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煙草の先への応援コメント
埴谷雄高の『死霊』。
朝吹さんだと全集でお持ちなのかな、と想像いたしました。多分、自分は文庫で数冊所持です。手元の書棚には入っておらず確認ができないのですが。
スロ男様の天川様の自主企画参加作品を拝読していてこちらを見つけることができました。
自分は飲酒だけの人間ですが、エッセイ。レギュラー旦那さんが喫煙者なので以前は喫煙席で食事などもしていたことを思い出しました。
飲食店も喫煙席、少なくなりましたね。ファミレスの喫煙席に座っていたらベビーカー連れのお客さんが来て、さすがに吸わない方がいいかなという雰囲気だったのですが、当のお母さんが吸い始めて二人で驚いたことを思い出しました。結局あのあとどうしたのだったかな。
色々懐かしいです。ありがとうございました。
追記でございます。
すみません、もしかしたら購入していたつもりで未購入だったかも知れません。購入していましたら古書でございます。
あの表紙の印象から、持っているつもりになっていたような気がしてまいりました。さらに、読んだつもり、だったのかも知れません。
朝吹さんが『死霊』をお持ちであることはとても嬉しいです。
再購入または購入できます機会があれば、自分も購入したいと思います。失礼をいたしました。
作者からの返信
豆ははこさま
ええ~! 豆ははこさんも埴谷雄高の『死霊』をお持ちなのですか?
わたしは「読んだ」というだけで内容はすでに記憶の彼方です。本当に「読んだ」だけの情けない人(笑)
豆ははこさんがお酒呑みで、旦那さまが煙草を呑む方だったのですね。
少し古い映画なんかみてると、男性は必ずといっていいほど煙草を吸ってますよね。今はほとんど見かけません。
電車の中でも運転中でも、いつでもどこでも、食事をしながらでも、煙草も吸うのが、かつては当たり前だったのですよね。
アルバイト先の喫茶店が繁華街に近く、よく「煙草かってきて」とお客さんから頼まれて使い走りをしていましたが、その時に煙草の銘柄を色々憶えました。
その頃は今のように高額ではなかったです。
煙草は健康に害があるものではありますが、大人と子供を分けるものでもありました。
その文化は残したいです。
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煙草の先への応援コメント
作家の持つ孤独と狂気が煙草を通して伝わってきました。そしてそれをよく理解している息子も、若い頃の野生味を感じさせつつ洞察力があって、人との距離感がいい。大切だからこそ、他人の領域や想い出を荒らさない。
若い頃神保町散策が好きで、毎日のように「虫の死骸」に触れていました。埴谷雄高とか、一般に流通してない宝があるから。薄汚れた本から立ち上る作家の魂、体が死んで時代が変わっても、灰の中に火種は残っているのですよね。20代の長い期間、喫煙者でしたが、昔はどこでも吸えたな…と懐かしく思い出しました。
※追記
わ、朝吹さんも…嬉しい♡ 私も「死霊」は刊行されたもの全巻+NHKからでたビデオ全巻持ってます。彼の他の著作もほぼ全て古本屋で集めました。未来社の「渦動と天秤 」とか。題名からしていっちゃってるシリーズ。哲学に限りなく近い小説が多いですよね。嬉しくて興奮してしまった…(笑)。
作者からの返信
葵 春香さん
埴谷雄高「死霊」持ってましたよー!
いつの間にか失いましたが、古本屋で刊行されていた分だけ全巻揃えました。
独り暮らしをしていた部屋に置いてあったところ、遊びに来た女友だちが「……」って顔をしていたのが忘れられません。宗教本の類ではないことを慌てて説明しました。装丁が怖いですよね。
これもあと五十年もすれば日本で読んでる人なんて数えるほどになるのでしょうね。
最近は古本も値段も高くて「え……」と想うこともありますが、たま~に掘り出し物に出会えるので、ぴんと来た店には旅先でも入っています。
ありとあらゆる本が淘汰され、淘汰され、淘汰され続けてきて、それでも残ってる源氏物語って、やはりすごいですよね。千年ですから。
煙草吸っていらしたのですね。ちょっと意外であり、お似合いのようでもあり。
煙草を片手に読書をされていたイメージです。
煙草の先への応援コメント
キャメルのパッケージ、夜の給水塔、闇夜のタバコの灯。どれもイメージが膨らむ言葉たちで、夜の底でひっそりと語られる「作家であった父」の映像が浮かび上がってくるようでした。
古本屋の本が虫の死骸のようというのも、わかるなあ。表に出た瞬間に言葉たちは死んでいくものです。
ノスタルジックな空気が素敵です。
作者からの返信
鐘古こよみさん
今からは信じられませんが、その昔は電車の中でも煙草を吸っていて、灰皿まであったんですよね。一本下さいって気楽に隣りに頼んだり。
寝たばこが原因という火事も多かった。
あまりにも値上がりしちゃったのと、健康被害が知れ渡って、親世代からもう禁煙しているので、若い子もそんなに馴染みがないでしょうね煙草。
でも小説や映画の中の煙草は現役であって欲しいです。
書く人が何を考えているかなんて外からはちっとも分からないことなので、この話の中の「彼」が父親のことを「よく分からない人」のままにしているのは正解じゃないでしょうか。作品の命は真剣勝負でそれを書いている時がピークで、あとは放流させるだけなのかもしれませんね。
編集済
煙草の先への応援コメント
マッチの匂い、いいですよねえ。
ライターをうっかり忘れては、コンビニで三箱位セットになってるのを買って、それで火をつけたりします。
情景と、手触りと、登場人物に同化したり反発したり、くすりと笑わせてもらったりと、堪能させていただきました。
直接的に「書くこと」が作品に出てくるのは朝吹さんには珍しいパターンでは? そうでもないのか? 報われないラブレターを、ひとりでひたすらに書き綴る。切ない。私のようにマッチポンプ(誤用)で解決しちゃってるタイプには、わかるけれどもわからない境地ですなw
ああ。そっか、私はラブレターではなく、瓶詰めの手紙を書いてるんだな、きっと。
追記:ちょっと待て! スロ男臭ってなんだ⁉︎ スメハラハラですよ!!
あ、あと100均のキャンドゥでキャンプに使えそうなイワタニのチャッカマン売っててて、意外とあれは持ってる奴いるかも……わたしも危うく買いそうになりましたw
作者からの返信
スロ男さん
天川さんのところに行ったら何かスロ男臭がするんです。どっかにいるんじゃないか? と探したらやっぱりスロ男さんがいたんです。天川さんと親しいとは知りませんでした。
煙草に火をつける際、マッチか、ジッポーか、百均ライターか、だいたいこれしかないですよね。小説ではZIPPOの登場率が高いかな? チャッカマンを持ち歩く人はいないだろうし。
チープで透明カラフルな百均ライターも好きですけど。とか云いながらわたしは非喫煙者ですけれど。
「書くこと」が出てきたのは、ほらあれですよ、天川さんの自主企画に寄稿したものだからです。「天川賞授賞式会場」の中にある喫煙所に繋がっている企画なので、創作にからめた方がいいかなと。理由はただそれだけです。
他に「書くこと」を題材として取り上げたのって意外となかったのかな? 「地下室の芽」は、あれはエッセイですから違うか……。
瓶詰めの手紙。いい表現ですね。そうだそうだ、きっとそうです。小説を書くことなんて、あてもなく瓶に詰めて漂流させているようなものです。
誰かのところに届けばいいなー。
煙草の先への応援コメント
相変わらず、感想が難しい
溢れそうなほど心が動くのに、言葉がでない
貴方の作品は
いつも私を惹き寄せるだけ惹き寄せて
最期に、ふぅっ……と手放してしまう
私はそれが辛くてまた読み返すけれど
こんなに好きにさせておいて
言葉を紡ぐ余白を残してくれない
感想を残すためには、作品から余白をこじ開けなければいけない
でもそれは簡単じゃない
感情の余韻は潤沢にあるのに
感想を添える隙は無い
ガードの固い女性みたい
どんなに振り向かせようとしても
きっと、微笑むだけで立ち止まってはくれない
作品は優しいのに、いけずな作家
それが貴方✨
仕方がないので、また読み返します
煙草が吸えないと
こういうときはちょっと困るかも
この気持ちが形になるまで
何度も読もうと思います✨
素敵な作品でした✨
今はこれが精一杯
作者からの返信
天川さん
ラブレターの宛先を間違えておられますよー!
と叫んでしまいそうですが、その昔、手紙しか通信手段がなかった頃に、どこかの芸術家が熱烈なファンからこんな手紙をもらってそうな気がしてきました。
感想を書きやすい作品とそうじゃない作品、ありますよね。
自分の中に爪痕を残した作品の方が書きやすいのは書きやすい。
でも何か猛烈に書きたいのに、一つの作品を創るくらいの労力が必要となる作品もありますよね。
個人的にいちばん困るのは、すごくきれいに作られているのに、なんにもフックがない小説です(;^_^A
文章もうまいし、題材も悪くないし、大勢の人がたくさんの星を送っているのに、「うん……」みたいなやつです。
煙草ってひと昔前には飲酒とあわせて大人のアイテムだったのですよね。値段も今の半額くらいだったのかな?
映画でも漫画でも、煙草っていい感じの小道具でしたよね。
ただ立ってるだけでも、煙草を吸っているとそれだけでさまになる。非喫煙だと、ただぼーっと立ってるだけになってしまいます。
健康面からは吸わない方がいいのでしょうが、健康には影響のない煙草が開発されたら、また煙草文化が復活するかもしれませんね。
でもそうなったら、健康には悪影響はないのに「喫煙は成人から」と制限されるのもおかしいですよね。
ハードボイルド小説には欠かせない小道具である煙草、せめて創作の中では永遠であって欲しいものです。天川さんの企画の趣旨に賛同したので書き下ろさせてもらいました。
レビューもありがとうございました。
煙草の先への応援コメント
僕もセブンスター吸っていました。1日に3箱から4箱。
そんなことしていれば、病気になるに決まっているのに。
おかげで、癌になりました。それで、治療の関係上、
煙草をやめました。それから、5年以上経ちました。
馬鹿みたいにぷかぷか吸っていたことを後悔しています。
現在、煙草がいくらするのか知りませんが、
あんなものは必要ないと僕は思います。説得力に欠けますが。
ここに出てくる作家のお父さんも、書斎に籠り一文字一文字
煙草の煙の中で魂を込めて文章を書いていたのだろうけど、
ただ、早死するために命を削っていただけだったと僕には
思われました。
煙草を吸っていることが、美談として語られる時代は終わっていると
思うのであります。
作者からの返信
沈黙は金? さん
セブンスター派でしたか~。
1日に3箱から4箱は多い気がしますね。昔に比べて今はものすごく値上がりしたので煙草を吸ってる人は「お金があるのね……」という眼で見てしまいます。
大病をされたことで強制的に禁煙に踏み切れて良かったですね。
戦前だと小学生くらいの子どもでもそのへんで煙草吸っていました。家のお手伝いをしたり働きに出るので、大人に混じるのが早かった。
その後、煙草は成人してからということになり、お酒同様、大人と子供を分けるアイテムの一つに。
大人の男性なら常に煙草を吸っている、そんな時代が確かに一時期、あったんですよね。
今の時代は未成年の親世代からもう禁煙社会で育ってますので、煙草が身近なものではなくなってしまいました。
何かとくゆらせている姿には風情があるので残念ですけれども。
せめて創作の中では煙草を生かそうという企画だったので、こちらを書き下ろしてみました。
ハードボイルド小説等にはやっぱり煙草があった方が決まる気がします。
ありがとうございました。