第2話「集結」

20XX年4月12日10時40分。緋野鳥探偵社。


「そういえば、西元さん。」

「うん?」

「田邊さんって最近帰ってきてますか?」

「あぁ~~。確かに帰ってきてないな…。」

「大丈夫ですかね?また…」


と話してると事務所の扉が開いた。


「あぁ~~~。疲れた~~~。」

「おかえりなさい。土御門さん。」

「あぁ~~~。くいなぁぁぁぁぁっぁぁぁ~~~~~。」


この人は、土御門さん。土御門美登(つちみかどみどり)さん。

長崎の豪族の生まれだが18歳の時に家を出ていて、うちの探偵さん。


「こらこら。マヤ。クイナが死にそうだぞ。」

「え??あ~~~~、またやっちゃった!!!ごめんね。くいな。」

「大丈夫ですw。今回の成果は???」

「あぁ~。ええっとね~~~、確かここに・・・・。ってどこいった・・・。トラ君。わたしどこにやってたっけ・・・。」

「たしかこっちにいれてなかったか・・・。」

「あぁぁぁx、よかった。あった。これが調査報告書だよ。」

「ありがとうございます!土御門さん。白寅(びゃくえん)さん。」


この白寅というのは土御門さんの契約獣の『白虎』である。

土御門さんみたいに契約獣がいる人のことを「半妖異能者」と呼んでいる。

白寅さんは、普段は人間の形をしているが戦闘時は虎型になれるらしい。


ドカーン!(何かがぶつかる音)

「なんだ???」


当たったほうを見に行くと車がコンビニに突っ込んでいた。

するとこの車が動き奥から声が聞こえた。


『じゃまだこの野郎!!!!!』


その車が天高く打ち上げられ中から見覚えのある二人が現れた。


「俺が切った。」

「俺が蹴った。」

『あ???!!!』


「田邊さん!豹洞さん!」


この超巨大な剣を持ってる人が異名が【鬼丸】という田邊銑太郎(たなべせんたろう)さんです。もう一人の白スーツの人が豹洞路武(ひょうどうみちたけ)さんです。

こちらのお二人は同期入社らしいですがとても仲が悪いです。


「なんだ、お前か。勘違いするのはやめたほうがいいぞ。」

「こっちのセリフだ。お前ほどの馬鹿が同期なんて願い下げだ。」

「まぁまぁ・・・」

「はいはい、二人ともクイナが困ってるだろ。帰るぞ。すまん。クイナ。」

「天野さん!!」


このひとは、天野六斗(あまのりくと)さん。お二人と同期である。


「まったくすぐにケンカを売るのやめたほうがいいぞ。二人とも。」

『俺は売ってねぇ。こいつが売ってきたから。』

「はぁ・・・。」


戻ると最後のメンバーと外にいたメンバーがそろっていた。


「あぁ・・・。おかえり~~~。」

「藍染さん!!!すいません留守番みたいな事させてしまって。」

「あぁ~~。いいよう~~~。」

この人は、藍染優姫(あいぞめゆうき)さん。ずっと部屋の中にいたらしい。


「さて、今日の仕事分担ですが・・・。」


神崎兄妹のお二人、土御門さん、藍染さん、田邊さん、天野さん、豹洞さん、

西元さん、阿賀君、そして僕山原がこの事務所の全メンバーです。

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