第20話
「文月さん凄い泣いてたな」
「あー凄かったな」
「あんな美人振る男居るんだな」
「まあ顔が全てじゃないけどな」
「性格も良さそうだけどな」
「性格も顔も良いみんなが羨ましい彼女な」
「完璧すぎてダメ...?」
「そうだな、自分が情けなくなってくるのかも」
「あんな男の彼女がこんな美人?みたいな」
「二世タレントみたいな」
「ほーん。俺は親の七光り利用したいけどな」
「暇になると疑問を持ち始めるんだよ」
「疑問...」
「本当に俺はこれでいいのか...くっ」
「なんだ厨二病か」
「...まあそんな感じだ」
「贅沢な病だなー」
「1番贅沢なのはお前だよ」
「うち貧乏なのに?イケメンでも無いのに?」
「何も無いのが分かりやすくて幸せなんだよ」
「何も無いとは失礼だろ!少しは否定しろ」
帰り道が同じ
静かなグループの野田が
頭をパシパシ叩いてきたので
村人Aの黒縁メガネがズレた
「わぁーごめんって」
村人Aが逃げ出すと
野田は道に落ちていた謎の棒を振り上げて
笑いながら追いかけてきた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます