写本のススメ

 成長の過程や最初に小説家がぶつかる壁も理解できました。そんな人にオススメしたいことは、『写本』です。


 『写本』ですかと、ポカンしているようだが、侮て得はいけない。と偉そうにいいつつも、自分もまだ二冊程度しかやり切った試しがない。


 それをすることによって、何が起きるか?答えとしては『技術拡張や相手の文章の文体の踊り方』が見えるようになります。あと、《小説一冊から》と同様どころか、集中力がバカほど上がって、より妄想レベルも上がります。


 ですが、最初の一冊の影響をもろに食らいやすいですから、できれば『三冊別の文体を持つ人』を参照した方が良いです。(24年7月)時点のとしては説得力がないですが。資料によっては『五冊』とか言われているのでまだ優しい方。


 おそらく、データ入力とかパソコンをノート代わりにしている人間ほど、鼻で笑った人も多いと思いますが……。やってみたときに分かると思いますが、インプットとアウトプットが同時に行われる関係上、普通に執筆するよりも遥かにしんどいです。


 相手はラノベ(10万文字程度)とはいえ、最初は指がイカレます。


 一日一万文字くらいなら余裕だろうと高を括っていると、痛い目に遭います。


 精々、一ページできれば上々です。次第に節になって、章になっていきますので、そうなるまでトレーニングしてください。それで分かることですが、一冊かけあげる時間も大体わかって、三倍と理解してもらえたら充分です。(とりあえず完成くらい程度はそれで測定可能)


 正直な話、『一冊写本ができるなら、二巻分は制作できる耐性』は付きます。


 これは読書と言えばの偉人、ショーペンハウアーも言ってたことですが『無駄に知識を入れすぎて、個性を失うことがあるから気お付けろ』とは、言っておきたいです。個性はどうやったらと訊かれたら、体験を増やしてくださいそれ一択です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る