最強の俺達は伝説配信道を進む〜人気配信者の女の子助けたらバズりまくった件〜
ゆーれい
1章 バズったらしい
プロローグ
「はぁ、はぁ、はぁ…はぁ」
走る。呼吸が乱れている。息切れだろうか。それとも動機?分からない。分からない…自分の体のことなのに。酷く体が熱い。辺りはこんなにも冷えているのに。それでも走る。ただ目の前の現実から目を背けたくて。自分が選んだ未来を後悔したくなくて。
「僕は…………っ!」
瞬間、少年の体を何かが流れる。体が軽くなったことを嫌でも感じる。
ああ────なんで今更──
いつの間にか握っていたソレを追ってくるモノに振るう。…弱い。さっきまであんなに大きく見えていたのに。
「…はは───」
ーーーーーーーーーーーーー
ある雪の降る日、突如として世界中に現れた謎の【遺跡】
遺跡からは多くの醜悪な、生物とも言えるか怪しい【化け物】が溢れだした。辺りを埋め尽くしていた雪を赤く染め、たった1日で世界の3割が化け物によって殺されたと言われている。
世界は大混乱に陥り、絶望が広まっていく。
だが、そんな状況もすぐに解決の兆しを見せる。人間にとある変化が起こった。
ファンタジーお馴染みの魔力、魔法といった化け物に対抗出来る力を手に入れたのである。
人々はすぐにその力を使い、解析し、化け物…通称【魔物】と呼ばれる化け物を撃退した。
遺跡も【ダンジョン】と名付けられ、たった数年でダンジョンは経済体制に組み込まれた。ダンジョンはまだまだ研究段階で、人類が解析出来ているのはほんの数パーセントだと言われているのは置いておいて…
たとえ非日常でも日常になってしまえば人間とは飽きが来る。徐々に人々は刺激を求めるようになっていった。そんな中、配信アプリDtubeの海外有名配信者が一本の動画を投稿した。
「今日はダンジョンの中を配信して行きたいと思います。(翻訳)」
その動画が世界中でバズり、現在この世界ではダンジョン配信が流行となっている…
いや、ここまで流行っているともはや生活の一部と呼んでもいいのだろう。
魔物の素材は高く売れる、その収入によって食べている人もいる。世の中には魔物を物理的に食べたりする人もいるらしい。
─時は過ぎ、現在2034年12月。ダンジョンが現れて丁度10年目。スマホ撮影から技術も進み、今ではドローン撮影が基本だ。
何気無い日常、いつもと変わりない世界に、配信界も探索界も巻き込み、世界に激震を与える一つの旋風が巻き起ころうとしていた。
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この小説を見て下さった方!ありがとうございます!!ゆーれいと申します!
初めて書いた小説。色々拙いところがあると思います…いや!あります!これだけは断言させて貰いますよ…
それでも良かったら是非最後まで見て言って下さい(^^)
それではまた
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