配信#9 ゲリラコラボ配信だよっ!

【《らいばーほーむ二期生》ゲリラコラボ配信だけど、み、見ればっ?《コラボ配信》】

 デレーナ・ツァンストラ/Derena Tsansutora

 チャンネル登録者51.91万人

 60,171人が視聴中


「ふ、ふんっ、こんな時間に来るなんて、物好きもいたものねっ! ま、まあ、とりあえず……こんばんは! デレーナ・ツァンストラよっ」


¥4,000

【ゲリラコラボ配信ってマ?】

【何気に常識人枠がゲリラコラボとか珍しいなー】

¥10,000

【いやー、やっぱツンデレちゃんのツンデレからでしか得られない栄養があるッ!】

¥4,800

【こんばんはぁ!】

¥6,999

【これこれ! このツンデレ挨拶がやっぱ最高よ!】

【ってか、マジで誰とコラボ? 詳細伏せられてたけど】

【二期生の誰かじゃないかな? 三期生はまだみたまちゃんくらいしか、同期以外とコラボしてないし、一期生は行動がたつな様くらいしか読めんし。まあ、あれは姉妹コラボだったみたいだが】

【あ、他の三期生も同期以外ともコラボするらしいよ】

【そうなんか。……しっかし、常識人枠のツンデレちゃんがゲリラコラボなんてなぁ……】

【さぁ、果たして誰が来るのかッ!】


「い、言っておくけど、あれだからね? あ、あたしは別に悪いことはしてないからねっ!?」


【お前は一体何に対しての弁明をしているんだww】

【ツンデレちゃん、もしかして犯罪を……】

【常識人枠のツンデレちゃんが、誘拐なんてするわけないだろぉ!? ……多分】


「そこはちゃんと肯定してほしいんだけどっ! ま、まあいいわっ! と、いうわけで、今日のゲストよっ! さぁ、こっちに来てー!」


 デレーナおねぇたまに呼ばれて、僕はよしっ! と気合を入れて画面の前に出て来た。


「こ、こんたまー!」


【!?】

【!?】

【!!??】

【は? え、はぁ!?】


「デレーナおねぇたまの配信に遊びに来ましたっ! 神薙みたまですっ!」

「というわけで、三期生の神薙みたまよ」


【????】

【?????????】

【????(宇宙猫)】

【ファッ!?】

【ど、どゆこと!?】

【なんで!? なんでみたまちゃんがいるの!?】

【こ、コラボ相手って、みたまちゃん!? ゲリラ!? ゲリラなのに、みたまちゃんってなんでぇぇぇ!?】

【初の二期生と三期生のコラボがゲリラ!? もうちょいちゃんとした方がいいだろそれ!?】

【まあ、らいばーほーむだから……】

【常識人枠でも、らいばーほーむ所属ぞ? だが……え、ほんとにみたまちゃんはなんで……?】


 と、コメント欄はかなり大荒れというか……僕がいることにすごく驚いている様子。

 だ、だよね。

 突然僕が現れたらびっくりするよね……。


【何があってこうなった!?】


「簡単に言えば……あたしの実家にみたまが来て、お互いが先輩後輩だとわかって、流れでコラボになったわ」


【えぇぇぇ……】

【えぇぇぇぇ……】

【そんな理由なの……?】

【さすがらいばーほーむ……】

【……ってあれ? じゃあ何? もしかして二人って、オフってるの!?】


「まあ、そうなるわね」

「は、はい」


 えへへ、と照れながら肯定する。


【はぁぁぁぁぁ!?】

【みたまちゃん、オフコラボ三連続とかイカレてね!?wwww】

【三回連続コラボは笑うんだけどwww】

【あっ、この娘がらいばーほーむに入ったっていう例の癒し枠……? え、ほんとに声が可愛すぎるんだけど】

【俺も初めて見た。ちょっと気になって来たなー】

【みたまちゃんの配信はいいゾ~】

【みたまちゃんの配信はな、みたまちゃんのリアクションを楽しむ場だからな、すごくいいぞー】


「というわけで、突発的だからさほど時間があるわけじゃないけど……まあ、み、見ていくといいからっ」

「んっと、よ、よろしくお願いしますっ!」


【あー、なるほど、健気】

【い、いやまだだっ! 俺はまだ、この娘には堕ちてないぞ……!】


「早速、雑談をしようと思うわ。最初はまぁ、軽く雑談して、その後は……そうね、ましゅまろでも返していくから、み、見たい人だけ残ればいいからねっ?」


 と、デレーナおねぇたまがそう言うと、コメント欄ではデレーナおねぇたまをいじるようなコメントで溢れる。


 デレーナおねぇたまのキャラクターは、ツンデレ。

 最近じゃめっきり減った方のキャラクターだけど、あえてツンデレキャラクターになったそうです。


 他の二期生がちょっと暴走気味になるので、二期生の常識人枠って言われていて、よく司会進行を任されています。


 一期生のたつなさんも常識人枠って言われてます。


 あ、おねぇたま呼びに関してなんだけど……これはまあ、その、寧々お姉ちゃんたちとのコラボ配信で、おねぇたま呼びになったため、他の人たちもそう言う呼び方にするように、ってマネージャーさんから言われたためです。

 キャラ的にそっちの方がいい、とのことで……。


 まあ、いいんだけどね……。


「そうね……あぁ、そうだ。みたまってたしか、あのオフコラボ配信の後、買い物に行ったのよね? 何買ったの?」

「あ、あの時ですか? んーと……あの……お、お洋服、です……」

「今の間は何」

「……下着です」

「あ、あー……ごめんなさい、今のはあたしが悪かったわ」


【下着!? なんで下着!?】

【初のオフコラボ後に行った買い物で買うのが下着!?】

【この娘どうなってんの!?】

【あー、そっか、みたまちゃん見てない人からしたらちんぷんかんぷんだよな……】

【一応、コラボ配信を見るコラボ配信をやってたはずだが……まあ、見てない人はわからんよな、あれ。トレンドにもなってはいたけど】

【簡単に言えば、みたまちゃんはTSっ娘で、実は下着を持ってなくて、今まで包帯&トランクスだったんだ】

【は? TSっ娘……?】

【ごめん、そこが強すぎる】


「やっと、買ったのね……」

「……店員さん、熱意がすごかったです……」


 今思い返してみても、店員さんのあの熱意はすごかった気がするよ……。

 だって、次々と下着を持ってくるんだもん。


「でしょうね。みたまってすっごい可愛い見た目だったし……って、あ、ち、違うからね!? きゃ、客観的に見たら可愛いってだけで、べ、別に可愛いとは思ってないからね!?」

「あはは……」


【さすがツンデレだ】

【見事なツンデレだ】

【やっぱこれだよねー】

【普通に可愛いよね、ツンデレちゃん】


「で、でも、服も買った、のよね? 今までどういう服装だったの?」

「あ、え、えーっと…………Tシャツと短パン?」


【草】

【草】

【無防備すぎじゃね!?】

【そう言えばみたまちゃんって巨乳疑惑あったな……】

【↑なに!? ってことは、谷間が見える無防備エチエチロリっ娘……ってこと!?】


「は? みたまに変態的思考を見せるんじゃないわよ」


【!?】

【!?】

【ちょっ、声声声!】

【ま、まさか、ツンデレちゃんもみたまちゃんの魅力に!?】


「いや、こんなに純粋な娘に邪な感情とか……万死に値するでしょ」


【あ、ハイ】

【そういや、いつだったかの配信で、キレてたっけ……】

【コラボ配信を同時視聴するコラボ配信の時とかも、なんか、ちょっとあれだったよね……】

【ツンデレちゃんもらいばーほーむなんだよなぁ……】


「???」


【みたまちゃんが首を傾げているッ!】

【まって、この娘全体的に仕草が可愛すぎん?】

【まあ待て、これでもまだ一部だ。みたまちゃんはな、噛み芸+あぅぅ、が鉄板だ。最近は減りつつあるが……】


「まあいいわ。……けど、買い物して終わりだったの? あの後って。あ、べ、別に気になるわけじゃないけど、ほ、ほら、はつきのトワッターを見て気になってる人もいると思うからっ?」


【ツンデレちゃんが気になるんですねわかります】

【まあ、ワイも気になるけど】

【わかる】


「ん、んーっと……まあ、その……色々あって、お泊まりしました」

「……え?!」


【はい!?】

【お、お泊まりだとぉぉぉぉぉぉぉ!?】

【ちょっ、だ、大丈夫だったの!? 例のロリコンもいたんだよね!?】


「あ、あはは、ちょっと、わたし以外の三人がお酒を飲みまして、酔っぱらって……わたしのお家が近かったから、あの、わたしから誘って……それで、お泊まりを……」

「だ、大丈夫だったの!? あ、や、ほ、ほら、れ、例のふゆりがいるし!?」

「あ、はい。意外と平気でした。というより、その……じ、実は、はつきおねぇたまにお布団に引きずり込まれて、それで、んと、ふゆりおねぇたまに抱きしめられながら、頭をなでなでされて……熟睡しました……」


【えぇ、何そのてぇてぇ空間……】

【ってか、一緒に寝たの!? マジで!?】

【うっわー、超見たかったー……】


「そ、そうなのね……ほ、他には何かなかったのっ? い、一応、気になる人がいると思う、しっ? だ、だから、まあ……」


【素直じゃねぇなぁww】

【まあ、そこがいいとこだよね】

【じれったいところがまたいい。……で、他には何か?】


「あ、あー……んっと、その、個室のお店に行って親睦会を兼ねて、夜ご飯を食べてたんですけど……三人ともお酒が入っていて、はつきおねぇたまが僕のお膝で寝始めて、なでなでしてたら……他の二人もやってほしい、ってなって、満足するまで、膝枕となでなでをしてました」

「え、する側じゃなくて!?」

「は、はい、してあげる側でした」


【え、何? もしかしてみたまちゃんって、ばぶみもイケる感じ?】

【TSっ娘でロリで妹系(ガチな方)でばぶみもいけて……え? 属性過多? なんかすごくない?】

【くぅぅぅっ、みたまちゃんに膝枕されたいっ! 超されたいっ!】


「へ、へぇ~~っ、ひ、膝枕……ふ、ふーん……」


【ツンデレちゃん、めっちゃしてもらいたそうにしてね?】

【わかる。ちらっちらしてるよね、視線】


「ばっ! そ、そんなわけないじゃないっ!? あ、あたしが、年下の……それも、こ、後輩に膝枕されて、なでなでされたいだなんて思うわけないじゃないっ!? も、妄想に過ぎないわっ!」


【いや誰もそこまで言ってねぇww】

【さすがツンデレちゃん! 自分で自爆していくツンデレの鑑だ!】


「ん、んっと……あの、も、もしよかったら、膝枕します、けど……」

「え、いいの!?」


 膝枕をすると言うと、デレーナおねぇたまはぱぁっ! と笑顔を輝かせました。

 わ、わぁ、すごいいい笑顔。


【www】

【隠そうとすらしてねぇ!】

【欲望がツンデレを上回ったか……!】

【ってか、普通にやってくれるの!?】


「あ、い、いや、ち、ちがっ――!」

「えへへ、大丈夫ですよ~。んーと……おいでおいで~」


 ぽんぽん、と自分のお膝を叩きながら、お姉ちゃんが僕に言うみたいにおいでと言ってみると、デレーナおねぇたまは、何かを逡巡するようなそぶりを見せた後、恐る恐ると言った様子でこっちに来ました。


「じゃ、じゃあ、あの……お、お邪魔するわ……」

「はい、どうぞ~」


【みたまちゃんの声がすっげえ穏やか】

【なんか、いつもと雰囲気違う?】

【え、そうなの?】

【ふぅむ、これはもしかするか……?】


「あ、なにこれ……すっごい柔らかい……」

「そ、そうですか? それならよかったです。あ、なでなでしますか?」

「あ、え、えっと、す、すれば、いいんじゃないっ?」


 いつも通りのツンデレセリフを放つデレーナおねぇたまにふふ、と小さく笑って頭を撫で始める。


「ふわ……え、待って、こ、これやばい……」

「ふふふ、なでなで~……」


 やばいと言うデレーナおねぇたまの頭を優しく撫でる。

 あ、すごく髪の毛がさらさら……。


【アッ――】

【てぇてぇ……】

【やばい、語彙力溶ける……】

【みたまちゃんがメッチャ母性を感じる声を出汁てやがる……!】

【↑誤字ってるぞ】

【まあ、しゃーない】


「デレーナおねぇたまは、優しくて、いい娘ですね~~……」

「あっ……ふあぁぁぁぁぁ……」

「ふふふ、よしよし~……」

「えっ、あぁ、こ、これ、やばい……や、やばいしか言えない……なにこの、気持ち……」


【なんかヤバくね?】

【何がヤバいって……ヤバい以外の言葉が見つからないくらいヤバい光景だ……】

【あの普段は癒しで可愛いみたまちゃんが、今はこんなにもばぶみを感じさせるやべーロリに……!?】

【ってか、声が、声の穏やかさが半端じゃない……この娘、TSっ娘で、元男の娘なんだよね……? どういうこと……?】


「ふふっ、素直になってもいいんですよ~……」

「……ママぁ」


【!?】

【!?】

【!?】

【ママァ!?】


「ふえ!? ま、ママ? あ、あの、さ、さすがにま、ママは……」

「……ハッ! あ、あたしは一体何を口走って……! あ、も、もう大丈夫っ、もういい、からっ!」

「そ、そうですか……?」


 デレーナおねぇたまが慌てて起き上がり、なんだか寂しくなってちょっとしゅんとなる。


【なんか寂しそうw】

【みたまちゃんって結構、膝枕好きなの?w】


「え、あ、う、うーんと……三期のみんなに膝枕をして、なでなでした時は、なんだか、不思議な気持ちだった、かなぁ……けど、すごく好きかな?」


【なんだこのお狐様w】

【意外に母性が強いのか……?】

【元男で母性とは】

【草】


「あ、危なかった……危うく、とんでもない姿を晒すところだったわ……」


【いや十分晒してたと思うが……】

【しっ! さっきのは言っちゃいけませんっ!】

【ママぁ、はやべぇよなぁ……】

【しかも年下の高校生TSっ娘】


「は、はぁ!? べ、別に、ま、ママとか言ってないし!? みたまの膝枕となでなでと胸の感触が良すぎて、なんか、こう、ばぶみを感じてたわけじゃないからぁっ!?」


【語るに落ちるとはこのことか……】

【オフコラボした一期生、二期生曰く。ツンデレちゃんは、素の性格もツンデレらしいからな……】

【前世で何か業でも背負ったんか?】

【ってか、しれっと胸について言及してんの草】


「あ、あの、ばぶみ? はよくわかりませんが……んっと、あの……も、もうちょっとしてほしいのなら、全然いいです、よ……?」


 本当はもうちょっとしてほしそうなデレーナおねぇたまに、少し緊張しながらもそう話す。


「うぐっ! い、いやっ、べ、別に、し、してもらいたいっ、わ、わけじゃっ……! そ、それに、め、迷惑になっちゃう、じゃない……あたし、先輩だし……」

「いえ、いいんですよ~、気にしなくても。デレーナおねぇたまの配信はちょこちょこ見ていますけど、大変そうですからね~。だから、あの、少しでも癒しになればいいなぁ、って……」


 ちょっとだけ恥ずかしがりながらも、真っ直ぐにデレーナおねぇたまにそう話す。


「……え、待って、天使……?」


【草】

【みたまちゃん、いい娘過ぎない……?】

【癒し枠だなー、と思ってたけど……癒し枠ってそっちの方面だったの……?】


「それに、可愛いですよ? 膝枕されている時のデレーナおねぇたま」

「――ッ!」


【真っ赤だぁぁぁぁぁぁ!】

【赤面ッ! 赤面しているぅぅぅぅぅぅぅ!】


「………じゃ、じゃあ、あの……お、お願いしても……?」

「はいっ! どうぞ~」


 ぽんぽん、とお膝を叩きながらそう言うと、デレーナおねぇたまはどこか複雑そうな顔をしていたけど、どことなく嬉しそうでした。

 そして、再び頭を僕の太股に乗せて寝転ぶ。


「ふふ、どうですか?」

「いや、あの…………最高です……」


【敬語ww】

【ってか、ツンが取れてるんですがww】

【キャラは!? ツンデレキャラはどこ行った!?】


「なんかもう……配信がどうでもよくなってきたんだけど……」

「それはあの、どうかと思います……」


 どうでもよくなっちゃだめだと思うんだけど……そ、そんなにいいのかな? 膝枕……。


【草】

【みたまちゃんにより、ツンデレちゃんのキャラが崩壊してしまったか……】

【ってか、そんなにいいの? みたまちゃんの膝枕】


「いいっていうか……あたしの帰るべきところって感じよね……」


【帰るべきところwww】

【そうか、みたまちゃんの太腿は故郷だったのか……】

【いや草】

【ツンデレちゃん、常識人かと思ったら……やっぱりらいばーほーむってことか……?】


 何を言っているのかがいまいちよくわからず、首を傾げる。

 なんだろう……視聴者さんたちは理解してるみたいだけど……。

 まあでも……うん。


「それじゃあ、好きなだけこうしていていいですからね~」


 気に入ってもらえたのなら全然いいかなぁ。


「い、いえ、さ、さすがにそれは……」

「嫌ですか……?」

「全然嬉しいですママ」

「ママ!?」


【ママww】

【完全にママ呼びになってるやんけ!】


「あ、あの、ママって……」

「……いや、なんかもう、みたまママって呼びたくなったから……」

「わたし、まだ未婚ですよ……?」


【みたまちゃん、違う、そこじゃないwww】

【やはり天然か】

【ってか、みたまママだとちょっと言いにくくない?】

【みたママとか?】

【↑なんか、スナックのママ感あって嫌なんやけどww】


「これから、みたまママって呼んでいい?」

「ふえ!? い、いや、さ、さすがに……」

「……ま、まあ、そう、よねっ! わ、忘れて。今のはその、ちょ、ちょっとした冗談、だからっ!」


【声上擦ってるぞ、ツンデレちゃん】

【みたまちゃん、ママ呼び許してあげればいいんじゃないかな?】

【まあ、実際過去にストレス性胃炎になったことがあるらしいからな……】

【らいばーほーむェ……】


「そ、そう、なんだね……た、たしかに、デレーナおねぇたまは頑張ってるし……うんっ、あの、デレーナおねぇたまがそうしたいなら、い、いい、です、よ?」

「……ほ、ほんとに? 引かないの?」

「感性は人それぞれですから。気にしませんっ!」


 ぐっと握りこぶしを作ってそう言うと、デレーナおねぇたまはパァッ! と表情を一気に明るくさせました。


「じゃ、じゃあ、今後はみたまママって呼ばせてもらうわっ!」

「あ、は、はいっ!」


【イイハナシダナー】

【どこが!?】

【そっとしておけ。多分、常識人枠が年下の女子高生(TSっ娘)をママと呼んで甘えたくなるくらい、疲労しているんだろう……】

【その元凶たちはこの配信、見てないのかね?】

【まあ、ゲリラ配信だしなぁ……】

【実際、いないよね、一期~三期のらいばーほーむメンバー】

【やめろ、そう言う事を言うと湧いてくる可能性があるッ……!】

【御月美うさぎ:な、なんか、ご、ごめんなさい……】

【狼神いくま:ちょーごめん】

【詩与太暁:ごめーんね?】

【ほら二期生が湧いて来たぁ!】


「ふえ!? あ、あれ!? 二期生のみなさん!?」


 ちらっとコメント欄を見たら、そこには二期生のみなさんがコメント欄にいました。

 でも、お姉ちゃんや三期生のみんなはいないみたいだし……あれかな、デレーナおねぇたまを見に来たのかな?


「ハッ! い、いつからみんないたの!?」


 二期生がいるとわかると、デレーナおねぇたまはすぐに体を起こして、声を荒げた。


【御月美うさぎ:さ、最初からですごめんなさいっ!】

【狼神いくま:ふ、ふんっ、こんな時間に来るなんて、物好きもいたものねっ! ま、まあ、とりあえず……こんばんは! デレーナ・ツァンストラよっの辺りから?】

【詩与太暁:あははー、待機中からかなー】


「最初っからじゃない此畜生っ!」

「デレーナおねぇたま!?」

「うぅっ、このあたしの痴態をあんたたちに見られるなんて~~~~っ! く、屈辱だわっ! もうやだー! みたまママに甘えるからゲリラ配信は切るからねっ! ま、また来てくれるとう、嬉しい……わ、わけじゃないからねっ! それじゃあっ!」

「ふぇぇ!? そ、それでいいんですかぁ!?」


【この配信は終了しました】

【草ァ!】

【甘えるから配信を切るは頭がおかしすぎるww】

【みたまちゃんってもしかして、結構なキャラぶっ壊しキャラなのか……?】

【ってか、みたまちゃん前回に続いて二度も最後の挨拶をしてねぇww】

【みたまちゃんの呼び方が増えたか……】

【みたまちゃんの呼び方一覧

 みたまちゃん

 みたまたん

 みたまママ←New】

【ママが異質すぎる】

【詩与太暁:今後はみたまさんをママって呼んじゃおっかな!】

【やめとけショタ野郎】

【ショタ野郎は自重した方がええ……】

【狼神いくま:んじゃー、アタシはママで】

【変わってねぇよ!w】

【御月美うさぎ:じゃ、じゃあ、わたしは、お、お母さん、と……】

【うさぎちゃん、それは止めた方がええ……いやもう、マジで……多分、死ぬぞ、うさぎちゃんが】

【二期生全員からお母さん扱いされるみたまちゃん(TSっ娘 高校生 三期生)】

【ひっでぇ……ww】


======================================

 はい、ママ欠乏症がどういうことか語られた回でしたー。

 相手はみたまです。

 で、ここから一つ。次回から完全に学園祭の話に入るため、当分の間配信回が無いです。

 すまねぇ……。その分は、閑話でまぁ、どうにかしようと思います。前みたいに、他のキャラの配信の状況を書いたりね。それに、今回でようやく2期生をある程度出せるようになりましたし!

 早速、2期生の閑話でも書こうかなぁ……。

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