ロゥファとワンコのゆるゆるダンジョン配信記。-どこにでもいるJKが日本の命運を背負うようです-
かなたろー
第1話 女子高生、休日にダンジョン探索をする。
「ねえねえ、ワンコー、明日ダンジョンいかない?」
ある日の放課後、親友の
「いいけど、
「へーきへーき、そんなもの鉛筆で作ったサイコロ転がしときゃなんとかなるっしょ」
「それはアンタだけ。ホント、運の無駄遣いなんだから」
テストの答案もそうだし、商店街のくじ引きで、一等とをゲットするのをなんども見てきた。実家は、神楽坂の近くにある恋愛成就で有名な神社なんだけれど、御利益なんだとしたら、ずいぶんと罰当たりな使い方だ。
「じゃあ決まり!
「9時半? 開園まで30分あるじゃない」
「ちょっとした準備があるのよ。明日のお楽しみってことで!!」
「……まー……いーけどさ」
「そんじゃ決まり! 遅れないでよ!! アタシは準備があるから、じゃね!!」
準備ってなんだろ? 悪い予感しかしないけど……。
ま、いいや、わたしも帰ろう。
神のご加護なんて持ち合わせていないわたしは、参考書を読みながらバスに揺られて家路につく。
わたしの名前は
せっかくだ、明日は
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