第2話だから何?
僕をずーっと、小馬鹿にしている元同僚がいましてね。そいつ、係長になったと名刺を渡してくるわけですよ。
この前も、女の子のいる店に行き、2人で15万円だったと自慢するの。
僕はそこの会社で精神病になったけど。
そいつが僕と同じ、スッタの時は楽な車の昼間の仕事しかしないもんだから、僕は夜勤をした。もちろん、昼間も思いっ切り働いて。
夜は監督だから、頭に来ていたらからソイツにキツい仕事を頼んだ。
一回だけだったな、僕と同じ船に乗ったのは。
もちろん、停泊中の船。
で、今は係長だと。
ふざけんな!ろくに英語も喋られない5流のバカ大学卒なのに、大卒だと威張っていたし。
何かにつけて、僕を馬鹿にして笑うんだよな。
最後に会ったのは、7年前。もう、連絡先をブロックしたのだ。
名刺は、バラバラにちぎり捨てた。
人を踏み台にして、係長になったくせに!
僕は会社でイジメられた事を一生恨む。
一晩で15万円。
だから、何だ?
笑いたければ笑えば良いよ。僕は僕の生き方があるから、羨ましくも何ともない。強がりでは無い。アイツを絶対に認めない。
今、思い出せば要領の良いバカだったな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます