女の世界にはない。


ナイフだけが親から向けられたものでした。



寝て起きたらパッケージがひとつ消えている。


つまり体がひとつなくなっている。


彼女のいつメンがいなくなっているということ。


理由がわからないのは、それが援交によって新たな居場所を見つけたのか、オーバードーズで死んでしまったのか。はたまた親に見つかり外出ができなくなってしまったのか、それは定かではないからだ。



毎日、お菓子のパッケージの価値は下がっていきます。



薬の乱用と、援交によって彼女の体は汚れていきます。


よくないですが、彼女自身の価値がなくなっていきます。



Mpが上がり、MpとMpが下がった。


上がったMpは、マッドネスポイント。


つまり狂気度ですね。SAN値の真逆です。


下がったMpとMpは、メインテインポイント、マグネティズムポイントです。


メインテインとは維持するという意味です。つまり体がもたなくなってきているということ。


マグネティズムとは人を魅了するということ。つまり亜k血がなくなってきている。つまり魅力がなくなってきているということ。


そしてここから、脈絡がない文章になっていくのですが………


ここで引っかかった人は、鋭い人です。



オーバードーズによってまともな思考ができなくなってきていることを表しています。



あなたと睨めっこ!


これは妹がいる夏菜子はいつも親から妹と比べられていることを表しています。勝ちたい。つまり褒められたい。一度でいいから褒められたい。


このことから、夏菜子は一度も褒められたことがないようです。


私はカゴの鳥。


生きているだけ。自由はない。


綿毛のようなことすら許されない。


大人、つまり民法上の成人。


18歳以上の人は、深夜に外にいようが怒られないじゃないですか。もちろん色々と注意はされるかもしれませんが、補導はされないはずです。しかし、彼女はまだ中学生なので補導されてしまいます。


綿毛のように色々なところをただただ旅をするという、風にそって自由にどこかへ行くなんてことは許されないのです。


そんな彼女は、やけになって、


世界に色を塗っていきます。


これはスプレー缶で壁に絵を塗っているということです。


そうすることで、金バッジ。つまり、ポリスメンに捕まえてもらおうと思ったわけです。そして、薬物使用やその他諸々で少年院。願わくば親の虐待も明るみになればいいと思ったわけです。


しかし………



ようやく月に照らされる。



その日は曇りでした。



彼女がスプレー缶で問題を起こしている時も曇りでした。



曇りから晴れになるまで暴れたというのに…………




結局彼女は捕まるどころか警察も来ませんでした。



その時彼女は、お月様に照らされます。



夢だった、曇りという邪魔なものから抜け出した、お月様から照らされる。つまり、自由を感じていたというわけです。夏菜子は。


しかしすぐに月は隠れ、現実に彼女を戻します。



そして家に着いた時、彼女はポッケにある鍵を取り出します。


しかし、家には入れなかった。


ではなく、入らなかったんです。こんな夜遅くまで家に帰らなかった彼女を親は許してくれるでしょうか?


いや、こんなのは建前です。


彼女はすでに親を見限っていた。もう家には帰りたくなかったんです。



そして雨が降ってきました。


一応折り畳み傘がありますが、使いません。


濡れたって、どうせ誰にも迷惑はかからないのですから。


Hp………ハートポイント。


彼女にはもう人を信じることも愛することもできるなくなってしまいました。



自分を守るための砦が自分の檻になる…………



自分を守るための路地裏が変わろうとしているじぶんを捉えて離さない。そんな未練のような後悔のようなものに彼女は包まれます。



彼女の人生は、『い』と『え』と『い』と『う』と『え』がないせいかつです。


誰にでも与えられて当然のものがない人生でした。



そしてここからイデアまで漢字が一切使われていません。


それは、彼女がもう取り返しのつかないところまでやくぶつで壊れていることを表しています。



キラキラした店…………ラブなホテルのことです。


ぴょんぴょん跳ねて……………想像にお任せします。



そして彼女は一目散に窓へ飛び込んで行き、



黒に光る赤だった。



つまり暗い夜の中に光る赤…………つまり救急車。




そして最後に3476……………語呂合わせで『さよなら』です。



つまり彼女は死んでしまったということです。



そしてイデアに入ります。


これは彼女が死んで魂が消滅するまでの未練的なものです。




正義は必ず勝つということは。



つまり夏菜子は勝っていないので、悪だったということになりますよね?



そにぼ。


他にも読めない言葉に関しては、今回カエサル暗号を使っています。


カエサル暗号については説明を省きます。


簡潔に言えば、文字をずらすというものです。


今回ずらす数は、夏菜子が14歳ということで14です。


そにぼは『悪だ』になります。



努力は報われる、無駄な努力はない。


これもよく聞きますよね。


なら、何もなかった彼女は………………。



しほはらはむなほうらりめ“くヵにむ“りもとミほ。



これを解読すると、


わたしのしてきたものはどりょくではなかった。


です。


報われなかった。無駄だった。



それは何故か?




そんなの決まってるでしょう?



努力じゃなかったからですよ?


努力じゃないことをしていたんですから、報われないのも無駄だったのも当然でしょう?



25075…………



これが本作で一番まともな語呂合わせになっています。


語呂合わせで『不幸な子』です。



「お前は終わりなんだよ」


これは彼女がまだ生きていた時の記憶。


いつぞや、誰かに言われた言葉です。


それが恋人だったのか。親友だったのか。いつメンだったのか。赤の他人なのか。親なのか。妹なのか。



思い出す必要はない。彼女がそう思ったのなら思い出す必要はありません。




せいぜい夢心地でいるといいよ。



この言葉は今日本で虐待も何も知らずにぬくぬくと生きている私たちに向けられた言葉です。(虐待を受けたことがある人はごめんなさい)



近い未来。



終わるから。



彼女はこの国の闇を知っている。




だからこそ。




この国は近い未来に滅ぶよと。





そう我々に言っています。


語呂合わせで、


5293960……このクソ喰らえ


100014616……全員滅びろ


14104452107……愛して欲しかったな



です。



未練なんてない………そう思いながらも、しっかり未練を抱えていた夏菜子。



それが最後の語呂合わせでわかりましたよね。





輪廻転生を拒否っているのは現在三名です。







彼女たちを不幸にしたのは私です。





他の作者さんも、一度自分が殺してしまった。不幸な過去を持たせてしまった、そんなオリキャラのことを考えてみてはいかがでしょうか?




少なくとも自分は、3人以上はころしています

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