【フリ-台本】

桃園緤

貴女らしいけどほどほどに

貴女・・・なにか背負い込んでませんか?



「なんでわかるの?」って

それは・・・貴女のことだからですね


いつも自分より他人を優先してません?


それぐらい短い付き合いの僕にすらわかりますよ



それが貴女らしいといえば貴女らしいですが・・・

自分のキャパシティー考えて動かないとだめですよ?


人間抱えられるキャパシティーは限られているんですから




まあそんな貴女・・・だからほっとけないんですけど(小声)




いえ、僕は貴女を思って言ってるんですからね?


わかってますか?



しつこいようですが

身体と心は大切にしてくださいね


な、泣かないでくださいよ



・・・・・・はあ

そんな調子にならないでくださいよ

僕も調子が狂うんですが・・・



ひとまずその涙を拭いたらどうです?




・・・まったく

そんなになるなら僕の言ったことわかりますよね?


自分を大切にしてくださいね




えっと

・・・今度一緒にカフェでもいきませんか?



なんですか?その顔

息抜きの提案ですよ

泣くほど背負ってたみたいですし

どうです?


・・・いい子ですね

おいしいところを探しておきます



やっと笑顔をみせてくれましたね

安心しました


「ありがとう」?

別に友を思って言ったことなので


・・・恥ずかしくなってきたので

僕はそろそろいきますが

大丈夫です?


・・・ええ、息抜きはちゃんとかなえますよ

近いうちに連絡します

それでは

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

【フリ-台本】 桃園緤 @setu2024

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ