配信#2ー2 反省会コラボっ!:下

※ すみません、二話分割したのに、クソほど長くなりました……読みにくかったら申し訳ない……。

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『す、凄まじいボディーブローをくらった気分だぞ……と、いうわけで、続いてのコーナー! イェーーッ!』


 最初は少しだけ苦しそう? な感じのはつきさんだったけど、直後に自分のテンションを取り戻して、声を張り上げて次のコーナーへ進行させる。


【みたまちゃんとの落差よ】

【でも、この温度差が癖になる】

【わかる。普通に面白いし。うるさいけど】

【うるさいけどな】


『うるさいうるさい言い過ぎだぞ! まったくもう! ……えー、はい! ここでましゅまろを読み上げていきたいと思いまーす! 今回は、コラボ時専用、三期生共通のましゅまろを読み上げていくぞー! さてさて、まずはトップバッターということでね、まあ確実に来るであろうましゅまろがいくつも散見されたので、読み上げるぞ! はい! じゃじゃん!』


【やっぱり効果音は人力なのか】

【人力SEなんだよなぁ】

【せめて使えよw】


『えー、『四人に質問です! VTuberになった理由を教えてください!』というわけです。んー……まあ、さっきの順番で話す?』

『ん、それでいいよ』

『OKOKですよぉ~』

「は、はい、大丈夫です……」


 正直、僕の理由が一番アレな気がするけど……。


『OK。とりあえず、感想の言い合いは全員が終わってから! じゃ、はつきから! そうだねぇ……普通に推しがいたから! で、是非ともコラボりたいと思ったし、あとは……なんかこう、同期のライバーがいる! ってちょっと憧れない?』


【まあ、言わんとしてることはわかる】

【同期とこんなコラボしたいなー、みたいなのは確かに妄想するかも】

【くっ、こんなクソ猫と同じ考えとか屈辱……!】


『はいはい、はつきと一緒の思考回路だから尊いね! 嬉しいね! 幸せだね!』


【は?】

【は?】

【は?】

【は?】

【は?】

【怒涛の『は?』で草生える】


『はい、えー、視聴者に突き放されたけど……そんな感じだぞ。ま、本心を言うと、面白いことがしたくて、誰かを笑わせて、腹筋ぶっ壊して笑い死にさせたい! と思ったからだぞ』


 はつきさん、それが理由でいいの……?

 あ、でも、お姉ちゃんも『お金』って言ってたし……案外、こういう風な人の方が受ける、のかな……?


【理由がクッソしょうもないw】

【お前それがらいばーほーむに入った理由でいいのかよ……】

【ってか、その理由だったらお笑い芸人だろw】


『ちなみに、面接で大うけしました』


【なんでやっ!】

【運営陣頭おかしいんとちゃう?】

【らいばーほーむだしなぁ……】


『はい次ぃ! いるかちゃんどぞ!』


【感想はどうしたw】

【言わせない気かよww】


『ん。尊い同期の姿を至近距離で見たかった。以上』


【あー……真面目枠じゃなかったかァッ……!】

【欲望に忠実すぎん?】

【ほかに理由はないのか……?】


『……じゃあ、もう少し。私は一応、社会人。仕事をしているけど……仕事がブラックなので、息抜きのために始めた』


 いるかさん、なかなかすごい理由で始めたんだ……。


【社畜系VTuberだったか……】

【ってか、息抜きになるのかこれ?w】

【明らかに時間と命を削ってそうなんだよなぁ……】


『大丈夫。既に辞表は提出済み。今は有給消費中。ニート生活最高』


【赤裸々すんぎぞこの女!?】

【それ言っていい奴? 身バレしない?】

【仮に同じ会社の同僚が見てたらどうすんの】


『……さぁ?』


 視聴者さんたちの質問に対して、いるかさんは小さく首を傾げてそう言うだけでした。

 わぁ、大人ってすごいんだね……!


【えぇぇ……】

【えぇぇぇ……】

【えぇぇぇぇぇ……】

【コメント欄全員ドン引きは草】


『以上。次、ふゆり』

『はいはぁ~~い。そうですねぇ~……私は、可愛いライバーさんを愛でた――ごほんっ! 触れ合いたいと思ったからですねぇ~』


【訂正できてないからな!?】

【なんで二連続で欲望丸出しなんだよ……】

【もう少しマシな理由はねぇの!?】


『マシ、ですかぁ~? そうですねぇ……個人的に、ASMRのボイスを売ってぇ~、この世の可愛い可愛い女の子たちを骨抜きにしたいなぁ~って思いましたぁ~』


【うわぁ……】

【おいこいつどうにかした方がいいだろ……】

【見た目超清楚系のお姉さん、って感じなのに、とんでもねぇこと企んでるんだが……】

【やはり、ロリコンか……】

『うふふぅ~♥』


 視聴者さんたちのコメントに、ふゆりさんはすごく大人な笑みを零して、それがすっごくドキドキしました。

 僕の身近な大人の人ってお姉ちゃんくらいだから、なんだかこういう人は新鮮だなぁ。


【あ、うん、許す】

【今のはえっちですねー】

【ボイスを販売するなら許そう】

【絆されるんかいっ!】


『はぁい~、では、最後にみたまちゃん、よろしくお願いしますよぉ~』


 あっ、こっちに回ってきた!

 こ、これ、正直に、でいいんだよね……?


【これまでの流れから、みたまちゃんも理由がヤバそうだな……】

【三期生全員頭おかしいは勘弁……いやそれもありだな?】

【おいw】


「え、えと……その、わたしがVTuberになった理由は…………その、正直に言うとね、お姉ちゃんが原因なの……」

『へぇ~、これまた珍しい理由!』

『なかなかないと思う』

『それでそれでぇ~?』


【お姉ちゃん?】

【姉何してるんw】

【なぜに姉?】


「え、えと、実はお姉ちゃんがVTuberをやってて……ある日ちょっとした大事で電話をして、その最中になんとなくで『VTuberに興味がある』って言った瞬間、わたしの言葉を聞き終えるよりも早く、『応募しといたよ!』って言われて、一瞬で一次選考を通って……それで、二次選考を受けに翌日行って……あの、なぜかそこでも一発で合格が言い渡されまして……」


【草】

【草】

【草】

【理由が普通にぶっ飛んでんだけどw】

【そうはならんやろ】

【なっとるやろがい!】

【というか、アッネがVTuberなん?】


「う、うん……だ、だけど、元々VTuberに興味があったから……その、が、頑張ってみようかなって……それに……」


【それに?】

【それに、なんだ?】


「えと、わ、わたしでいろんな人が笑顔になって、元気になってくれたらいいな、って……」


 えへへ、とはにかみながら言うと……


『『『……( ˘ω˘)スヤァ』』』


【( ˘ω˘)スヤァ】

【( ˘ω˘)スヤァ】

【( ˘ω˘)スヤァ】


 なぜかコメント欄が『( ˘ω˘)スヤァ』で一色になりました。

 なんで!? どういうこと!?


「あ、あのあの、ど、どうしたの……? わ、わたし、変なこと言っちゃったかな……?」

『みたまちゃんっ!』

「は、ひゃい!?」

『ありがとうだぞっ……』

『ありがとう……』

『ありがとうございますぅ~!』


【ありがとう……マジで……】

【ありがとうございます……】

【ありがっとう】


 はつきさんたちだけじゃなくて、なぜかコメント欄の人たちも『ありがとう』で染まった。

 なんでなんで!? ちょっと怖いよぉ!


「ふええぇ!? な、なんでみんなお礼を言うの!? あ、あの、僕、そんなにお礼を言われるようなこと、言ってない、よ……?」


 もしかすると、何か失言をしてしまった? と思ってしまって、徐々に声が小さくなっていく。

 うぅ、よくわからないよぉ……。


【なんだこの可愛い生き物】

【こんなに純粋なロリがいたとは……】

【みたまちゃん! 絶対に汚れちゃだめだよ!】

【純粋なままの君でいてくれ……】

【また僕になっとる】


「え、えと……う、うん?」


 汚れちゃダメとか言われて、よくわからないけど頷く。

 どうしちゃったんだろう?


【首傾げてるの可愛よっ】

【やばい、マジで可愛い以外の言葉が出てこなくなりそう……】

【俺、初めてガチ恋勢になりそうなんだが? なんだが?】

【いやもう、これはアカン……】


『は、はい! なんか、どえらい可愛さ爆弾が投下されて焼け野原になりましたが! そろそろ、次のましゅまろに行くぞー!』


【チッ……】

【チッ……】

【チッ……(空気読めよ】


 はつきさんが脱線しかけた話を元に戻すと、途端にコメント欄は舌打ちで溢れかえった。

 えぇぇぇ……。


『あれぇ!? これ、はつき悪くないと思うんだぞ!?』

『ん、これはネタだから気にしなくていいと思う』

『気にしたら負けですよぉ~』

「き、気にしない方がいいと思い、ます」

『そ、そうだよね! だよね! じゃ、じゃあ、気を取り直して……次のましゅまろ! じゃじゃん! 『みなさんは、お休みの日は何してますか? 教えてください!』だそうです。えー、はい、ずばり! 松岡〇造の応援ソングを聞きながら限界ギリギリ筋トレをしてるぞ。あ、途中でプロテインの摂取も欠かしてないぞ』


【えぇぇぇ……】

【お手本みたいなドヤ顔w】

【さっきのクソカワを見た後のこの落差よ】

【どんだけ好きなんだよw】


『人生だぞ』


【松岡〇造に頭侵食されすぎだろ……】

【これが、ガチ勢か……】

【しかもこれ真顔で言ってるからな?】


『はい次、いるかちゃんどぞ!』

『ん。私は……寝てる』

『寝てる?』

『ん、寝てる。仕事で疲れて、何もしたくなくて、布団で寝る。あと、ごろごろしながらVのライブを見る』


【……俺と同じ休日なんですがそれは】

【ワイも……】

【私も……】

【なんでっ、楽しい時間に虚しいことを想起させるんだよッ!】

【同じような奴が多いw】


『いるかちゃん、どんなライブを見るの~?』

『ん、天空ひかりさんとか』

『あぁ~、いいですよねぇ~……いつも元気で素直に言っちゃうんですけど、時折飛び出すすごくいい言葉とかぁ~』

『なるほど! あ、みたまちゃんは誰か見てる人はいるの?』

「え、えと、わ、わたしも、天空ひかりさんを見て、ます……」


 まあ、最近お姉ちゃんだと発覚した上に、僕がここにいる原因を作った人でもあるんだけどね……。


『ほほう! まあ、わかるよー。雑談は面白いからね!』

「そ、そうですね」


【まあ、看板の一人みたいなところあるもんな】

【暴走して保護者に回収されるまでがセットの女】

【今も同時視聴配信してるっぽいけどな】


『ん、次、ふゆりどうぞ』

『はいはぁ~い~』


【よし、身構えよう】

【絶対とんでもねぇことを言うぞ、こいつはァ】

【コメ欄の警戒心つっよw】


『そうですねぇ~……可愛い系のVTuberさんを見たり、百合百合でロリロリなどうじん――こほん

っ! マンガを読んだりするくらいですねぇ~』


【……ん?】

【あれ?】

【思ったより普通……なんだが……】

【絶対同人誌ってエロだろ……】

【間違いない】


『うふふぅ~、秘密ですよぉ~』


【うん、これ絶対エロだわ】

【100%エロ】

【エロだね】

【エロだろうな】


『ふゆりさん、すっごい妙な理解の仕方をされてる気がするぞ』

『良いことよぉ~』

『ん、後でおススメを教えてほしい』

『もちろんよぉ~! 同志が出来るのは嬉しいものぉ~!』


【メンタルが強すぎるw】

【オリハルコンでできてるんじゃね?(適当)】

【まあ、声はいいから……】

【ビジュもいいだろぉ!?】

【しれっといるかたんがおススメを聞いてるのは草すぎる】


『では、みたまちゃんお願いしますぅ~』

「は、はいっ。え、えと、休みの日は……んと、お掃除して、お洗濯して、お買い物をして、ご飯を作って……本を読んだり……動画を見たり、かな」


 普段のお休みにしてることを思い返しながら、していることを一つ一つ順番に口に出していく。


 こうして見ると……普通の高校生とはちょっとだけ違うことをしてるような……?


【すっげぇ充実してる】

【一番まとも】

【というか、家庭的だな】

【家庭的なお狐様ロリか……イイネ!】


『どんなお料理をするんですかぁ~?』

「んと……ハンバーグとか、唐揚げ……あとは、今の暑い時期にはサラダ丼とか作ります」


 視聴者さんやふゆりさんからの質問に、僕はそう答える。

 他にも色々作るけど、なんだかんだ多いのはこの三つかも。

 特に、サラダ丼は暑い日にはありがたいからね。


【ハンバーグと唐揚げかぁ】

【子供人気なのがよくわかる料理だよなー】

【というか、サラダ丼ってなんだ?】


『サラダ丼ってなになに?』

『ん、簡単?』

「は、はい。簡単ですよ。ご飯の上に、ちぎったレタスとか海藻ミックス、豆腐、あとタコをのっけて、そこにお好みのドレッシングとかマヨネーズをかけて食べるものです。暑くて火を使いたくない時におすすめです。あ、タコが高かったら、それ以外のお魚でも美味しいですよ。サーモンでも美味しかったですし」


 あ、でも、サーモンも高いんだよね……。

 うぅん、ちょっと失敗。


『へぇ~! 簡単そう! 今度試してみるぞ!』

『私も。今の時期にはピッタリだし。料理するのが面倒になった時に作る』

『私も試してみますねぇ~』

「ぜ、ぜひ! 美味しいですから」


【へぇ~、たしかにお手軽料理だ】

【なるほど、本当に料理をするんだなぁ……】

【今時珍しいよな、料理をするって】


『家事も全部休日に済ませるの?』

「そ、そう、ですね。んっと、朝起きて、朝ご飯を食べて……朝のうちにお掃除とお洗濯を済ませちゃう、かな? あ、でも、お洗濯は毎日しますよ」

『あらあらぁ~。本当に家庭的ですねぇ~。お買い物は大変ではないですかぁ~?』

「い、いえ、基本一人分なので……で、でも、今は色々あって夏休みなのに家に引き篭もってます……お買い物もネット通販で済ませてますし……」


 この体になってから、僕はネット通販のメリットを存分に享受しているからね……ネットで済ませる人の気持ちがよくわかりました。


【色々……?】

【いじめか!?】

【……(ガタッ)!】

【みたまちゃんをいじめるのはどこのどいつだぁ!?】


「あ、ち、違うよ!? いじめは無くて、えと、なんと言うか……わ、わたし個人の問題で……まあ……それが原因で、こうしてVTuberになってるんだけど……」


 なぜか僕がいじめられているという誤解が発生したので、慌ててあはは……と、苦笑交じりに事情を話す。


『へぇ~! ねね、言っちゃだめだったらいいんだけど、理由って聞いても大丈夫なのかな? もし大丈夫なら教えてほしいぞ!』

『ん、自分も気になる』

『教えてくれるのかしらぁ~?』

「り、理由は、その……きょ、今日はちょっと……」


 さすがに、デビューしたてで、『実はわたし、TS病を発症してるの!』なんて、言い出せないからね……。

 できれば、もう少しだけ経ってからの方が……。

 それに、僕がオフコラボをしなかった理由でもあるからね……。


『そっかそっか! まあ、無理に訊かないから安心していいぞ!』

『たしかに。無理に訊くと、今後の関係性に罅が入る可能性大』

『私としたことがぁ~、迂闊でしたぁ~。ごめんなさいねぇ~』

「い、いえ、大丈夫です……」


 うぅ、三人とも優しい……。


『うんうん! じゃ、時間的に次のましゅまろが最後かな? 最後は……せっかくだし、みたまちゃんに引いてもらおっか!』

「わ、わかりましたっ。じゃ、じゃあ、適当に目を瞑って選びますっ……!」


【なぜ目を瞑るw】

【さては天然だな?】


『いいのを引き当ててくださいねぇ~』

『ん、同意』


 いいのって何!? なんて思いながら、僕はえいっ! と適当に選んだ。

 その結果出て来たのは……


『えーっと、『今日の下着の色を教えてください』?』

『んん!? みたまちゃん、それ引いちゃったの!?』


【おいw】

【唐突な下ネタがみたまちゃんを襲う!】

【誰だよこんなましゅまろ送ったの!w】

【というか、純粋枠のみたまちゃんに何言わせる気だ!?】

【みたまちゃん、絶対言わなくていいからな!】

【でも本音は?】

【気になる】

【草】

【草】

【草】

【いやでも、さすがにこれは恥ずかしがって言わんだろー】


 えーっと下着の色は……うーん、まあ、いっか。


『ん、さすがにこれに関しては言わなくても――』

「えっと……上は包帯で……下は、黒のトランクス、だよ?」

『『『え』』』


【え】

【え】

【え】

【え】

【言っちゃうの!? そこ、言っちゃうの!?】

【ってか、トランクス!?】

【なんで!?】


『みたまちゃん!? え、それ言って大丈夫なの!?』

『ん……それはセーフなの?』

『あらあらぁ~! 素晴らしい情報が聞けたけれどぉ~……さすがに、大丈夫なのぉ~?』

「ふえ?」


 ましゅまろに答えたら、なぜか三人が困惑したような反応を見せて、コメント欄も同様な状況になった。


 え? え?


【おい、なんか理解してないんだが?】

【恥ずかしがるし緊張するのに、下着の話題はセーフってどゆこと?】

【やっぱらいばーほーむだったか】

【というか、一瞬ふゆりちゃんがとんでもねぇ笑みをしてたんだが?】

【気のせいだ……気にしてはいけない……】


『これは、あれかな。はつきたちが保護者的何かになるべき?』

『ん、賛成』

『ちょっと無防備よねぇ~』

「え、えと……?」


 僕、何かまずいことを言った……?

 う、うーんと……?


【というか、包帯って?】

「あ、う、うん。えっとね、わたし、上の下着がないから包帯で……」

【んん!?】

【包帯……さらし!?】

【え、みたまちゃんさらしの民なの?!】

【そ、そこまで設定に忠実にしなくても……!】

「設定……? えと、本当に包帯だよ……?」


 神薙みたまに、そんな設定はないはずだけど……。


【えぇぇぇ!?】

【ま、マジか……そう言う話を聞けて嬉しい気持ちと、こんなロリボイスの娘が何も知らずに晒してることに心配になる気持ちがせめぎ合ってる……】

【お、おぉぅ】


『はいはいすとっぷすとーっぷ! みたまちゃん! これ以上はダメだぞっ! なんか、色々と言っちゃいけないことを言っちゃう気がするからストップだぞ!』

「え、えと、わかりました……?」


【わかってなさそうで草】

【やっぱり疑問顔可愛い】

【やはり天使か……】


 色々と言っちゃいけないことって何だろう……?

 コメント欄でも色々と心配されてるけど……。


『そ、それじゃあ、そろそろいいお時間になるので、最後に各々感想を言って締めたいと思います! はつきは司会進行なので、いるかちゃんからどうぞ!』

『ん。とても面白かった。私はトーク力に自信がないから、はつきが面白おかしく進行してくれて助かった』

『そ、そうかな? えへへぇ』


【おっと? 唐突ないるはつか?】

【これはてぇてぇですねぇ】

【クソ猫が可愛いっ、だと……!?】


『あと、みたまが心配になった。以上』


「僕!?」


【あ、また僕っ娘になった】

【もういっそ僕っ娘で行った方がいいのでは?】

【僕っ娘でも私は一向に構わんッッッ!】


『はい、上げて落とされました! 次、ふゆりさんどぞ!』

『三人のお話が聞けて、とっても楽しかったわぁ~。それに、うふふぅ~~~、みたまちゃんの下着事情も聞けたのが良きねぇ~~』


【おいこの変態やっぱどうにかした方が良いって】

【逃げて! みたまちゃん超逃げてぇ!】

【なんで二回目の配信で既に本性バレしてんの?(困惑)】


『とりあえず、三人はこれからの私の最推しねぇ~。以上ですぅ~』

『はい、変態でした! 次、みたまちゃんどぞ!』


【変態でしたw】

【草】

【もう今後変態で呼ばれてそう】


「は、はいっ。え、えと、その、すっごく緊張してたけど、はつきさんやいるかさん、ふゆりさんたちが優しくて、安心して参加できました。だ、だから、今後も仲良くしてくれると、嬉しいです……」

『『『当然っ!』』』

「ひゃああ!?」


 いきなり三人から大音量で言われて、変な声が出てしまった。

 うぅ、恥ずかしい……。


【この食いつきよw】

【まあ、妹枠だからなぁ】

【大抵妹枠がいると、どこでもめちゃくちゃ愛されるよな】

【良きです】


『じゃあ最後にはつき! いやぁ、楽しかったとしか言えないね! まだまだ二回目で拙くてぐっだぐだだけど! 今後はもっと上手く進行して、笑いを取って、腹筋をぶっ壊してやるぞ! だから、腹筋洗って待ってるんだぞ!』


【いやだからみたまちゃんとの温度差ァ!】

【フリーダムすぎるぞ、このクソ猫】

【これはあれか。はつきっちで笑わされ、いるかちゃんとの温度差で整い、ふゆりさんの甘々配信という名のロリコン配信に戸惑い、最後はみたまちゃんの可愛さで昇天する……そんな感じの楽しみ方をするべきか】

【お前天才か?】

【たしかに、最初の三人の順番は個人差あるだろうが、間違いなく最後はみたまちゃんだな】

【三期生の良心だろ、もうこれ】

【その見方だと温度差がえぐいことになってそう】


『はーい! なんか、不名誉な感じになりそうなので、そろそろ終了するぞおぉぉぉ!』


【明らか終了するテンションじゃねぇ!】

【やっぱうるせぇw】

【いいぞもっとやれ!】


『それじゃあ、今回は配信を見てくれて、ありがとうだぞ! 次は個別の配信でね! バイバーイ!』

『『「バイバーイ!」』』


【バイバーイ!】

【バイバーイ】

【バイバーイ】

【バイバーイ】


『あ、最後『おつつき~』にすればよか――』


【この配信は終了ました】


 はつきさんに続く形で、上手く言葉を被せて言って、初のコラボ配信は終了となりました。最後、ちょっと事故を起こしてたけど……。


【おいw】

【最後ォォ!】

【くっそw】

【締まらねぇなぁおい】

【草】

【あんなん笑うなって方が無理だろ】

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