第26.5話 不器用な幼馴染たちのお話。

すみません。先こっち書いちゃいます。次こそはやりますんで、どうか、どうかお慈悲を…………。





ってことで、本編です。始業式前日くらいのお話。


駆side




「あ、メールきた。」

「へぇ。」

どんなメール??ってか、誰から??


「付き合ったって。」

「まじでか。」

だれと??

「うん、まじだね。因みにメールが来たのは桃花だね。終業式の放課後に。」


へぇー。あの二人付き合ったのか。遅いって。メールすんの。ん?メール来てなくね??あれ??おれ、友達だよね??隼人よ。



「因みに楓とも付き合ったらしいよ。」

「えぇ??」

どうやって??



「あれ??知らないの??最近、重婚許可法が出たらしいよ。」

「ほへー。だからか。」


って、重婚許可法??つまりは、ハーレムおっけーってことか。なるほどね。羨ましいな。大変そうだけど。

だから???



「それで、なんだよ。つまりは何が言いたいんだ??」

「いや、別に。」

なんなんだよ。わからんなぁ。


「あ、もしかして狙われるとか??」

「はぁ、ようやく分かったのね。」


いや、『ようやく』って!!たかが5分程度だろ!?

「分からんだろ!?これは!!」

「分かってよ。幼馴染なんだから。」

「わかるわけないだろぉ!?」



まじでこれはわからんって。わかるのか??みんな。わかってたのか??………そうか、知ってたか。ふざけんな。



「んで、何しろと??」

「付き合って??」

「むり。」

「は??犯すぞ??」

「犯罪者〜。」

「ごめんさい。ゆるしてください。なんでもします。」

「なんでも??」

「なんでも。」

え、えっちいいの??


「あんたも十分変態だよ。駆。」

「説得力ないね。」

「しね。」

「だまれ。犯罪者。」

「犯すぞ、被害者。」



「まじで勘弁して。目が据わってるって。」

「だめ??」

「だめだろ。普通に。」

「じゃぁ付き合おう。」

「だから、無理だって。」

「エッチできるよ??」

「むり。」

「…………………………………………犯すよ??」

「それしかないのかよ。」

「ない。あたしに語彙力を求めてはいけない。」

「あぁ、そうだったな。お前は頭と胸が………………………」


ズドガーン!!!

「いった。」

死にかけるだろ。何すんねん。



「胸??お前は、何を言ってるのか分かってるんたまろうな??死にたいんだろう??あ?殺してやろうか??ん?」

「すんません。許してください。」

殺気やばすぎ。死んじゃうって。


「許さない。……………………許せない!!!!!!」

「おい、それは芸能人のだからだめだろ。」

あれだね。ド◯キリ◯Pの菊◯◯磨だろ??

それはやばいって。殺されるよ。いくら、殺気が強いからって。


「ぱ、パブリックなんとか??」

「うん、まあそれでいいや。」

諦めた。こいつは馬鹿だ。俺も馬鹿だが。馬鹿だから、わからん。これの答えはなに??


「んで、付き合って??」

「だから………なんでだよ。」

「あたしってさ、結構告白されるんだよね。」

「そうだな。」

それは知ってる。俺もよくされてる。教えないけど。


「だからさ、付き合ってほしい。男避けとして。でも、本気で。あたしは…………昔から駆のことが大好きだから。じゃなきゃアレはしてないよ。」

知ってる。そんな感じはしてる。わかってるよ。うん。でも………………………

「なんでだ??ずっと変わってないのはわかった。でも、俺じゃなくっていいだr……………」

「なんで、そんな事言うのかなぁ。たしかに、たしかにあたしはイケナイのことをしたよ。でも、駆がいい。駆じゃなきゃ付き合えない。あたしは、重いから。」


知ってるよ。それも。ずっとくっついてくる。妹のような感じ。でも、学校では姉みたいな感じ。矛盾してる。

「だから、お願い。私を嫌っててもいい。都合の良い女でもいい。ただ―――――――あたしをそばにおいてください。お願いします。」

わ、きれいな土下座。なんでそんなんすんだよ。



「なぁ、ちょっと思い出してほしいんだが。」

「なに。」

俺は……………抗ったか??」

「え??」





香澄side


俺は……………抗ったか??」

「え??」

え??抗った??どっちだっけ。犯すのに夢中で覚えてない。けど、外せたよね。私と駆との力の差で。たしかに、逃げれたよね。


「ううん。逃げなかった……ね。」

「だろ。あの時から気持ちは決まってた。ただ………ちゃんと付き合ってからが良かった。それだけだ。違いなのは。」

「じゃぁ、いいの??」

「俺がさ、お前のこといつから嫌いだって言ったよ??」

「言って、ないね。」

あぁ、たしかに言ってない。そう、言ってなかった。ああああああああ!!!すれ違ってたんだ!!ほんとに、なんて馬鹿なことを。馬鹿だなぁ。あたし。でも、付き合えるのかなぁ。



「俺から言わせてもらう。改めて、………………改めてだけど、末永くよろしくお願いします。」

あ、…………………これほど嬉しいことはない。あああ、本当にごめん。それと、ありがとう。告白してくれて。愛情表現が下手でごめんね不器用でごめんね


「うん。よろしく!!」




駆side


「俺から言わせてもらう。改めて、………………改めてだけど、末永くよろしくお願いします。」


怖い。受けてくれるのかなぁ。あ、これが告白する立場か。なぁなぁで済ませてたけど、怖い。本当にごめん。真摯に向き合ってこないで。今までの告白してきた女子たちよ。



「うん。よろしく!!」




きれいな泣き顔。あぁ、泣きながら笑顔って、どっちかにしろよ。俺も泣いてきたじゃん。ほんと、馬鹿だなぁ。しっかり伝えておけば良かった。こうしておけば、俺が犯されることもなかったのかもしれない。でも、まぁ、いっか。ありがとう、香澄。告白を受けてくれて。それと、ちゃんと気持ちを伝えないでごめん不器用でごめん





え??このあと??余裕で犯されました。気持ちよかった。楽しかった。犯されたから、激しくしました。香澄さんは喘ぎまくってました。かわいかったね。







はい、エッチ要素なんてどこにもないお話でした。性描写はないので。

え??ほしい??頑張れ。想像しな。おれは無理。



あ、星、フォロー、ハート、コメントくれると嬉しいです。ワクワクです。ドキドキです。



他作品はよろしくお願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る