第19話 乙女ゲームだよね⁈ 3

「いやー冬も良かったね!コミケのストーリーなかったのは残念だけど……」


:あるわけないだろ!

:乙女ゲームにコミケ出てきたらビビるわ ¥500

:俺のデート場所がコミケだったわ楽しかったけど ¥1000

:楽しかったならいいだろ!


「私も本当にあったらだなんて思ってませんから!それよりほら春ですよ春!ついに卒業!長かったですなあ‼︎」


:慌てすぎだぞあかっちゃん ¥170

:あかっちゃんって誰やねん

:こうしてまた新たなあだ名が生まれたのだった…… ¥1700

:百合女に続いて、か

:今なら百合くんの女という今にも取れてしまう

:春がきたことによりテンション爆上げなあかちゃんにも反応したれ 

宮野ハナ:おめでとうあかちゃん


「私が信じられるのはハナさんだけさ。さて、卒業イベントがきたぞ!わっくわっくですな‼︎まさか私が乙女ゲームでドキドキする日がくると思ってなかったのだ!」


:へけっ!ってか? 

:おまっ、それは言ってはダメだ! ¥500

:なにかがきてしまうぞ!

:ドキドキしてるあかちゃん……ギャップ萌えか?

:ちょっと可愛いやんけ 


 桜の木の下にいる主人公の元に百合くんがやって来る。これはもう典型的な告白イベントの前だろう。

 正直卒業の時に咲いている桜とかあまり見ないのだけれど、なぜかゲームとか漫画とかだと咲いているから不思議なものだよねえ。

 乙女ゲームとか本当に久しぶりというか、初めてだったと思うからちゃんと進められるから不安だったんだけど最後までできて良かったなあ。エンディングもみんなで見て終わりにしよう!


「さあ、エンディングですよ!」


『僕と一緒に好きなものを語り合ったり、出先で女性二人を眺めたりするのをこれからもしてほしい。ダメだろうか?』

『いいですよ!』


〜ハッピーエンド〜


「や、やりましたよ!ふぅー!ハッピーエンドじゃ!これぞ乙女の底力ですよ‼︎」


:百合くんの発言アウトじゃね?

:なんでいいですよって返せるん?

:最後の最後まで百合くんの発言が危うかったルート

:この男が格段ヤバいだけなのかがただ気になってしまった…… ¥250

:くっ、ゲームやりたくなった! 


「おっ、私の配信を見てやりたくなってくれたなら嬉しいです!私も百合くん以外の人気になりますしまたやりますかね!次は向日葵くんかな〜」


宮野ハナ:あかちゃんも気に入ってくれて良かったわ。またするの楽しみにしてるわね

:ハナさんも最後まで配信にいたよな

:お疲れ様ですハナさん! 

:ハナさんの配信にもまたいくぜ!

:あかちゃんのテンションに疲れたらハナさんに癒されにいくか 

:あかちゃんだって普段はやみちゃんだから大丈夫だろ ¥1000


「ハナさんありがとうございます!私も普段は落ち着いてますからね?よしっ、次の配信はまったりチョコ返してくかな〜じゃあまた、闇の中で」



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