【山小屋殺人事件】 中谷刑事解決事件簿#1

暁月 学

山小屋殺人事件

第1話 事件の始まり(1日目)

 2023年2月24日その事件は起こる。きっかけは、ある山小屋の管理人からの通報だった。


 「女性が山小屋の玄関で血を流して死んでいる」

 

 捜査第一課の中谷が現場に派遣された。中谷は警察に入り一課に配属されてからたくさんの犯人逮捕に努め、成績を残している刑事だ。


 中谷は尋ねる。 「被害者の身元は?」 

 

 「被害者は中野恵美23歳職業は新聞記者です」


 中谷は尋ねる。 「現場の状況は?」 鑑識によると

 「胸にナイフでの深い刺し傷と全身に擦り傷があります。戸締りについては、ほとんど鍵が閉めてありましたが2階の大きい窓には鍵がかかっていませんでした。しかし、侵入した痕跡がなかったので関係ないと見ていいと思います。しかし、玄関に被害者とは違う靴跡が2つありました。」


 中谷はまず被害者の人間関係を調べることにした。中野はマンションに住んでおり、305号室だ、中に入ってみるとまず男性との2ショット写真が飾られており部下に男性について調べるように言った。

また、部屋を詳しく調べると盗聴器が仕掛けられていることがわかった。

これも部下に出所を調べるように言った。

 

 一旦このくらいにして戻ろう、そう思って部屋を出た時電話が鳴った "はい中谷です"

「隣室の住人の男性と連絡が取れないと通報があった。今隣の305号室にいるだろ、現場に行ってくれ。」 そう言われた。


 隣室に行くと鍵が閉まっていたので、管理人を呼んでマスターキーを持ってきてもらうことにした。中に入ると鼻をつく悪臭がした。奥に行くと悪臭の正体が分かった首を吊って死んで、少し腐りかけている男性の姿があった。その姿は異様だった。この男性は、所持品などから渡部大といい無職の男性という事がわかった。手首には切り傷がたくさんあり、首の辺りにもたくさん切り傷があり自殺とは決め難い要素がいろいろあった。

 また、男性の部屋を調べると被害者の女性と謎の男性が一緒にいる写真が何枚も出てきた。他にも何か複雑な機械が出てきたので調べてみると、隣室の女性の部屋にあった盗聴器と繋がっているものとも分かった。


 中谷は、警視庁に戻り分かったことをまとめた。

・山小屋殺人事件

 被害者は中野恵美(23)新聞記者 右胸をナイフで刺されている。

 また、恋人または婚約者がいる可能性が高い。 隣人の男性に盗聴されていた。


・中野の隣の部屋で起きた自殺

 被害者は渡部大(35)無職 首を吊って死んでいた

 手首に複数の切り傷があり、首元にも複数の切り傷があった。

 また、隣人女性を盗聴していた。



 

 


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る