ツンツンなあの子がデレデレになるまで

夜鴉黒

第1話 ツンツンなあの子と久しぶりの再会

「あっ、冬流!久しぶり!」

「おっ、健太じゃん、久しぶり」


親友の榊健太(さかき けんた)に挨拶され、俺、轟冬流(とどろき ふゆる)は挨拶を返す。


「いや~、高校とかマジで緊張するわ~、モテないように陰キャのフリしとくわ」

「陰キャのフリなんてしなくてもモテねぇよ、さて、俺のクラスは...っと」

「え、俺ってそんなに魅力ない!?てか話逸らすな!」

「うるさいな...あ、あった、俺2組」


クラス分けの紙に記してある自分の名前を指さし、言う


「え、2組?俺、冬流と一緒のクラスがいいな、冬流以外に知ってる奴いないし」

「いいね、他のクラスになってることを願うよ」

「本当は俺と居られて嬉しいくせに~、って、俺も2組だ!」

「げっ、まじかよ...」


そんな他愛の会話を交わしながら、俺達は教室へと向かった。


「さて俺の席は...と。あそこか?」

「お、俺達の席めっちゃ近いじゃん、やったぜ」

「あー、はいはい、ヨカッタネー」

「え、なんか棒読みじゃね?」


そんな事ないよ、と適当にごまかして席に座り、隣のクラスメートに挨拶をする。


「えっと...これから宜しく、俺は轟冬流、君の名前は?」

「轟...冬流!?」


少し大きめな声でそう言い俺の方を向く


「え...愛...?愛なのか...?」

「そうだけど、文句ある?」

「え、ないよ」

「あっそ」


いや待て、素っ気なさすぎないか!?

いやでも高校生だしな、こうなるのは必然...なのか?とは思うが素っ気なさすぎる...


「何、ジロジロ見て、きもいよ?」

「う...ごめん...」


確かに良くないことを考えていたな、うん。

はぁ...俺の高校生活、大丈夫かな...


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

初めての投稿です!

ものすごく緊張してますが頑張りました!

温かい目で見守ってください...orz

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