第17話「目標」
20XX年4月17日19時00分。関内駅。
僕は結構早くに仕事を終わらして関内駅についていた。
少し緊張をしている自分がいた。
「待たせたな。水鶏。」
「豹洞さん。お久しぶりです。」
「あぁ、元気そうで何よりだ。」
「はい。」
「・・・。そしたら、どこ行く。俺のおすすめでよければ近くにあるが。」
「じゃあ、そこに行きましょう。」
豹洞さんのおすすめである店『ガーディアン』に向かった。
僕はカルボナーラを注文した。
20XX年4月17日19時31分。ガーディアン。
「さて、俺と話したいといったが何を話してほしい。」
「そうですね・・・。答えられる範囲でいいのですが・・・。」
「なんでもしてきていい。」
「はい、豹洞さんは目標としてるものはありますか?」
「目標?」
「はい、豹洞さんのような人が突然組織を離れるなんて・・・。」
「突然・・・。か。」
「僕らから見たらの話です。」
「確かにそう映るかもしれないな。」
「はい、、、すいませんいきなり。」
「あぁまあいいさ。そうだな、やりたいことがあのペースではまずかったからというものではある。」
「だから軌道修正するってことですか??」
「あぁ。」
「でも、あの形で行うのは・・・。」
「まぁ確かに水鶏の言いたいこともわからんでもないが。」
「あれから、組織で頑張ろうってなったんですが、昨日今日で結構また起こってしまって、今西元さんも離れています。」
「ほう。」
「2週間とはなってますが、内容的に・・・。」
「皆まで言わんほうがいいぞ。」
「そうですね・・・。」
それから僕らは結構な時間話し合いをして解散することとした。
「豹洞さん、今日はこんな時間まで話を聞いていただきありがとうございました。」
「あぁ、私も久しぶりに水鶏と話せてよかったさ。」
「また、ご飯行くことはできますか??」
「あぁ、明後日以降結構忙しくなる予定だが5月以降なら大丈夫だろう。」
「わかりました。僕も頑張ってみます。」
「あぁ、それではな。」
「ありがとうございました。」
とてもすっきりした。やはり豹洞さんはすごいなと感じた。
20XX年4月17日21時50分。???。
「あら、豹洞。お酒飲んだの??」
「あぁ、まぁな。」
「珍しい。」
「そういえば、昨日の話だが・・・。」
20XX年4月18日7時14分。山原家。
「おはよう~~~~。お兄ちゃん。」
「おはよ。」
「今日も頑張ってね。」
「うん、ありがとう。」
「なんかいいことでもあった???」
「なんで??」
「なんかお兄ちゃん、明るいから。」
「ほんとに文はすごいな。」
「えへへ。」
「そうしたら仕事行ってくるよ。」
「あぁそうだ、お兄ちゃん。」
「うん???」
「また今日、あの二人泊りに来たいらしいんだけど呼んでいい??」
「うん、いいよ。そうしたらまた早めに帰れるように頑張るよ。」
「うん。いってらっしゃい。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます