2 無性・無産・不死人間の時代(6)
それでも当初は罪を犯すものは居ました。特に、見つかりにくいそして感染の心配のない安全な性行為である、両性人間たちの真・自慰行為は後を絶ちませんでしたから、感染は無いにしても、形態異常児の誕生は続きました。幸い老年医学の進歩により、感染を免れた人間の寿命の飛躍的な伸びはつづいていました。そしてそれまでの真・フリーセックス時代の超ベビーブームの余韻が重なって、まだ人口増加が続いていたのでした。エイズによって人口減少が実際に始まることが予想される時までは少し余裕がありました。
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