第25話 ニヒロ機構(侵入編)

 ニヒロ機構へ行く前に、ちょっと下準備を。


 邪教の館で魔獣オルトロスを作ろうと思って、

 魔獣バイブ・カハ、天使パワー、天使プリンシパリティを仲魔にしたが、

 急遽方針転換。

 火炎担当は妖魔ディースがいるので止めた。

 氷結担当の龍王ミズチを作る。


〇聖獣スザクLV36=天使プリンシパリティLV28×魔獣バイブ・カハLV23


〇妖精トロールLV38=聖獣スザクLV36×天使パワーLV33


〇龍王ミズチLV35=妖精トロールLV38×夜魔フォーモリアLV18

        ×イケニエ聖獣ユニコーンLV23


 妖精トロールと夜魔フォーモリアの合体風景は、似た者同士の体型で

 2体が仲良く手で腹をボリボリしながら合体される様は、ユーモアだ。


 続いてギンザじゅえりーRAGへ。

 ダイアモンドをグレイトチャクラに交換(これしか使い道が無い)。

 あとは御霊ニギミタマと交換。


〇御霊ニギミタマLV31=ヒスイ2個×アメジスト2個

 スキルに火炎無効と電撃無効が付いたタイプ。


 そして再び邪教の館へ。


☆龍王ミズチLV35=龍王ミズチLV35×御霊ニギミタマLV31

 スキル:ブフーラ/マハブフーラ/マカカジャ/ラクカジャ

    /洗脳/反撃/煌天の会心/火炎無効


 火炎が弱点だったので火炎無効を付けた。

 これで堕天使ベリスに対抗できる。

 ついでに天使パワーから洗脳を継承、仲魔集めも兼務してもらう。

 続いて電撃担当を作る。


〇龍王ナーガLV29=天使パワーLV33×夜魔フォーモリアLV18

        ×イケニエ鬼神タケミナカタLV18


☆龍王ナーガLV29=龍王ナーガLV29×御霊ニギミタマ

 スキル:吸収攻撃/タルカジャ/物々交換/ラクンダ

    /マハジオ/ジオンガ/煌天の会心/火炎無効


 御霊ニギミタマは悪魔全書より購入。

 龍王2体目になってしまったが、電撃担当ならナーガが妥当だろう。


 では、ニヒロ機構へ向かう。

 ギンザでは、4人いた堕天使エリゴールの姿が無い。

 出現する悪魔も、ギンザとイケブクロの悪魔が混成した感じになっていた。

 2Dフィールドに出てみるが特に変化は無い。

 ニヒロ機構エントランスの近くにいた思念体に声をかける。


思念体

「マントラの軍勢が、ニヒロ機構に攻め込んだ。

 ニヒロはこれで終わりか?」


 ニヒロ機構に入ってみると、妖鬼オニが2体いた。

 破壊した跡なのだろう、瓦礫がところどころにある。


悪魔(妖鬼オニ)右

「ガハハハハ…何が静寂な世界だ!

 何が創世だ!

 ニヒロ機構など、あっけなく崩壊したぞ!

 ぐはははは!」


悪魔(妖鬼オニ)左

「ニヒロ機構の中枢部なら、ブッ叩いてやったぞ!

 もうニヒロは終わり。マントラの勝利だ!」


 敵悪魔が出る気配は無い。

 エレベーターでB1Fに降りてみる。

 そこには妖鬼ヨモツイクサがいた。


悪魔(妖鬼ヨモツイクサ)

「…クソッ!

 人間の総司令も、巫女も見当たらねえよう。

 …まあいい。お宝は全部頂いたからよう。」


 近くにあった宝箱と、部屋にあった宝箱の中身は空だった。

 確かに頂いているらしい。

 他の部屋には妖獣ヌエ。


悪魔(妖獣ヌエ)

「おお…オマエ、裁判に勝ったヤツだな。

 やっぱり来たか? 来たのか?

 でも、一足遅かったな。

 襲撃だったら、呆気なく終わったぞ。グハグハグハ!」


 これ以上は何も無いのでB2Fへ。

 すぐ傍に妖鬼オニ。


悪魔(妖鬼オニ)

「この先の丸いヤツがニヒロ機構本部の心臓、中枢部…

 …のはずだが、随分と呆気ねえモンだな…

 4つのキーラってのが中枢部のロック解除に必要って情報も、

 ガセネタだったか?

 …まあ、ニヒロのヤツラは、マントラに恐れをなして逃げ出した、

 ってのがオチだろう。」


 唯一あった部屋には何も無く、扉を開けた先の通路はグルグル回っていて

 不安定で進めない…

 その傍には妖鬼ヨモツイクサ。


悪魔(妖鬼ヨモツイクサ)

「あら?

 扉の先から音が聞こえるぞ?

 …まあ襲撃は成功したんだ、気にすることはない。」


 中枢部の扉に向かうと、部屋の中から物音が聞こえる。

 隼人は中に入った。

 するとそこにはヒジリがいた。

 驚いた様子で振り向く。


ヒジリ

「…なんだよ、おまえか。

 脅かすなよ。待ち伏せされたのかと思ったぜ。」


 隼人はゆっくりと中心に近付く。


ヒジリ

「…なんとか無事らしいな。

 この前は、済まなかった。事故らせちまって…

 だが結果的には、幸運だった。

 まさか、こんなにドデカい拠点があるとは…

 成功してたら、たった1人でここへ放り込んじまう所だった。

 …だいたいの事情は把握してる。

 マントラ軍…いい時に襲撃してくれたもんだ。

 おかげで俺も目立たずに来られた。

 …

 なあ、まさかとは思うが…

 お前がマントラ軍に付いたって話は本当か?」


隼人

「違う。」


ヒジリ

「そうか、やはりただの噂か…

 お前が力に目覚めたのなら、そんなことがあるかもしれんとは思いはした

 んだがな…」


 ヒジリがどこかホッとしたように隼人に近付く。


ヒジリ

「この部屋は、全体がマガツヒを集める装置なんだ。

 外から見える大穴の正体はこいつさ。

 もっとも襲撃で壊されちまって、今はもう死んでる。

 だが現に、さっきまでここは大量のマガツヒで満ちてたんだ。

 マントラ軍は、寄ってたかってここを叩いた。

 無理もねえ…

 傍目にゃ、どっからどう見てもここがニヒロの中枢だ。

 連中、今しがた意気揚々と帰ってったぜ…

 …氷川にハメられたとも知らずにな。

 アマラ経絡を通ってきたせいで何とか見抜けた。

 …マガツヒの流れが妙だ。

 実に巧みに似せてあるが…恐らくここは、中枢じゃない。

 この建物のどこかに、本当の中枢部があるはずだ。

 …氷川の奴も、きっとそこにいる。」


 中枢部の縦に連なったドラム缶が、壊れそうな音を立てた。


ヒジリ

「チッ…そろそろヤバイか…

 マントラ軍の騒ぎが静まりつつある。

 ここから先は、いっそう危険になるだろう。

 氷川のツラは拝んでやりたいが…俺じゃ、命がいくつあっても足りん。

 ここらで引き返すしかなさそうだ。

 途中、先に進めない通路があったろ?

 回転して侵入させないようにしてたやつだ。

 そいつのロックを、さっき解除した。もう先へ進めるはずだ。

 俺に出来るのは、これくらいだからな。

 …氷川とどう向かい合うかは、お前に任せる。

 ここまで来たんだ。悔いだけは残すなよ。

 …じゃあな。」


 扉を開けると、通路は安定している。

 その先にあったのはエレベーター。

 B10Fへ降りた。

 その先の扉を開けて中に入ると、広いフロアに悪魔が2体いるのが見える。


コッパテング

「…マントラ軍のアホども、まんまとダマされやがった。

 中枢部がニセモノとも知らずに、襲撃した気になるんだからな。」


インキュバス

「力、力って、知恵が足りなくていけないねえ。」


 コッパテングが隼人に気付き、振り向く。


コッパテング

「…ん?

 誰だオマエ。」


 インキュバスも遅れて振り向いた。


インキュバス

「へえ…

 どこの悪魔か知らないけど、脳ミソ働くヤツもいるんだねえ。

 どうせ、氷川総司令の首をとって、ハクをつけようって三下だろうよ。」


コッパテング

「ちょうどいい…

 マントラどもが余りに不甲斐無く、退屈を持て余していたところ。

 せっかくのお客だ、丁重にあの世へご案内差し上げよう。」


インキュバス

「死ねえええええ!」


 突如、妖魔コッパテング、夜魔インキュバスの2体と戦闘。


 妖魔コッパテングが龍王ミズチに攻撃、

 龍王ミズチ、すぐ反撃、

 夜魔インキュバスが龍王ミズチに攻撃、

 龍王ミズチは躱した。


 隼人、放電、

 妖魔コッパテング死亡。

 女神サラスヴァティ、煌天の会心、

 夜魔インキュバス死亡。


 以上。

 メノウと宝玉を頂いた。

 そして、黄のキーラを手に入れた。


 中央に4つの台座があり、それぞれ、黄、赤、緑、白の光を放っている。

 隼人は黄色の光を放っている台座を調べ、黄のキーラを使った。

 すると黄色い光は無くなった。

 オニが言ってた4つのキーラが必要とは、これの事だろう。

 近くにあったターミナルでセーブし、残り3つのキーラを探しに行く。

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