配信#2ー1 反省会コラボっ!:上
【《らいばーほーむ三期生》三期生による初配信の振り返り(?)だぞ!《コラボ配信!》】
猫夜はつき/Nekoya Hatuki
チャンネル登録者 1.78万人
31,902人が視聴中
『画面の向こう側のみんなー! おはつきー!』
トップバッターのはつきさんが、コロコロと楽しく笑顔を変えながら、元気いっぱいな挨拶と共に、配信が始まりました。
すごく元気いっぱいな印象を受ける、可愛らしい感じの声で、聴いていると元気がもらえそうです。
【おはつき!】
【おはつきー!】
【おはつき~!】
『脳筋系VTuberの、猫夜はつきだぞー!』
【既に脳筋を認知してやがるw】
【脳筋キャラを受け入れるのが早いんだよなぁ】
【まあ、三期生トップバッターで、しかも松岡〇造について熱く語ってたのは頭おかしかったが】
『はいはい、はつきの誉め言葉はそこまでそこまでだぞー!』
【褒めてないが?】
【おい無敵かもしれんぞこの猫】
【二度目からこれかぁ……】
『はい! 今回は動画タイトルの通り! 反省会コラボー! いえーい! どんどんぱふぱふ! わーわーわー!』
【いやそこ自分で言うんかいw】
【さすが脳筋w】
【三期生で一番ヤバい奴か?】
『はい、というわけでですね』
【急にテンションを落ち着かせるな】
【ずっと叫んでろ】
【叫ばないはつきははつきじゃない】
『いやぁ、照れるぞー。ならばご期待にお応えして、ここで叫び芸を! と、まあ、叫ぶのは後にして……今日の配信のメインである、他の三期生メンバーを呼んでいくぞ! まずは、深海いるかちゃん!』
『おはるかー。深海いるか。既に同期が騒がしいけど、よろしく』
次に挨拶をしたのは、深海いるかさん。
表情はクールで、声の抑揚もちょっぴり小さいけど、とても綺麗なハスキーボイスをしています。
【おはるかー!】
【おあるかぁぁあ!】
【おはるか!】
【一人目と二人目のテンションの差で風邪引きそうなんだが?】
【一番まともそうだったんだよなぁw】
【ってか、すっげぇ挨拶が棒読みで草】
『ん、素です』
【おいこいつ素でやってるみたいだぞ】
【せめて隠す努力はしようやw】
【これで一番まともって、マ?】
【とりあえず、クールで棒読みっぽいだけで、まだまともだから……】
『はいはい、どんどん行くぞー! 次はなんか初手イカレた呟きをしたと噂の雪ふゆりさんだぞー!』
『ゆきふりぃ~! 三期生のお姉さん枠、雪ふゆりですよぉ~!』
次に挨拶をしたのは、雪ふゆりさん。
すっごくおっとりとした声音で、なんだか年上の綺麗なお姉さんって言う感じの声。
【ゆきふり~!】
【ゆきふりぃ!】
【ゆきふり~】
【お姉さん枠(自称)】
【知ってるか? こいつ、初日にロリコン疑惑出したんだぜ?】
【それどころか、清楚枠なんだぞ、一応。三期生の】
【というか、ゆきふりって挨拶なのか……】
【挨拶だ(迫真】
『ゆきふりぃ~、は秒で考えた挨拶ですよぉ~』
【秒w】
【もっと時間かけて考えた方がいいと思いますお姉さん!】
『ではではラスト! 大トリは激カワロリボイスで数多のおにぃたま、おねぇたまを量産した、神薙みたまちゃんだぞ!』
なんか紹介に悪意を感じる!?
で、でも、呼ばれちゃったし……!
や、やるよ~~~っ!
「こんたみゃっ――! あぅぅっ!」
頑張ろう! っていう気持ちが空回りしてしまったからか、噛んでしまいました……。
ま、また噛んじゃったぁぁぁ~~~~っ!!
【早い】
【可愛い】
【可愛い】
【もうこれ伝統芸みたいになってるだろ】
「あ、改めて……こ、こんたま~っ! か、神薙みたまだよ~っ!」
改めて挨拶をすると、二度目はさすがに噛まなかったけど、すごく恥ずかしい……。
【ちゃんと言えてえらい】
【なでなでしたい】
【は? 声可愛すぎかよ】
【気づいてしまったか……】
【おにぃたまって呼ばれたらファンになるよなぁ?】
【一人だけオンライン参加なんだよな。みたまちゃんだけ】
「あぅっ! ご、ごめんなさい……その、ぼ、僕……じゃなくて、わたし、その、ちょっぴり人見知りで、特に皆さんと会うのが緊張しすぎて……ま、まだ無理って言っちゃって……」
これに関してはすっごく申し訳なく思ってるんだけど……やっぱり、恥ずかしさが勝つというか、まだ高校生なのにちょっと、ね……。
【涙目になっとるw】
【はぁ~、クッソ可愛い】
【すまん、マジで心臓が止まるおそれがあるから、可愛い仕草は勘弁してくれ】
【あぁぁ~~~~……】
【しれっと僕っ娘になりかけてて草】
『いいよいいよ! 気にしないで!』
『ん、事情は知ってるから仕方ない』
『気にしなくても、私たちがみたまちゃんを嫌うことはありませんよぉ~』
「ありがとうございます……」
みんないい人……。
『それじゃあ、以上が『らいばーほーむ』三期生だぞ! みんな個性的だよね! ね! ねぇぇっ!?』
【ガチ恋距離で圧をかけるな圧をw】
【この猫テンション高すぎるぞ!】
はつきさん、面白いなぁ……僕もこんな風になりたい。
視聴者さんたちとも楽しそうだし……。
『はーい! というわけで、ささーっと本題本題、行くぞいくぞぉぉぉぉーーーー!』
【うるせぇw】
【おい誰かこいつの口塞げ! 耳が聞こえなくなっただろうが!】
【鼓膜破壊ニキは耳鼻科へどうぞ】
【あれ? 変だな……イヤホン、死んだか? なんも聞こえんのやけど?】
【被害甚大で草】
『はい、というわけで、早速反省会という名の振り返りをしよう! 進行は簡単! まず、一人一人が反省点を話して、他の三人が感想を言う! みたいな感じです! じゃあ、まずははつきから行くぞ!』
【お前は反省しかないだろ】
【もっと、反省しろよッ!】
『そうだなぁ……とりあえず、楽しかったぞ! 以上!』
【まてまてまてまて!】
【以上! じゃないが?】
【もっと話すことあるだろう!】
はつきさんの反省点に対して、コメント欄がツッコミのコメントで溢れかえる。
僕もちょっと苦笑い。
『えぇー? だってはつき、結構完璧な滑り出しじゃなかったかな?』
【完璧(三十分間の内三分の二を某熱血テニスプレーヤーの話で潰した猫娘)】
【強すぎるだろw】
【メンタルがおかしい】
『ふっ、はつきだからね……』
【ニヒルな感じ出してますが、普通に頭おかしいですからね?
【いやまぁ、おかげでその後の三人も見ようと思ったから勝ちだとは思うけどね、らいばーほーむの】
【わかる】
【やっぱ、どんな形であれ、掴みって大事なんやなって】
『と、ふざけるのはここまでにして……反省かぁ。そうだねぇ……個人的に、もうちょっと面白くなりたいと思いました! まる!』
【まる、じゃねぇーよ!w】
【既に面白いぞこの猫】
【勢いだけで生きてそう】
『は? 当然だぞ?』
【急に素になるんじゃないよ!】
【草】
【自由過ぎる】
『はい! というわけで、はつきは以上だぞ! 他の三人! 何かある?』
『ん……私は準備の関係で少ししか見られなかったけど、頭おかしくて好き』
『よっしゃ! 褒められたぞ!』
【ぜってぇ誉め言葉じゃねぇw】
【やはり無敵……?】
『そうですねぇ~……元気っ娘ならではのトークでしたねぇ~。とても可愛らしかったですねぇ~。声とか……声とか、仕草とか、声とかぁ~』
【ほとんど声なんですがそれは】
【声フェチ? 声フェチか?】
「わ、わたしは……えと、物怖じしないではきはきできてたところと、好きなことに対して熱くお話で来てたのがすごいなぁ、って……思った、です」
いるかさん、ふゆりさんの順番に感想を話していき、僕も少しだけどもりながらも感想を口にする。
もちろん、本心です。
【……まあ、そう言う見方もできる、か?】
【たしかに】
【既にメンタルお化けだとは思ってる】
『うんうん、みんなに褒められて、はつきは嬉しいぞ! じゃあ、どんどん行こう! いるかちゃん、次よろよろ!』
『ん、任された。私の反省点……反省点か……もう少し緊張せずに喋れるようにというのと、やはり声に抑揚をもう少し付けた方がいいと思った』
勢いでいるかさんに出番が回ると、いるかさんは少し考えてから、そう答えた。
わぁ、すっごくまとも……なんだか落ち着く……。
【お、おう】
【さっきと打って変わってまともすぎる反省点に戸惑う】
【まあ、あの初配信自体、勢いの猫で入り、真面目のいるかで整い、お姉さんな人で母性を感じ、最期はロリで昇天、って感じだしな】
【最後が最期になってるんですがそれは】
【そう考えたら、マジでいるかちゃんがまともなのか……】
『まとも……でいられるように頑張る』
【なんか不穏な言葉だぞー?】
【まさか、抑圧された何かが!?】
『ないです』
【(抑圧された物は)ないです】
【一瞬で反応したな】
【うん、まともそう】
『正直な所を言うと、もうちょい話題を削るべきだったか? と思ったりしたぞ』
「そ、そうなんですか?」
『だって、はつきがあれした後のいるかちゃん、すっごい落ち着いてたし。すっごい淡々としてたし……あれ? はつき、結構ヤバい?』
んん? と顔を顰めながらはつきさんがそう話す。
【ヤバいよw】
【お、自覚したか?w】
【(ヤバくないわけが)ないです】
「え、えっと、大丈夫だと思います、よ?」
『ほんと? ヤバくないならいいや! さっすがみたまちゃん』
【おいw】
【草】
【みたまちゃん、結構な肯定キャラ?】
こ、肯定キャラ……で、でも、実際僕から見たはつきさんってそんな感じだし……。
『うふふぅ~。……私はぁ~、そうねぇ~……冷静でいられた割には、実は少し声が震えていたところがよかったわねぇ~』
『……なぜ気付いたし』
『なんとなくぅ~?』
『すごい。結構耳がいい?』
『自信はあるわねぇ~』
【え、震えてた……?】
【一応、ちょっとは】
【なんで気付くんですかねぇ】
「あ、あはは……わ、わたしはいろんな人が見ている中、冷静に淡々と喋れるのはすごいなぁって……あと、すごく声がカッコよくて、ちょっとドキッとしちゃいましたし……」
『ん、ありがとう。嬉しい』
そう言ういるかさんの声色には、確かに嬉しそうな感情が混じっている気がしました。
わかりにくいだけなのかな?
『今度、歌を聴かせてあげる。……はつき、私はもういいから次へ』
【もういいからは草】
【あれ? もしかして相対的に見てまともなだけで、実際はちょっとアレか?】
【わ、わからんっ!】
【さては適当だな? オメー】
『はい、じゃあいるかちゃんの希望で次ぃぃぃ! 雪ふゆりさん!』
『はぁ~い~。そうですねぇ~……みなさん可愛くてぇ~、特にみたまちゃんが最高でしたぁ~!』
「ふえぇぇ!?」
突然僕のことを最高と言われ、不意打ちに変な声を出してしまった。
え、ど、どういうこと!?
【突然狙い撃ちされるみたまちゃんw】
【おいやっぱこいつロリコ――】
【お前は知り過ぎた】
【というか反省点じゃなくね?】
【正直、この人も割と反省点が多いと思うんだが】
【悲鳴可愛い】
『あー、わかる! わかるよ! 正直、ミュート芸のあとの噛み芸がよかったよね!』
「ふあ!?」
『ん、けど、好きな物に対しては熱くなるの、とても良き』
「はぅぅっ!」
【なんか、集中砲火くらってるww】
【まあ、反応が可愛いからOK】
【ロリボイスはやべぇよなぁ】
『うふふぅ~。ともあれぇ~……私の反省点はぁ~……トワッターのことでしょうかぁ~?』
【あー、あれな……】
【正直、初日であれは草なんよ】
【何々? 何があったの?】
【簡単に言えばちょこちょこトワッターで呟いてたんだけど、みたまちゃんになった瞬間『私、この娘のおねぇたまになりますよぉ~!』とか『噛み芸は神ですねぇ~』とか『どんなお顔をしているのでしょうかぁ~? いつか絶対ご尊顔を拝ませてもらいたいですねぇ~』とか呟いてた】
初配信の日、どうやらふゆりさんはそんなことを呟いていたようで……あの、すごく恥ずかしいんですけど……冗談だよね? 冗談で呟いたんだよね!?
【いや草】
【絶対ロリコンやんけ】
【早くも清楚が崩れたか……】
『ああなるのは当然ですよねぇ~?』
『うん、当然だぞ』
『ん、同意』
「ふえぇぇ!?」
あれ!? なんか他の二人も同意!? どういうこと!? どういうことなの!? ドッキリ!?
【三期生全員同意してるのは草】
【面白過ぎだろw】
【みたまちゃんの話題で盛り上がるのか……】
【仲良さそうやなぁ】
『正直な所ぉ~、トワッターで少々おセンシティブなことを言ってしまいましてぇ~、投稿して一秒で削除はしたんですけどぉ~。危うく、初日からアカウント凍結を貰うところでしたね~』
【とんでもねぇことやらかしてやがった!?】
【なにしてんですかあなた!】
【何言ったんですか! 教えろください!】
『言いませんよぉ~』
にこにこ、とばっさり切り捨てるふゆりさん。
一体何を言ったんだろう……? すごく気になるけど、教えてくれなさそうだし、仮に教えてもらったとしても、何かとんでもないことを言われる気がするので……聞きたくない、が正直な気持ちかな……。
『はい、私は以上ですよぉ~』
『OK! じゃあ、最後! 神薙みたまちゃん! よろしくぅ!』
「は、はひゃいっ!」
うぅ、やっぱり噛んじゃう……緊張しすぎだよね、これ……。
慣れて行かないと……!
【はいまた可愛い】
【さっきから可愛すぎじゃないか?】
【しかもこれ、どちゃくそ可愛いロリボイスだからな?】
【精神が溶けそう】
【ハッ! 俺は肉体もだぜ!】
【張り合うなよw】
「え、えっと、反省点、反省点は…………全部、かな……」
色々と思い返してみて、出て来た反省点は全部、ということでした。
【めっちゃ哀愁漂う言い方だなぁオイw】
【初配信であれなら、確かに視聴者は可愛いと思っても、本人は全部って言うわなぁw】
「うん……だってぼ……わたし、緊張しすぎちゃって、三人に変なメッセージ送っちゃったし……噛み噛みだったし……それに、えんがわについて熱く語っちゃったし……」
あぅ、言っててすごくやらかしてしまったって言う気持ちが……うぅ、ごめんなさい……。
【最後の最後の!w】
【えんがわを語るってなんだ!?】
【あぁ、あれは面白かった】
【わかる。ちょっとおどおどしてたところに、不意に饒舌になったもんな】
【えんがわが大好物のお狐様ロリなんです】
【しっぶ!】
「な、なので、もっと緊張しないでしゃ、喋れるようになりたい……かなって……えへへ……」
だけど、いつまでも引きずっていたらダメだと思うので、はにかみながらそう言った。
目標は、はつきさんたちみたいに、はきはきと喋れるようになることかな。
【アッ……】
【あっ……】
【( ˘ω˘)スヤァ】
【おいおい、お前らどうs――】
【ま、まずい! はにかみ笑みは致命傷――!】
【ってか、やっぱらいばーほーむのガワの表情差分クッソ多いよな……はにかみ笑顔差分はシねる……】
「あ、あれ? ど、どうしたの……?」
なんて思っていると、コメント欄が少し不思議なことになっていました。
あれれ? どうしたんだろう?
『あー、これは、なるほどなるほど……うん! 尊いぞ!』
『……破壊力、凄まじい。ちょっと、避けられない……』
『ふわぁぁぁぁぁぁ~~~~~! か、可愛いですよぉ~! 可愛すぎて、お持ち帰りしたいくらいですよぉ~! 今度、絶対にお泊り配信、しましょうねぇ~!』
【おい、一人本性見せてるぞ!?】
【事案! それ事案!】
【さすがに大人が十六歳相手はまずいですよ!】
【ド変態だぁぁぁぁぁぁぁ!】
「ひぅ!? あ、あのあの…………せ、せめてっ、普通のオフコラボを挟んでからにしてほしいですっ!」
いきなりお泊り配信をしたいと言われて、パニくった僕はなぜかそんなことを口走っていました。
『え、いいんですかぁ~!?』
【お、終わったッ……!】
【みたまちゃんは食われる運命だったんや……】
【南無三……】
【合掌】
『じゃあ、はつきたちも参加するぞ!』
『ん、面白そう。仲間外れは万死!』
『もちろんですよぉ~! いいですよねぇ~? みたまちゃん~?』
【ロリコンの圧が凄まじいんだがw】
【ってか、しれっと他の二人も参加しようとしてんのは草なんよw】
【果たして、みたまちゃんの答えはっ……!】
「い、いえ、あの……その……はぃ……」
『『『ごふっ……!』』』
【今の『はぃ……』は反則やろ……】
【赤面+恥じらい+『はぃ……』=即死技】
【なるほど、これは人気でるわ……】
僕、年上のお姉さんの家で、年上のお姉さんたちとお泊りすることになってない? 大丈夫……?
……絶対大丈夫じゃない。
「え、えと……い、以上ですっ! だ、だから、あのつ、次に進めてくださぃ……」
色々と恥ずかしい状況に陥った僕は、顔を真っ赤にしながらそう言うのでした。
======================================
えー、コラボ回がクソほど長いので、二話分割です。
修正作業等もあるにはあるんで、明日の10時に投稿します。
それから、☆や♥を入れてくださっている方々、本当にありがとうございます! マジで励みになります!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます