1 両性人間の時代(9)
とにかく、〝産めよ、増やせよ〟の時代が続いています。昭和時代の戦後のベビーブームなど比較になりません。そして何より、性交渉が本当にフリーです。何時でも誰とでも。そしてすべての子供は国が育ててくれますから安心して子供が産めます。産みっぱなしという批判も一部にはありましたが、遠い昔のことです。避妊を考える人は誰も居ません。昔時々報道された、誰からも隠れて、たったひとりで出産して死体遺棄で逮捕されるような悲しく恐ろしいことも起こりません。すべての子供は、たとえ母親が望まなくても、『国の宝』です。妊娠中絶は不要ですし、それどころか今では、妊娠中絶は明確な殺人罪としてようやく法制化されています。昭和のフリーセックスのフリーは自由という意味だったと思いますが、今の時代のフリーは自由はもちろん、無料のフリーでもあります。性交渉が格段に気楽になりました。今では日常の必須行動の一こまです。人間の基本的欲求の一つにすぎません。食事のように。
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