2 無性・無産・不死人間の時代(17)

 それにしても今はっきり分かってしまったことがあります。うすうす気づいていたとは言え、恐ろしいことにそして悲しいことに、やはり人間は人殺しが、そして戦争が純粋に(?)好きだったのです。経済格差も死の恐怖もない今となっては、それ以外に答えが見つかりません。残念なことでしたが、現実でした。

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