【勇者ライカ】は世界に映える！

友情合体

　この日（ひ）の建設（けんせつ）現場（げんば）は、暗（くら）い雰囲気（ふんいき）に包（つつ）まれています。

　原因（げんいん）は、作業（さぎょう）員（いん）（男（おとこ））たちが、泥酔（でいすい）して、再（ふたた）び‥‥ライカを、無断生殖（レイプ）してしまったからです。

　ここの男たちは、皆（みんな）、ライカのことが好（す）きです。皆（みな）、心（こころ）から好きな女（おんな）に、申（もう）し訳（わけ）が立（た）たたず、意気（いき）消沈（しょうちん）していました。

　ところが、ライカは、ライカで、仲間（なかま）（男）たちが暗いのは、自分（じぶん）が勇者（ゆうしゃ）として軟弱（なんじゃく）だからだと、思（おも）っていました。

　そこで、仲間たちを、勇気（ゆうき）付（づ）ける事（こと）にします。

「仮（かり）にも、わたしを抱（だ）いた野郎（やろう）どもが、そんな不（ふ）景気（けいき）な面（つら）してて、どうする？

　もっと、景気の良（い）い面をしやがれ！」

　ライカは、激（はげ）しく赤面（せきめん）しながらも、言（い）ってのけました。しかし、余計（よけい）に、仲間たちが、難（むずか）しい顔（かお）をしています。

　ライカが、思わず、呟（つぶ）きます。

「義（ぎ）を見（み）てせざるは‥‥勇者にあらず」

　そう呟くことで、ライカに、気合（きあい）が入（はい）りました。

　ライカが、気合で宣言（せんげん）します。

「今夜（こんや）、素面（しらふ）の『わたし』と、性交（セックス）させてやる。

　何（なん）なら、孕（はら）ませてみろ。

　だから、てめえらの男気（おとこぎ）に、気合を入（い）れやがれ！」

　ライカは、恥（は）ずかしさを見（み）せないように、気合で仁王（におう）立（だ）ちしています。

　男（仲間）たちは、そわそわしながらも、元気（げんき）になりました。

　そこで、ライカは、勇者でありながらも、聖女（せいじょ）魔法（まほう）『祝福（しゅくふく）』を発動（はつどう）します。お蔭（かげ）で、この日は、いつもより、皆（みんな）の仕事（しごと）が捗（はかど）りました。

＃その夜（よる）、建設現場の仮設（かせつ）宿舎（しゅくしゃ）では――

　ライカは、シャワーを浴（あ）び終（お）わり、一旦（いったん）は、服（ふく）を着（き）ようとしますが、自分に気合を入れるため、その場（ば）に服を残（のこ）して‥‥裸足（はだし）全裸（ぜんら）で、仲間たちの所（ところ）に向（む）かいます。

　すると、大（だい）宿泊（しゅくはく）室（しつ）では、仲間（男）たちが、汗（あせ）だく全裸で待（ま）ち構（かま）えています。

（男は、シャワー浴びないんだ‥‥？）

　初心者（しょしんしゃ）のライカが、疑問（ぎもん）に思いますが‥‥実（じつ）は、男たちも、全員（ぜんいん）が初心者です。

　やがて、満（まん）を持（じ）して、男たち全員（仲間たち１４名（めい））が、ライカを、代（か）わる‥‥代（が）わる‥‥ぎこちない有様（ありさま）で、抱擁（セックス）して行（ゆ）きます。

　ライカの方（ほう）は、凄（すさ）まじく恥じらいながら、生殖（セックス）を受（う）け容（い）れていました。

　時（とき）に、内（うち）、１１名（現場監督（かんとく）を含（ふく）む）は、童貞（どうてい）を、正式（せいしき）に卒業（そつぎょう）しました。残り３名も、意外（いがい）と‥‥初心者でした。もちろん、ライカも、恥ずかしさで、のたうち悶（もだ）えしながらも‥‥処女（しょじょ）を、正式に卒業していました。

　尚（なお）、この夜は、１４人（にん）２９発（はつ）（全（すべ）て生中（なまなか））で終わります。そして、初（はじ）めと取（と）りは、現場監督が務（つと）めていました。そのため、ライカ（２０才（さい））と現場監督（３２才）が、抱き合（あ）って眠（ねむ）ります。

　こうして、翌朝（よくあさ）‥‥ライカは、人生（じんせい）で初めて、男性（だんせい）の腕（うで）の中（なか）で目覚（めざ）めました。