第4話 芹澤ヨシヒコ

どうやら、職業欄からして探偵を生業としているらしい。部屋を見てみると生活水準は高そうだ。

2LDKのマンション?家具やインテリアは、白と黒を基調としたシックなよそおいだ。

なんとなくだが、探偵のイメージにあるクールでニヒルなアイツなんだろう。

容姿も整っており、免許証で確認できた32歳という年齢より、非常に若くみえるが、精悍な顔つきで、とにかくイケメンだ。

クローゼットにあるスーツも、想像でしかないが、おそらくオーダーメイドなんだろう。


不意に、スマホに着信が入った。

「ああぁ、わかった」

「予定通りに現地に向かう」


性格的にも、そうなのか口数は少なく、最低限と言った感じの返事だった。

どうやら仕事に向かうらしく、身支度を始めだした。

どんなことをするのか、俺は内心、ワクワクしていた。



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