第6話 幼女系成人女性の事情
お待たせしました!!今日から更新していきたいと思います。前回から待たせてしまって申し訳ないm(_ _)m
それから、更新なのですが今週これ合わせて2本となります。2本目は金曜に投稿となりますので、ご了承ください。
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前回のあらすじ:
主人公テスタこと美波は魔法少女協会へと登録する為に、ペンちゃんと一緒に向かっていた。
そこで着いた時にステラこと時藤星と出会い、何故か気に入られて、そのステラが案内する場所が、その協会会長にしてステラこと星の母親の麻里さんの所へ連行される。
そこで出会ったのは、母親とは思えないほどの美貌の持つ主で星ちゃんの母親の麻里さんとの出会いそして、そのステラとしてのサポート役の精霊スターと出会う。
そんな出会ったスターから言われたことはペンちゃんの隠された過去の事で何十年に渡るその悲劇の数々を私は話されて戸惑いや悲しみそういった当事者ではないが、胸に来るものを感じないという感情は持てた。
そしてその流れで私の事を説明せざるおえなくなった状況で、私という隠された秘密を打ち明けるのだった。
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「私はペンちゃんの契約者で星屑美波、何故かペンちゃんが言うには魂が13歳のそれと言われた成人女性(26)の社会人です。」
私はありのままの事をこの場にいる人に告げる。そうすると最初に反応したのは
『そんなマジかよ。その見た目とその魂で26歳の年齢なのか?俺たちが契約できるのは確かに13〜18の年齢の筈……いや待て!!お前さんなんで魂が二つあるんだ!?』
そう言われて、私は「え?」と情けない声を上げる。それは私にとって信じられないと思えるもので唖然としていた。それを聞いた会長は驚きの声を上げる。
「それじゃあ、この子美波ちゃんがはもしかして二つ権能を持っているってこと!?」
『ああ、俺も信じられないものを見ている。確かに其奴に気を取られていて覗き込むことが出来なかったが、確かに封印されているように何かが美波殿の中にある。』
「それじゃあ、ペンちゃんに説明された時に権能が二つあるのを言われたから間違いではないんですね。まぁでもあるのは分かっても思っても使えなかったので半ば諦めていましたが、いずれは使えると言うことですよね。」
そう私は、言って平然を装う。私に魂が2つもある……それは幼い頃からの衝動もなにかあるのかもしれないなんて私は思った。それにこの見た目で成長が止まったのも13の時だからそれと重なっているのかも知れない。
そう思ったが、現状はまだ謎に包まれていて皆目見当もつかないのは言うまでもないだろう。だけど目の前にいる会長とその娘であるステラこと星ちゃんは少し驚いたような顔で見てくる。そして
「もしかして、知ってたの?魂が2つあるって言うことに」
切り出したのは私を抱きしめる星ちゃんがそう告げた。
「うーん何となくといいますか。私がこの見た目になったのは13の時で成長が止まってしまったということが原因に近いのかもと思っただけで魂が2つあると言うことは今知りました。けど」
私は一区切りしてまた話す。
「だけど、最初に変身を遂げた時にペンちゃんが『君は権能が2つあるひとつは使えるけど、もう一つはまだ使えない』と言われてたので魔法少女は権能を2つ抱えることが出来るんだと思っていたので気にしてませんでした。」
私はそう言うと、
『……美波殿は、恐らくだがその頃から魔法少女としての資格があったのかもしれん、だがそれだと他の精霊達が感知できないとは思えない。』
『―――それについては僕が話すよ。』
そう言って今まで黙っていたペンちゃんがそう名乗りを上げた。
「ほんとに?大丈夫ペンちゃん?」
『ありがと美波、これについては僕がそういった類を熟知してるから説明はそう難しくないよ。それにあの時の僕はただ能動的に力を貸し与えていたからあんな結果になってしまったんだから説明するのは当然だ。』
そう言って、ペンちゃんは表情を変えないまま話し始める。
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ペンちゃん語った。今の私の現状と昔に契約していたムーンこと乃愛さんの事を、ペンちゃんは淡々とありのままの言葉で告げた。
のらりくらりとさ迷う中で彼女と出会い、生きる希望を見つけたと存在理由をペンちゃん自身が彼女に見出して、彼女の願いを叶えるようにそう私と同じく彼女が沈んだ時に話しかけて契約をした。そういう私は、酔いの勢いでというのもある
そして、その彼女である乃愛の願いは誰かが失わないように世界に笑顔が満ちるように、だったそうだ。それの問にペンちゃん疑問もその意図も分からなかったとそうの出た。それは今も――という訳では無いが理解するような傾向はあるが分からないと言った答えだ。
何だか周りにいる人達は、やるせない顔をしているけど私は悲しいとしか思えない。当事者じゃなかったらこんな感想なのは分かるが、そう言ったことからは、逸らしているからだろうからか?
そして、それを続けて行くにつれて彼女乃愛は蓄積した敵の魔力によって一種の暴走状態になり、あの悲劇を生んでしまったと言う。
そして、スターが語ったように幽閉されてペンちゃんなりに答えを何十年と考えて、ある程度の結論に至った時に、私にその乃愛さんと似た気配を精霊界から感じてパスのような物で私を特定したという。
つまりそれは、なにかの血縁関係かもしくは私に魂が2つあるという魂が、生前の乃愛さんの魂かもしれないということ、そしてそれは何故か今日突然封印が解けて場所を特定出来たという。恐らくだけどとペンちゃんその願いのせいで魂が彷徨っていたのかもと言われた。
「じゃあもしかすると私の他に封印された状態の乃愛さんが私の中に居るってこと?」
『それがなんとも言えないんだ。魂と言うよりも残留思念もしくは欠片と言ったもののように感じるから、でも僕パスを繋げられる存在は契約したのは乃愛と美波だけだから、あながち間違ってないのかもしれない。』
「それじゃあ、彼女に乃愛ちゃんが力を貸して魔力がとんでもない事になっているという事なのね?」
そう言って、声は何処か冷静ではいるが昂る衝動を抑えて私を見つめる。だが現状その原因も取り除く方法も、手立ては皆無に等しい。
そう思っていたら星ちゃんが何かを閃いたように輝かんばかりの笑顔で声を上げる。
「じゃあさ!美波さん。私たちが住むマンジョンに引っ越してきなよ。そしたらサポートもし易いし、協会でのペアを決めるのにも打ってつけだよ!!」
「それはいいわね。一先ずはあなたが働いているであろう会社とかは私が抑えといてあげるから、そうしなさい。全力でサポートするから」
『俺も微力ながら手伝うぞ!!其奴も更生しないと行けないとだしな。』
そう言って、もう決定事項のように問われる。
それを聞いて戸惑う私は流れるように、その話が進んでいくのだった。
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