トラウマ

詠鉤莉杏

第1話

皆さんは「トラウマ」ありますか?



私は詠鉤莉杏。平凡な学校生活を送っている、中学二年生だ。


時は遡り中一の時。

その日は合唱コンクールのピアノ伴奏のオーディションの日だった。


私はとても緊張していた


「大丈夫かな、失敗しないかな」

「うん、大丈夫!ちゃんと練習沢山した!」


そう思って、本番に挑んだ。


オーディションがあったのは私のクラスのみ

他のクラスは確定、立候補者が一人しかいなかった。


私の立候補理由は、単純にピアノが好きで、ピアノ伴奏がしたかったからだ。


しかし、相手の理由は

「歌いたくなかった、めんどくさい」


私は唖然とした。

こんな奴に負けたくないと思った





本番終了


結果が言われる。

「どっちもどっちって感じだから、別日にもう一回ね」


ほんとに?


正直言うと、その時に結果を出して欲しかった


そして、別日は始業式の日にあった

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