第2話怒らないパパ
子供が一匹いる。
中学3年生のクソガキ。ゲームばっかりして、勉強しない。来年、受験なのに。
僕は今まで息子を殴った事はない。
説諭で躾けてきた。それが、良いのか悪いのか?。
バス停でお年寄りに、ベンチを譲っている姿を見ると間違っていなかったと思う時もあるが、とにかく勉強をしない。
それについて、怒りはしないが、良く考えろよ!と言っている。
嫁さんもゲームするから、僕以外は勉強嫌いなのだ。
45にもなって、資格勉強をしていると言うのに……。
とにかく僕は息子を放任主義で育ててきた。
後悔しても、自分の責任だから親はそれ以上手を出さない。
受験失敗したら、バイトしながら定時制高校を勧めている。
3を1回取っただけ。後は、1、2、1、2、運動会だ。
だが、強い子供になった。イジメもイジメられてもいない。
たまに、冗談が過ぎると教師が言っていたので説諭したのだが、僕は日頃怒らないので説諭しただけて、パパ怖いと言う始末。
しかしながら、統合失調症になりパパらしい事をしてやった事はない。
病院には必ず僕が連れていき、家族で外食する事はあっても、別居している時点で失格だ。
別居の理由は散々書いて来たので書かないが。
不可抗力だから、しょうがない。
だから、ほぼ毎日電話している。
いつも、ゲームをしている。
息子が成人したら、嫁さんは離婚すると言っている。
病気は、仕事も家族も奪うのだ。
息子の成人が来たら、ビールを飲むのが夢である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます