配信#6 ごく普通の雑談配信だよっ!
【《らいばーほーむ三期生》今日の雑談部屋だよっ!《雑談配信》】
神薙みたま/Kannagi Mitama
チャンネル登録者 8.94万人
36,539人が視聴中
「みんな~っ! こんたま~~っ!」
【こんたまーーーー!】
¥3,700
【こんたまぁ!】
【こんたま!」
【こんたまぁぁぁぁぁぁ!】
¥10,000
【こんたま!】
「うんうんっ! こんたまとスパチャありがとうっ! おにぃたま、おねぇたま!」
五回目ともなるとかなり自然な感じで神薙みたまになれている気がします。
もっと回数をこなせば、意識しなくても自然な形でなれているのかな?
そうなれたらいいなぁ。
【くぅ~~! これだよこれ!】
【やっぱ、おにぃたま呼びが強すぎる】
【おねぇたま呼びもね!】
「はいっ! というわけで、今回も雑談配信なんだけどね? その前にまずは……一昨日の記念配信について。あの、その……気絶しちゃって、ごめんなさいっ!」
メインの雑談へ行く前に、二日前の記念配信の時のことを謝罪した。
一応、トワッターの方でも謝罪はしているけど、ここでしておかないといけないと思ったからね。
【あぁ、あったなぁw】
【気にしなくていいっていいって】
【実際、可愛かったので問題なし】
「ほ、本当?」
【そうそう。というか、怖がりな所とかマジで可愛いと思いました】
【最高だよなぁ?】
【むしろ、寝息配信があったのがとてもよきでした】
「ね、寝息? あの、寝息なんか聴いていて、楽しいの……?」
なんだか、僕の知らない世界がある気がするんですけど……。
【楽しい】
【楽しいと言うかふとした私生活が垣間見えて面白い】
【可愛い声の人の寝息ってだけで最高です】
「そ、そうなんだ……あの、か、変わってるん、だねっ。で、でも、そういうのは人それぞれだもんね! うんっ!」
【自分に言い聞かせてて笑うw】
【まあ、普通はそう言う反応だよなぁ】
【おい待て、その言い方だと俺らが変みたいだろ】
【みたいっていうか、変じゃん】
【否定できねぇ】
【同じく】
【同じく】
「あ、あはは……と、ともあれ! 今日も今日とて雑談して行くよーっ! というわけで、いつも通り事前に募集したましゅまろを返していくねっ!」
なんだかコメント欄がおかしなことになりそうだったので、こっちで話題を戻していく。
とはいえ、悪い意味ではないんだけど……。
「じゃあ、最初はこれ! 『好きな人のタイプを教えてください!』。う、うーん……」
最初に拾ったましゅまろは、すごくシンプルと言うか、定番な質問でした。
【またベタな物が来たなー】
【正直、またクソみてぇなのが来ると思ってたから安心した】
【さぁ、果たして!】
【ドキドキ】
「好きな人のタイプ……そうだね……まず、男の子に対しての恋愛感情がないから女の子前提かなぁ……」
【クッソw】
【いきなり百合発言は笑うんよw】
【え、この娘って百合っ娘なの!?】
【本人が発言してるから百合っ娘だよ】
【そうだよ(便乗)】
【百合でお狐様でロリかぁ……普通に属性過多だよね】
「あと、一番大事なのは優しいことと……思いやりがあって、それで笑顔が魅力的な人かな」
【うわぁ……すっごい綺麗な回答……】
【……あの、純粋すぎて俺の心が醜いとわからされたんですが】
【私、汚かったんだなぁ……】
¥7,777
【質問なのですが、みたまたんはこう、容姿は気にするんでしょうか!】
【スパチャで聞くことかそれ!?w】
「あ、スパチャありがとうっ! うんと、容姿は……うーん、あんまり気にしないかなぁ」
スパチャと共に来た質問に対し、最初にお礼を言ってから質問を返す。
僕自身はあまり容姿は気にしないタイプです。
【そうなの?】
【なんか、予想通りの回答が】
「でも、清潔感はあるといいかもです! 例えばだけど、容姿はいいけど不潔な人と、容姿はあまり良くないかもしれないけど清潔感がある人、どっちと付き合いたい? って言われたら、清潔感がある方だと思うの」
【なるほど、一理ある】
【たしかに。どんなに美人・イケメンでも、こう、汚かったらそれだけでマイナスだよなぁ】
【つまり、清潔感があればモテる……ってこと!?】
「モテる……かどうかはわからないけど、僕……じゃなくて、わたしのお友達にカッコいい男の子がいるんだけどね? その男の子はカッコいいけど、清潔感を保っているの。なんでも『やっぱり、初対面が一番大事だから』だそうだよっ!」
この男の子が誰かと言えば、もちろん柊君。
柊君はカッコいいし、色々と気遣いもできるからね!
【まあ、常識と言えば常識だけど、出来てるかどうかで言えば……結構微妙】
【わかる。友達や恋人じゃないからいいや、ってなるよね】
【仕事だったら話は別だけどな】
「そうだね。プライベートはともかく、お仕事や大事な場面は気を付ける! って言う人は多いかも」
僕が働いていたアルバイト先でもそう言う人はいたからね。
いい人ではあったけど。
「はい、じゃあ、次のましゅまろ! えーっと『三期生以外のらいばーほーむのライバーでコラボしたい相手はいますか?』とのことだけど……う~ん……そうだねぇ……あの、ちょっと言ってもいいかどうかわからないことがあるから、マネージャーさんに訊いてもいいかな?」
【どぞどぞ】
【お、既に誰かとコラボする予定が!?】
【そういや、一期生、二期生とのコラボも普通に解禁はされてるからなぁ。ほとんどが、三期生とコラボしたい! って言ってるみたいだが】
【草】
【特に二期生は初めての後輩だもんな】
コメント欄では、全然問題ないというものばかりだったので、ちょっとマネージャーさんに連絡。
結果としては、全然OKとのことらしいので、話すことに。
「うん、OKが出たからお話しするねっ! んーと、実は三期生以外の人とのコラボは、一人予約がありまして……」
【マジで!?】
【だれだれ!?】
【教えてくれー!(バンバンッ!】
「んっと、その……天空ひかりさんとのコラボが決まってるよっ!」
【マジでェェェ!?】
【うっそだろおい!?】
【一期生の暴走車とのコラボとか……え、みたまたん大丈夫? 喰われない?】
【すんげぇ心配!】
【ひかりん、みたまたんにやたら執着してるからなぁ】
¥50,000
【天空ひかり:呼ばれて飛び出てじゃっじゃーん☆ コラボの予約を入れている、天空ひかりだよっ☆】
【本 人 降 臨】
【またいるんかいっw】
【しかもまた限度額のスパチャだよw】
【前回もいの一番にやってたもんな】
【草】
「あ、ひかりさんっ! えと、スパチャありがとう! ……って言いたいけど……あの、毎回限度額いっぱいまで投げなくていいからね……? せ、生活が心配になっちゃうから……」
僕は仕送りやTS病による支給があるからいいけど、お姉ちゃんは一人暮らしなんだから僕ばかりにお金を使わないでほしいんだけど……。
だって、五万円って安い金額じゃないよ? すっごく高いよ? 高校生だったら、ほぼ毎日バイトを入れない限りは、下手をするとひと月分の給料くらいだよ?
高くない?
¥50,000
【雪ふゆり:私とのコラボも是非お願いしますねぇ~!】
【おい、また変態が湧いたぞ!w】
【どんだけコラボしたいねん!】
【しかも、しれっと限度額スパチャ!】
今回もふゆりさんはコラボしたいと言ってきました。
スパチャと共に。
「ふえぇ!? あ、あの、そんなにお金は投げないでくださいぃ~~っ! そ、それに、ふゆりさんって、そんなにわたしとコラボしたいの……?」
お金を貰えること自体は嬉しくないわけじゃないけど、ここまでの高額を貰っちゃうとすっごく申し訳なくなっちゃうんだけど……。
【雪ふゆり:すごくぅ~! 万難を排してでもぉ~!】
「そ、そこまでなのっ!?」
【熱意がすげぇなぁw】
【ここまで来ると応援したくなる】
【わかる】
「え、えっと……じゃ、じゃあ、コラボ、しますか……?」
何度もコラボしたいって言われていると、こう、やってもいいかなぁ、ってなる。
それに、こんなにもやりたいって言ってくれているのを無下にすることは僕にはできないし、コラボ配信の時に、やろうって約束した記憶もあるしね。
【雪ふゆり:いいんですかぁ~!?】
「は、はい。日時とかはえっと……この後決めましょう?」
【雪ふゆり:やりましたぁ~~! コラボを勝ち取りましたよぉ~!】
【みたまたん、食われないようにね……?】
【いつでも警察を呼べるようにしておくんだぞ!】
【あと防犯ブザーとかも必需品!】
【雪ふゆり:私のことを何だと思ってるんですかぁ~!?】
【変態】
【ロリコン】
【清楚の皮を被った変態ロリコン】
【ド変態】
【猫夜はつき:抜け駆けする変態だぞ】
【深海いるか:抜け駆けロリコンのド変態】
【また同期がいるしw】
【ってか、普通に二人も辛辣だなぁオイw】
ふゆりさんがなぜか集中砲火? を受けている最中、それに便乗するようにはつきさんといるかさんの二人が混じっていました。
ただ、抜け駆けって言ってるし……もしかして二人も混じりたかったのかな……?
それなら……。
「あ、あの、もしよかったら、はつきさんといるかさんも一緒にやりますか……?」
【え!?】
【マジで!?】
【みたまちゃんからコラボのお誘いだとぅ!?】
【猫夜はつき:いいの!? やりたいぞ!】
【深海いるか:ん、同じくやりたい】
「わかりましたっ! それじゃあ、どうせなら四人でまたコラボ配信しましょっ!」
二人きりだとえらいことになりそうだし、ね……。
何か僕がやらかしちゃう前に、予防線を張っておきたいのです。
【雪ふゆり:二人きりじゃだめですかぁ~!?】
【食い下がるなぁ、ふゆりんw】
【どんだけ二人がいいんだよw】
「え、えっと、二人きりが嫌なんじゃなくて、あの……その……ふ、ふゆりさんだけじゃなくて、えと……ふ、二人きりは、は、恥ずかし、くて……ぁの……」
【雪ふゆり:あっ――】
【猫夜はつき:ぬあぁぁぁぁぁ!?】
【深海いるか:こ、これはだめっ――】
【おうふっ……】
【うわぁ、恥じらいMAXロリは死ねる……】
【え待ってその仕草は可愛すぎん? ねぇ、可愛すぎない? 私死んだよ?】
【死んだネキ成仏してもろて……あれ? おかしいな、俺も死んだ爺ちゃんが反対がわ――】
「あ、あれ? あの、ど、どうしたの……?」
ふと、コメント欄がおかしなことになっていることに気付いて、心配になって声をかける。
えぇ、ど、どういうこと……?
【春風たつな:なるほど、これはたしかにまずいかもしれないね……】
【デレーナ・ツァンストラ:べ、別にっ、世界一可愛いだなんて思ってないんだからねっ!】
【しれっと二人いて草】
【何気にいるよな、この二人も】
「あっ、たつなさんにデレーナさん! 来てくれてありがとうございましゅっ! あぅぅっ、前回は嚙まなかったのに……」
慣れて来たから大丈夫だと思っていたら、また噛んじゃったよぉ~~っ……。
【よっしゃぁぁぁ! みたまたんの噛み芸だぞぉ!】
【噛み芸+あぅぅ、ありがとうございますッ!】
【いやぁ、これで残りの仕事も頑張れるぜぇ】
【仕事しながら見んなよw】
「ふぇ!? お、お仕事しながら見ているの!? あ、あの、えと……」
視聴者さんの中に、お仕事をしながら見ているよー、って人がそれなりに多くて、思わずびっくりしちゃう。
でも、せっかく合間を見てくれているのなら……!
「……お、お仕事を頑張っている、おにぃたま、おねぇたま、お仕事がぁんばぁって?♥」
僕は恥ずかしさで頭が沸騰しそうになっても、応援しようっ!
そう言う気持ちと共に放った、ちょっと甘えたような声で応援のメッセージを言った瞬間、
【うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!】
【エナドリよりきっくぅぅぅぅぅぅぅッッッ!】
【これであと二徹はがんばれるぞぉおおぉぉぉぉぉっっっ!】
【草】
【全員狂化してて笑うw】
【天空ひかり:あばばばばばばばばばばbbbbbbbbbbbbb】
【ひかりんが壊れた!?】
【元々だろ】
【草】
【草】
「わわっ! な、なんだかコメント欄がすごいことになっちゃったぁ!?」
雄叫びっぽい感じのコメントが溢れ、それに対するツッコミのコメントなどもちらほらと見られました。
あと、お姉ちゃんがバグってます。
「え、えっと……そ、そろそろましゅまろに戻ろっか! あ、三期生のみんなはあとで細かい日程を決めようねっ!」
【猫夜はつき:了解だぞ!】
【深海いるか:ん、楽しみにしてる】
【雪ふゆり:二人きりが良かったですがぁ~、みたまちゃんがそう言うのなら仕方ないですねぇ~】
【天空ひかり:ぐぬぬぅ、私のみたまちゃんなのにぃ……】
【春風たつな:まあ、君はコラボの予約が入っているんだから、それで我慢しなさい】
【デレーナ・ツァンストラ:べ、別に、コラボしたいなんて思ってないんだからねっ!】
【ツンデレちゃん、それ遠回しにコラボしたいって言ってるようなもんでは?】
【さすがツンデレちゃん!】
【なんだかんだ可愛いなこの人】
「あ、え、えっと……せ、先輩のみなさんも、もしよかったら、いつかコラボしましょうねっ! よ、よかったらですけど……」
たつなさんはよくわからないけど、デレーナさんはコラボしたそうな感じがあるので、いつかしたいかも。
それに、僕のことを気にかけてくれてるってお話だもん。
【春風たつな:おや、私もいいのかい? ふふ、そう言ってもらえると嬉しいね。是非やろう】
【デレーナ・ツァンストラ:あ、あなたがどうしてもって言うなら、し、してあげてもいい……わよっ?】
【たつな様もやりたいんかいっ!】
【いや、たつな様だけじゃなくて、なんだかんだ他のライバーもやりたがってるからなぁ……三期生全体的に】
【ツンデレちゃん……】
【正直に言えない辺り、さすがツンデレ】
「えへへ、いつかやろうねっ!」
【あぁ、はにかみ顔いいんじゃぁぁ……】
【可愛いね、可愛いね】
元々僕自身、らいばーほーむは好きだったからね。
今の時代、色々なVtuber事務所があるけど、その中でも僕はらいばーほーむが好きです。
まあ、見る専だったのに、今は配信する側になっちゃったけど。
「それじゃあ、次のましゅまろに行くよっ! 次はこれ! 『こんたま! 初配信の時にえんがわが好きって言ってましたけど、他にも好きな物はあるんですか?』。そうだね~……好きな物はいっぱいあるよっ! 例えばミネストローネは大好きだし、あと、アユの塩焼きとか、枝豆、チーズ、それと……お稲荷さんも大好きだよっ! 特にお稲荷さんは一週間同じものを食べ続けられるくらいに!」
【お狐様ロリの好物、お稲荷さんもだった模様】
【ちゃんとお狐様してるw】
【ってか、しれっと前半がほぼ酒のつまみなのおもろいんだけどw】
【アユの塩焼きとはまた渋い物を……】
【一週間って、どんだけ好きなのw】
「だって、お稲荷さん美味しいもんっ」
【うんうん、お稲荷さん美味しいよね】
【なんだろう、みたまちゃんにお供えしたくなるなぁ】
「お供えは無理だと思うよ!?」
だって、これ映像だよ!?
リアルで会うならともかく……。
【そういえば、黒糖タイプのお稲荷さんもあるけど、あれはどうなの?】
「邪道だよ」
【ひえっ……】
【顔が無になったんだけど!?】
【こっわ!】
「黒糖タイプのお稲荷さんも確かに美味しいと言えば美味しいけど、やっぱりお稲荷さんはシンプルなあの絶妙な甘さのお揚げと程よい酸味の利いた酢飯が最高だと思うんです。だけど、黒糖タイプのお稲荷さんは甘さの方が強くて、少し酢飯のさっぱり感が失われているような気がしているの。あ、でも、黒糖タイプのお稲荷さんを否定するつもりはないよ? 単純に、僕は普通のお稲荷さんが至高だと思っているだけです。好みは人それぞれだからね」
【お、おう】
【なんか、みたまちゃんって食べ物の……とりわけ、好物の話になると壊れる感じ?】
【すげぇな、僕っ娘であることを隠そうともしてないぜ……!】
【まあ、可愛いから良き】
【結局可愛ければOKだよなぁ?】
「……あっ! ご、ごめんなさいっ! つ、つい、お稲荷さんについて語っちゃって……」
初日の時と同じように、つい好きな食べ物の話題で熱くなっちゃった……。
【いやいや、むしろポンコツな所もちゃんとあるんだなぁって】
【いや、割とみたまちゃんはポンコツ寄りだと思うぞ】
【まあ、そのポンコツ部分が可愛いわけだがな!】
【可愛いよ! みたまたん!】
「そ、そっか……よかったぁ……嫌って思われてなくて……」
なんだか安心しました。
これで色々と否定的なコメントがあったら辛かったもん……。
¥1,000
【逆に嫌いな物って甘い物以外あるの?】
「あ、スパチャありがとう! んと、嫌いな物……実は、結構嫌いな物が多いんだぁ」
えへへ、と苦笑い混じりに質問に答える。
「お野菜は全体的に大好きだけど、だけどトマトとゴーヤだけはダメだったなぁ……」
【ミネストローネは行けるのに!?】
【ゴーヤが苦手はわかりみが深い】
【苦み抜きしても美味しくないんだよね、あれ】
【まあ、好みはそれぞれ】
【トマト嫌いなんだね】
「うん。えっと、加工してあればいいんだけど、生のトマトはダメで……こう、ケチャップとか、トマトパスタは大丈夫なんだけどね」
なんだろう、トマトはあの青臭い感じが苦手と言うか……酸っぱいのは好きなんだけど、ああいう酸っぱさは苦手。
【あー、なんかわかる】
【トマトが嫌いって人って、案外加工したものは行けたりするよなぁ】
【俺も同じ感じだからよくわかる】
「そうそう。あと嫌いな物は……あー、砂肝はダメかなぁ……あと、軟骨もダメだね」
【それは好みが分かれるよね】
【あれか、コリコリしたような食感がダメとか?】
「そうそうっ! こう、軟骨のあのごりっとと言えばいいのかな、ああいう食感が苦手で、その、うぇぇ、ってなっちゃって……」
【俺は好きだけど、なるほど、そう言う感想もあるのかぁ】
【わからんでもない】
「なんと言うか、変な硬さのある物が好きじゃないのかも」
自分で話していて思ったけど、そうなのかもしれない。
お煎餅のようなものは全然いいんだけど、お肉とかお魚のような、特殊なタイプの硬い物が苦手、って感じなのかも知れないね。
「それじゃあ、このましゅまろは以上にして……次のましゅまろっ! 『噛み噛みみたまたんの表情声ハァハァ……』………………」
表情が固まりました。
【草ァ!】
【みたまたんの表情が固まったぞ!?】
【誰だよこの変態ましゅまろ送ったの!?w】
【天空ひかり:(#^ω^)ピキピキ】
【雪ふゆり:(#^ω^)ピキピキ】
【あぁ! ロリコンコンビがキレているぅぅぅぅぅ!?】
【デレーナ・ツァンストラ:へぇ? こんなド変態がいるのねー……万死に値するわ。あ、べ、別に、みたまちゃんが心配なわけじゃないから!】
【思い出したようにツンデレすなw】
【ってか、さらっとロリコンコンビにされてんの草なんだがw】
「あ、あははは……え、えっと……その……か、変わった人、なんだねっ! に、人間さんって不思議だねっ!」
【うん、これはスルーでいいと思う……】
【次行こうよ次!】
「そ、そうだねっ! じゃあ次だよっ!」
さっきのましゅまろは忘れることにして、次のましゅまろへ。
「んっとね『フェチを教えてください』……?」
【ぶふっ!】
【さっきから変なのしかねぇなぁおい!w】
【し、しかし、こんなに可愛いロリボのみたまたんのフェチは気になるッ……!】
「え、えーっと……あの、ご、ごめんね? ふぇ、フェチって何……?」
よくわからない単語が出て来て、頭に疑問符を浮かべながら視聴者さんたちに尋ねる。
【なんっ……だとっ……?】
【ま、まさか、無知……?】
【いるというのかっ! そこまで純粋なJKが!?】
「あ、あの、も、もしかして常識だったりする……の?」
コメント欄では、知っている人が多いようで、僕が知らないことに対してかなり困惑している模様。
ど、どうしよう、僕って常識知らずってこと……?
【いや、むしろ知らなくてもいいかと……】
【うんうん。知っても別にいいことはないから!】
【そのままの君でいてほしい】
【↑告白みたいになってんぞw】
【天空ひかり:知らなくてもいいことだよ☆(圧)】
【圧かけてんのは草】
「ん、んっと……みんながそこまで言うなら……じゃあ、申し訳ないけど、このましゅまろもスルーさせてもらうね?」
【それでいい】
【むしろ知らないでくれ……】
【調べちゃだめだよ!? 絶対だからね!? 絶対調べちゃだめだからね! お姉さんとの約束だよ!】
【↑振りはやめいw】
「それじゃああと二つ読み上げたら終わりにするね! 次はこれっ! 『みたまちゃんは高校生とのことですが、何かアルバイトはしていたんですか?』との質問です! んーとね、アルバイトはやってたよっ!」
【どんなの?】
【気になるから教えてください!】
「お料理が好きだから、飲食店でキッチンをやってたよっ!」
【へぇ、キッチンかぁ】
【でもあれって、昼食時や夕食時の時間帯って地獄だよね……】
【わかる。あの時間、マジで人手が足りないと地獄なんよ】
「うんうんっ! わかるよっ! 特にまとめて作れるタイプのメニュー以外、特にサイドメニューを大量に注文されるとすっごく疲れるよね……わたしも苦労したよ~」
【あー、それなぁ。サイドメニュー系はマジで一個ずつしか作れないもんね……】
【下準備しようにも広くないとできないって言うね】
「そうそう! それに、ハンバーグとかを作る時って、すっごく大変と言うか……周りと上手く合わせられないと付け合わせのポテトを揚げ忘れる時があってね。あれも大変だよぉ……」
実際に、そう言う事があった時は大急ぎでポテトを揚げなきゃいけないからね……。
他にも色々あるけど、なんだかんだ見落としがあると大変になります。
【飲食店あるあるw】
【実際キッチンって大変そうだよなぁ】
【それ。こういう話聞いてると、マジですげぇって思う】
【それを知る、もしくはやったことがある人間は、料理を残されるとクッソ腹立つらしい】
「そうだよ。ほんの少しならまだ許せないこともないけど、これが三割以上も残されて戻って来た時は本当にむっとするし、何より食べ物に対する冒涜だと思うの」
【食品ロスとか問題になってるもんな】
【実際、食べきれない量を注文するなよと言いたい】
「そうだね。けど、みんなは絶対に残しちゃだめだよっ! 作っている人の苦労もあるし、何より食材を生産してくれている人たちに対して申し訳ないもんっ!」
【もっちろんだ!】
【俺も気を付ける!】
【私も今後は気を付けます……】
「うんっ、そうしてくれると嬉しいなっ! ……それじゃあ、最後のましゅまろ行ってみよ~っ! えーっとこれです! 『こんたま! みたまちゃんの得意な料理、もしくはよく作る料理を教えてください!』とのことです」
【あ、すっごい気になる】
【どんなの作るんだろ?】
「んっと、得意料理……ハンバーグと唐揚げは得意かなぁ。それ以外だと揚げ物類は結構得意かも? 天麩羅も良く作るし」
【天麩羅!? マジで!?】
【なんつーか、色々できるんだなぁ……】
【へぇ、なんか意外】
【わかる。みたまちゃんって、こう、お菓子作りが得意なイメージがあるんだけど】
【あー、それな】
「お菓子作り? うん、できるよ~。クッキーとかグミ、ロールケーキにイチゴのミルクレープを作ったり……あとはジャムも良く作ったりするかなぁ。ラズベリージャムとかね」
ラズベリージャムを作った時は、大体箱のバニラアイスを買って来て、そこに乗せて食べてます。
あとは、パンに塗ったりね。
【え、女子力高すぎん?】
【待って? これでJK? 料理もできてお菓子作りもできる上に、家事も万能……どこの二次元のヒロインですか?】
【作品によってはメインヒロイン張ってるような感じだよね】
「そこまでじゃないよ~。人よりちょっとだけ得意なだけだもん。それに、食べさせる人も今はお家にいないからね~」
【え、例のお姉ちゃんはいないの?】
【絶対喜んで食べそうな気がするのに】
「お姉ちゃんは今一人暮らし中で、わたしも一人暮らしだよ~。お父さんたちは……海外出張中でね」
あれ、これって言ってもいいのかな?
身バレに繋がるかも、って言われるような内容だけど……そもそも、僕の家の事情を知ってるのは先生とか柊君くらいだから大丈夫、かな?
【はぇ~、だから家事ができるのかぁ】
【なるほど納得】
【いつでもお嫁に行けるね!】
「ふえぇ!? お、お嫁さん!? ぼ、ぼぼ、僕じゃ無理だよぉ!」
【あー、このあたふたっぷりがいいんよ……】
【僕っ娘ありがとうございます!】
【ふえぇ助かる】
【ちょうど切れてたから助かるわー】
「あぅぅ、わ、わたしは、その、わたしを恋愛的に好きになってくれた人はいたことはないから……あの、わ、わからない、かなぁ。今後も無いと思うし……」
【雪ふゆり:じゃあ私がお嫁さんに貰っていいですかぁ~!?】
「ふやぁ! ふ、ふゆりさん!?」
【猫夜はつき:あ、じゃあ私も立候補したいぞ!】
【深海いるか:ん、私も立候補】
【春風たつな:なら、私も混ざろうかな?】
【デレーナ・ツァンストラ:わ、私が貰ってあげてもいいわよ!?】
「ふええぇぇぇぇ!?」
ふゆりさんに突然お嫁に貰いたい発言を発端に、はつきさんにいるかさんだけじゃなくて、たつなさんやデレーナさんも立候補して来て、僕は大きな声を上げてしまう。
【同期どころか、一期生、二期生の常識人枠の二人も立候補してんのは草】
【草】
【草】
【もってもてやなぁ、みたまちゃん】
【可愛いからね、仕方ないね】
【天空ひかり:はぁ~~~~? みたまちゃんをあげるわけないんですが~~~~? (#^ω^)ピキピキ】
【ひかりん落ち着いて!】
【そうだぞ! みたまちゃんはひかりんのじゃないだろう!?】
【みたまちゃん! ひかりんが暴走する前に色々締めた方がいいと思う!】
【天空ひかり:うがあぁぁぁぁぁ! みたまちゃんは私のものなんだああぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~っ!】
「え、えとえと……こ、これで今日の配信はおしまいっ! ま、また会おうねっ! おつたま~~~~~っ!」
【草】
【草】
【草】
【おつたま!】
【おつたまぁ!】
【おっつたまぁ!】
お姉ちゃんがこれ以上暴走する前に、配信は締めました。
お姉ちゃん、ちょっと怖いよ……。
======================================
ふと、ぜってぇふゆりって現実にいたらやべー奴だよな? とこの回の投稿作業をしていて思いました。
確実に好みが分かれるキャラだよなぁ、と。
……まあ、うん。私の作品に変態がいるなんていつものことだしね……もっとやべぇのも他作品にはいるし……これでまだマシな方……。
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