そして2人は出会う

 この回は僕(作者)の想像によって書かれたものであり、医学的根拠などは全くありません。


 フィクションとしてお楽しみください




 今、作者は外国にいて、日本と時間がずれているので投稿時間が変になってしまっているかもしれませんがご了承ください。


____________________


◆◆◆ (side:朱里)




 最近、体調を崩す日が今までと比べて増えてきている気がする。


 学校に行った時に雫から「顔色、すごく悪そうだけど大丈夫?」と言われて鏡を見に行った時の私の顔色の悪さと言ったら今まで見たこともないほどだったし…


 今日もちゃんと寝たはずなのに体が重い。


 頑張ってベットから起きあがろうとしているけれどフラフラしてしまってうまく起き上がれない。


 これは学校に行けなさそうだ。というかこんな状態で学校に行けるわけない。


 うう…辛すぎる…


 今日は休むと学校に伝えないといけないのに…


 起きている事すら億劫になってきたので私はベットにダイブして寝ようとした。


 その時だった。


 急に視界が暗闇に染まり、私は見たこともない部屋のような所に飛ばされた。




「ここはどこ?」


 私は状況が全く飲み込めず、声が出てしまった。


 さっきまで部屋のベットにいたはずなのにどうしてこんな場所にいるんだろう。


 ここは漫画でよくある良心と悪意が対立する場所に似ている気もする。


 だけどそんなものが現実にあるはずがない。あるはずがないんだ。


 でもここには私以外にも人がいる。多分男性だと思う。


 これは夢なの?現実なの?分からなくなってくる。


 彼は私に気づいていないみたいで独り言らしきことをブツブツと呟いている。


「うーん//&#//&_だから#&/_&で…」


 いる位置が少し遠いので何を言っているかはあまり聞き取れない。


 彼は一体誰なんだろう。


 そんな事を思っていると、彼はこっちに気がついたみたいで驚いたような顔をして言った。


「どうしてここに主人格が?」と。


 私は彼の言ったことの意味がわからず、聞き返そうとしたが彼は続け様に言う。


「一つ質問していいか?そこにいるのは松井朱里か?」とも。


 私が気圧されながら頭を縦に振ると彼はその場にへたり込んでしまった。「まじかあ…」と呟きながら。


 私は彼の言動の全てが理解できなかった。


 と、とりあえず色々聞かないと…


「えっと…あ、あなたは誰?そしてここはどこなの?」


「はあ、ここに来たからには全部話さないと駄目か…」


 そして彼は喋り出した。




 しかし私は彼の話を聞いても何一つ理解することはできなかった。


 だってここが私の頭の中で彼は私の中にいるもう一つの人格だなんて到底信じられないよ。


 私がさっきまでよりもっと混乱しているのが分かったのか彼は「とりあえずしっかり話し合おう」と言ってきた。


 彼の言っていることが本当だとしたら私は二重人格ということなんだろう。


 全然信じれないけど。


 とりあえず彼の話が本当だと仮定して私は彼と話し合うことにした。

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