3 植物人間の時代 (8)

 進化した植物生命体の脳は、幸福に満ち足り、愛にあふれていました。でも彼らは幸福の意味を知りません。愛は自己愛のみです。ただただ、平穏な静けさに満ち溢れた心です。言葉にできないそして自覚できない幸福感がそこにはありました。

 彼らの会話は続きます。耳(脳?)を澄ますと少しだけ聞こえてきました。気のせいかもしれませんが。

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