第9話「親友」
20XX年4月14日18時41分。自宅最寄り駅前。
「まぁ、お弁当も買ってきたし。このまま帰ってもいいけど、一応コンビニでなんか買ってくるか。」
コンビニで、ジュースとかお菓子を買って帰ることにした。
20XX年4月14日18時49分。自宅。
「もうちょっとでお兄ちゃんが帰ってくる~~~!!!!」
「はいはい、よかったね。まぁ、私も久々に会えるから楽しみだけど。」
「あんたはほぼ毎日会ってるでしょう・・・。」
「でも、あなたたちは約2年ぶりでしょ??」
「そうね。受験の時だからね。」
「だから、仕事帰りの水鶏君に会うのは初めだな。」
「そうなんだよ~~~。仕事から帰ってきたお兄ちゃんほどかっこいいものはないんだよ~~~。早く帰ってこないかなぁ~~~」
「「はいはい。」」
20XX年4月14日18時52分。自宅。
ガチャ(扉を開ける音)
「ただいまぁ~~。」
「「「おかえりぃ~~~~~~!!!!」」」
「おう~~~ただいまぁ、文。久しぶり~~~理子ちゃん。英未ちゃん。」
この二人が、文の友達の国頭理子(くにがみりこ)と金武英未(かねたけえいみ)である。文が中学生になったときにできた友達でよく遊びに来ていて、高校受験でも三人に勉強を教えていた。僕が就職してからはあまり合わなくなった。
今日は泊るということで久々に会った。
「ねね、水鶏君。制服可愛い??似合う?」
「うん、とても似合ってるよ。みんなかわいいよ。」
「いやぁぁ~~。うれしい~~。口説かれちゃった・・・。」
「え・・・?お兄ちゃん????」
「いや、口説いたわけじゃないよ??」
まぁ、こんな話の流れをずっと前からやってる。日常茶飯事だ。
20XX年4月14日19時49分。自宅。
「お風呂あがったよ~~。お兄ちゃんどうぞ~~~」
「はいよ~~~。」
「水鶏君。今日だけ一緒に入ってあげてもいいよ~~!!!」
「ずるい!私も入る!!」
「だめだよ!!お兄ちゃんと入るのは私だよ!!???」
「みんなもう入ったでしょ。それに、だれとも入らないよ。」
「「「え???」」」
20XX年4月14日20時57分。自宅。
「みんなは明日休みだっけ??」
「そうなのぉ~明日三人で鎌倉行くんだぁ~~~」
「水鶏君は明日はどこか行かれるんですか??」
「ううん?明日はずっと事務所で作業する予定だよ。」
「そうなんだ~~~。そろそろ寝ないとなぁ~~。」
「そうだね、みんなで雑魚寝しようか・・・。」
「お兄ちゃん真ん中でみんなでくっついて寝ようか??」
「「うん、それ賛成!!」」
「だめだよ。俺は自分の部屋で寝るよ。みんな暖かくして寝るんだよ。」
「「「は~~~い。」」」
僕は明日のためにしっかりと眠った。三人はずっと話してた。
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