クトゥルフ神話 シナリオ 理想の世界(ユートピア)

アールケイ

探索者 メモ

 探索者はグラーキによって夢に誘われた存在だ。そのとき、グラーキによってこれまでの記憶の大半を取られ、改竄かいざんされている。しかし、それは探索者が望んだことにすぎない。


 探索者は小学生の頃はいじめられ、友人にお金を貸せば逃げられ、社会に出れば腫れ物扱い。挙句の果てには痴漢の冤罪すらふっかけられ捕まってしまう始末。救いを求め、宗教に入信するもずぶずぶとのめり込むだけで、救われない事実に気づいたときには借金とともに地獄ののような生活になっていた。

 しかし、それでも生きていればいいことがあると信じ、探索者は一生懸命に生きていた。それは大事なものがあったからであり、それは家族、恋人、趣味、それ以外のことだったのかもしれない。

 それでも、突然それは終わりを告げ、失われてしまう。唯一の希望であった大事なものすらないこの世界に絶望し、自殺を考えていたところグラーキは探索者を夢に誘った。その際、グラーキの気まぐれか、探索者の望みを叶えることに。

 探索者が苦しんでいる姿を見るのが楽しみであったニャルラトホテプはその夢にちょっかいを出すことに。

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