第3話 あなたに捧げた言葉


あなたに捧げた言葉があった


わたしを離れた言葉は

あの時 どこかへ行ってしまい

もう いまは

どこで何をしてるのやら


あなたの白いノートの中にいるのか

あの黒い機械に閉じ込められてしまったのか


もう生きていても

死んでいてもいいけど


この 

わたしの手のひらにあった時

わたしを見あげた

あの ひとみが

忘れられないよ

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