オーバードーズ

HARU@ABEND

序章

聞いてくれるかな。

これは、俺が高校生の夏に、人生がひっくり返ったお話だ。

といっても、部活でいいところまで勝ち進んだとか、

全国模試でトップクラスに入ったとか、そんな高校生らしい話じゃあない。


青臭くて、破廉恥で、どうしようもなく子供で、アンコントローラブルな自分と誰かの存在に、身も心も翻弄された。そんな物語。


きっと、聞いても詰まらないよ。

それでも聞いてくれるというなら、どうぞ読んでいって。

俺は自分の為に、これを書き残しておこうと思う。

いつか忘れてしまうかもしれない、この気持ちを。今の俺のままで、薄れてしまう前に、表現しておきたいんだ。

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