入院は突然に

三毛猫みゃー

七月十七日

 一応ですが十日ほど前から自覚症状みたいな物はあったのです。

 喉が渇きやすい、トイレが近い、体がだるい、視力が落ちたかな? みたいな目のかすみなどですね。


 そんな中、週末にちょうど市の健康診断があったので行ったのですが、結果が出るのは八月ということで別口で病院へ向かいました。


 その病院で血液検査や尿検査をした所、異常に血糖値が高いと言われまして専門の病院へ紹介状を出して貰う事になりました。


 因みにその時出た血糖値は六百超えという驚異の数値を叩き出していたわけです。医者が言うには通常は百前後らしいのでおよそ六倍ということですね。


 そんなわけで翌日その専門の病院へ行ったわけですが、そこでまずは検尿を受けすぐに点滴を打たれながら採血されました。


 この時点でおわかりになると思いますが、

いわゆる糖尿病ってやつですね。医者が言うにはペットボトル症候群ではないかということです。


 毎年健康診断を受けていて今までコレステロールがちょっと高いと言われてる程度で、見た目は太っているわけでは無いのですがいつの間にかなってたようです。


 ペットボトル症候群に関しては各自お調べになっていただくとして、一本目の点滴が終わった所で入院して下さいと言われました。


 ちなみのこの時出た結果でも血糖値は六百超えていました。五百超えていたら高血糖で緊急入院レベルだったようです。


 入院はまあ良いとして、往復一時間程度なので荷物を取りに一度帰りたいと言ったところ「帰ったら死ぬかも」と言われました。


 この時点では血糖値が異常に高い以外が分かっておらず、合併症で他の病気になっているか検査しないとわからないとのことでした。


 既に軽い脱水症だったようで、あと血糖値が高いと心筋梗塞などにもなりやすく危険だということでした。


 来週仕事忙しいんやけどと仕事の内容を言った所で危険なのでやめて下さいと言われました。マジそのままだと死ぬからと。


 この辺りの話をしてる間にインスリンを点滴で入れて四百辺りまで血糖値を減らして、レントゲンやら心電図やら腹部超音波やらの検査をして二本目のインスリン点滴を受けながら入院となったわけです。


 糖尿病というのは、いろんな病気にかかっていても鈍感になるようで普通なら歩いて通院できない状態でも歩いてきたりするようです。本人が至って健康だと思っていても、体内はヤバいということですね。


 病室に移動した後は再び採血をしたり血圧を計ったりをして、後はベッドでゴロゴロしてました。


 こういう時こそ積ん読の消化に良さそうなのですが、家に取りに帰れないと難しいですね。あと今月はスマホの通信料が怖い。


 取り敢えず「ダリヤはうつむかない」のウェブ版を一話から読みお酒ばかり飲んでる作品だなとーと思いながら暇を潰してました。


 そうこうする内に晩ご飯んになり、そこで食事前にインスリンの注射を二本お腹に打たれまして食事を食いました。


 点滴のおかげか余り食欲が無いので丁度良かったでしょうか。食後一時間後くらいに血液検査があり血糖値は百九十台まで下がってました。


 今コロナが流行っているので余計に入院という形になったのでしょうね。


 とまあこんな感じで一日目を終えました。一応個室なんですが扉が閉められる訳では無く、時たまゾンビのうなり声のような声が聞こえるのが困りものです。

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