友達に裏切られてどん底に堕ちた俺だが、とあるVTuberに出会い人生を謳歌する物語。
水鳥川倫理
第1話、どん底から立ち上がる
世界は、いつも裏切りの連続で成り立っている。
それは、なぜだろうか?
答えは、歴史が証明している。
日本史でも菅原道真が左遷され死んだり、
織田信長が謀反で死んだり、
世界を見てもキリストがユダに裏切られ死んだりしている。
そして、今も世界のどこかで裏切りに合い最悪、人が塵のように死んでゆく
そんな中、私を裏切り者扱いする輩がいた。
そいつに私は、裏切り者というレッテルを張られ、
そいつのいるサーバー(グループ)を脱退した。
人はいつも裏切りの連続で成り立つ生き物だ。
だから私は、、、、、
だから私は、、、、、
【人間に失望した。】
そんな中
俺、飯田和哉いいだかずやは、ある日友達に裏切られた。
何もかも失い、世界がまるで塵や灰、同様のゴミのようだった。
あの日俺たちは大学を卒業後一緒に会社を建てた。
そして、何もかも順調の中
24歳になった夏のこといきなりどん底に堕とされた。
俺は、こいつと一緒に人生を歩もうと誓った同士だったはずなのに。
会社はこいつと仲の良い友達の会社。
言わばお得意様と手を組み
俺の会社は乗っ取られた。
なぜだ.......。
なぜか裏切られた。
何もかも失って
借金も20億円でき俺は、全てが嫌になり自殺まで考えて、
実際に首を吊ろうとしたが、
できなかった。
それでも俺はこの世界から脱却したいと考えたのだが、
日に日にどんどん堕ちていき
今は、長野の実家の自分の部屋に閉じこもるようになった。
何度も実家にお金を返してくださいと
督促状が届いたが、俺は無視した。
その都度両親は頭を抱えていた。
俺の実家での生活は、
お昼の14時に起きて、
ひたすらゲームをやる。
ご飯は、一日一食を食べ。
風呂に入り、またゲームをやる。
そして、朝の7時に寝るという生活をしていた。
そんな生活をしていると
当然ながら両親に早く家を出て
借金を返して自立をしなさいと怒られた。
そんな中俺は、動画配信サイトを見ていたらあるものに出会う。
それは仮想のアバターが動いてゲームをしたり
コメントやスーパーチャットなどで会話ができる
Vtuberというものに出会った。
俺は、みるみるうちにVtuberを好きになり、推しがたくさんできた。
その中で俺はとある事務所に所属している
「水瀬天香みなせてんか」ちゃんを一番好きになった。
暗い紫色のしたロングヘアーで、髪は赤いリボンで結ばれたポニーテール。
高校生くらいの顔立ちで元気っこ。だが少し天然。
瑠璃色に輝く瞳にそして、衣装は可愛いげのある白銀の軍服姿。
通称
「天香ちゃん」
と言われているVtuberだ。
その時に俺は、あることに閃いた。
「俺もVtuber事務所を作ってめちゃくちゃ大きな会社を作ってやるー!!!
そして俺は、天香ちゃんと結婚し幸せな人生を送ってやる!!!!!」
とオタクみたいな思考で考えて
27歳になった俺は、自立をすると決心した。
その2週間後には3年いた実家を出ていった。
俺は、実家を出ていく際に両親に
「やっと決心が固まったか」
とめちゃくちゃ褒めてくれた。
そして、一人暮らしに困らないように
マンション一室と現金200万円渡してくれた。
なんで実家に3年いたのに200万円もくれるてしかもマンションまで
用意してくれるのかと両親に聞いてみたが、
両親はなにも答えてはくれなかったが、
俺は、両親に東京でもう一度頑張ってこいと言う
意思表示だと思った。
俺は、この200万円をしっかりと握りしめ
「ありがとう!」
と大学に進学してお別れで言った時のような
大きな声で言ってお別れをした。
この時に俺は、少し泣きそうになったが、
両親の前では、泣けないし、今度はBIGな社長になってから
帰ると決心しているので余計に泣けなかった。
そして、再び長野を出て東京へと向かった。
東京に着いた俺は、まず初めに両親が用意してくれたマンションへと向かった。
そこはなんと
新宿にあるかなり新しめのマンションで洋室が8畳あり、12畳のリビングもある。
しかも風呂、トイレで別で新しい家具まであった。
この家家賃が相当高そうだが、
両親が死に物狂いで働いたお金で用意してくれたこと
に感激し、俺はしばらく泣いてしまった。
泣き止むと俺は
今後の計画を立てみた。
まず始めに
有名にならないと事務所を作っても意味がないと考えたので
俺も配信をして、登録者が100万人くらいいったら
事務所を作ると決めた。
本当は、Vtuberとしてデビューしたかったが、
アバターを作成してもらうお金が無かったので
サングラスに黒マスク姿で配信をすることにした。
本当に怪しそうな雰囲気の配信者になりそうだったが、
これしか行けないと思い決めた。
そして、Vtuber事務所を建てるという目標から
ストリーマーなど、もちろんVtuberの人も入れる
事務所を作ると決めた。
そして、自分の計画も定まったところで電気屋へと向かった。
そこでは、80万円くらいのパソコンとパソコンの周辺機器で
計100万円くらいの大きな出費が出たが、俺はこれを
自分への先行投資と考えた。
そして、ある程度準備も整ったところで
配信を始めようとしたが、まだ自分の名前を考えてないことに気づき
名前を真剣に考えた。
多くの案があったが、
結局俺のチャンネル名は自分の現状と
本名は特定されたくはなかったので芸名でやることにした。
『20代で借金20億ある元社長/櫻田豪さくらだごう』
に決まった。
俺は、今すぐユーチューブで配信をして視聴者を獲得したかったが、今日は
もう疲れているので、とりあえずTwitterだけ投稿して寝た。
翌朝Twitterの反響を確認をすることなく
朝起きて真っ先に配信準備をした。
いろいろ調べながら配信の設定をしていき
サングラスに黒マスクもして緊張しながらユーチューブで配信を始めた。
どうせ初めての配信だし、こんな昼間からだから全然見られないよな
と思いながら配信を続けた。
「今日の配信は、Ap〇xをやりながら俺の自己紹介も兼ねた質問コーナー
をしていきたいと思います」
すると自己紹介をして経歴を話していくうちに
どこかで拡散してくれていたのかわからなかったが、
面白半分で来た
視聴者が集まり始めは、ぐんぐんと同接が伸びていき
最終的に1000人まで増えた。
俺は、Ap〇xをやっている場合ではないと思い
急遽ゲームをやめて質問コーナーを始めてしまった。
すると、視聴者は、
(ゲームをしながらを期待していたのに)
というコメントをしていき、
同接が300人にまで落ちてしまった。
俺は配信初めてだったが、
とんでもないミスをしてしまったと自負した。
なので俺は、再びゲームをしながら質問コーナーを始め
視聴者を取り戻していこうとしたのだが、
視聴者は全然帰ってこなかった。
そして、俺の心が限界に達し1時間ちょっとで配信をやめてしまった。
(やっぱり俺には才能がないのかな)
と考えた。
もう無理だと思いながら今日の残りの時間は
だらだらテレビ見たりアニメを見たりして終わった。
明日登録者を見て10人もいなかったら
事務所を作るのを諦めて
普通に働こうと考えた。
そして俺は、
眠りに着いた。
ーーー
あとがき
ちなみにこの時の主人公の容姿はごく普通の一般的な日本人の顔で服装は部屋着は高校の時のジャージで外着は全部ユ〇クロです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます