第23話 部屋割り

部屋割りは揉めることなく

すんなりと決まった。


車椅子の塚本は当然に1階。

1階の残りの2部屋には

死体のある2階は嫌だという

平原と菅野が入った。

そして2階に上がってすぐの部屋には六条が。

その隣に松平。

そして西岡と続き、

僕の部屋はその隣になった。


幽霊や呪いの類を信じているわけではないが、

死体のある部屋の隣というのは

さすがの僕でも

あまり気分のいいものではなかった。

それでも。

もしもの場合は

応接室かもしくは遊戯室で

一晩過ごせばいいかと楽観的に考えていた。


こうして部屋割りが決まると

六条はすぐに応接室を出ていった。


たしかに六条のように部屋に閉じ籠って

やり過ごせば安全だろう。

しかし、そんなに単純な話なのだろうか。

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