女学園の天使様は調教されたりエッチされてもメス堕ちなんか絶対にしないっ!

🔰ドロミーズ☆魚住

プロローグ

風呂場で女の子を監禁してエロ調教しちゃ駄目ですか?

「今年の学内ミスコングランプリの優勝者は……中学3年生の天使あまつかゆいさんです! これで天使唯さんは3年連続グランプリ制覇! まさに歴史的快挙! 学内1番……いいえ! 校史に残るレジェンドビューティ! 何なら東京1番の美少女と言っても過言ではありません!」


 あぁ、うん。

 私が中学校の時にはそんな事があったっけ。

 

天使あまつかさん! お、俺……! 先輩の事が好きっす! つ、付き合ってください! 一生のお願いです!」


 あぁ、うん。

 私が中学校を卒業する時に数え切れないぐらいの後輩の男子生徒に求愛をされて、100人近くの男子に失恋を体験させた事もあったっけ。


 あぁ、どれもこれも本当に懐かしい事だらけ。

 

 来月から私は高校2年生だから、あれから1年近くの年月が経過した訳だ。


 どうして私がそんな昔の事を今更思い出すというをしているのかと言うと――。













「ん――!? んん――!? んんん――ッッッ!?」












 私は服を全て脱がされた全裸の状態で、鎖つきの手錠やら首輪を無理やりに装着させられた状態でお風呂場に監禁され、裸の異性の人に襲われていたからである。


「唯。猿ぐつわをした状態でそんなに暴れると君が怪我するぞ? 無理に喋れば舌を嚙んでしまえば大惨事になる事は想像に難くない。というか、涙目になるな。まるで僕が悪い事をしているみたいじゃないか」


 結論から言ってしまうと、だ。

 

 私、天使あまつかゆいは全裸にさせられ、手錠で動きを封じ込められ、口に詰め物をされて声を奪われ、ホテルの大浴場を彷彿とさせる広い広い豪華な風呂場に監禁されていた。


 意味が分からない。

 本当に、何で?


「んっ……! んんっ……! んんぅ……!」


「それにしても緊縛された君は非常にエロいな。涙目になっているのが特に良い。ふふっ、それにしてもこうしてまじまじと異性の身体を見れるとは思わなかった。僕の初めてを君が奪ってくれて実に喜ばしい。とはいえ、君の綺麗な声が聞けないのは勿体ないな」


 流行りの歌でも歌うような気軽さで、余りにも最低が過ぎる内容を口にしてきた人が全裸の私に近づくと、慣れた手つきで私の口枷を解いてくれた。


「――ぷはぁ! けほっ、けほけほっ……!」


「大丈夫か、唯?」


「大丈夫です――なんて言う訳がないでしょうご主人様⁉ 手錠ならまだしも私に猿ぐつわをする意味は果たしてありましたか⁉」


「縛られた美少女は可愛いから意味はある」


「呼吸が出来なくて本当に苦しかったんですが⁉ そもそもっ! どうしてご主人様も全裸なんですかぁ……⁉  頭おかしいんですか⁉ やだっ! 笑顔でこっち来ないでっ! 来ないでくださいっ! 全裸で来ないで変態っ……!」


 身体は相変わらず自由に動かせないままだったけれど、まだ自由に動かせる目を異性の全裸から浴場の床の方にへと逸らす。


「何を今更。君には一刻も早く異性の身体に慣れる必要性がある。となれば異性の身体を直に見た方が手っ取り早い。故にこそ僕がこうして一肌脱いだ訳だが」


「一肌脱ぎすぎなんですよっ⁉」


「とやかく言わず見て慣れろ。異性の身体の差異なんて付いてるモノの場所ぐらいだろう」


「い、嫌ぁ……! 見たくないですっ……! 私、まだ見たくないっ……! うぅ……! や、やだぁ……! 誰か助けてっ……!」


「そう可愛い悲鳴を出すんじゃない。君は僕をこれ以上興奮させるつもりか?」


「そ、そんな訳っ……!」


 否定しようとしたその瞬間、私の首の周りを囲っている鉄の輪に力が入り、無理やりに私を正面に向けさせられ、自分の身体が誰のモノなのかを改めて教えさせられた。


「んくっ、あんっ……!」


「うん、可愛い悲鳴だ。やはり唯には鎖がついた首輪が良く似合う……が、たかが異性の全裸を見ただけで悲鳴をあげるんじゃあない。君は来月から都内屈指のお嬢様学校である百合園女学園に編入するんだぞ? お嬢様がそんな事をするか? しないだろう? 君は可愛い女の子なのだからそんな事をしちゃ駄目だろう? これはお仕置きだな?」


「だ、だからと言って……! こ、こんなのっ……間違ってますよ、ご主人様っ……!」


「いいや、僕は間違っていない。極めて合理的だ。更に付け加えるのであれば君は我が百合園一族の、僕のメイドだろう?」


「それは……はい……そうです、けどっ……!」


「君は主人の命令が聞けないのかな?」


「……わ、分かりました……ご主人様……」


「ふふ。唯は本当に従順で可愛いな。君はとっても良い子だ」


「私が可愛い訳、ないですっ……!」


「いいや、唯は可愛いとも。そこら辺の女子よりも数百倍は可愛いぞ。君は自身の魅力をいい加減に認めたらどうかな?」


「やだ、やだっ、やだぁ……!」


 見る人が見れば間違いなく犯行現場のようにしか思えないだろうけれど……私が異性の身体に早く慣れないといけないというのは、まごう事なき事実なのであった。


 とはいえ、それはとても口では説明できないような事情なのだけど。


「全く。そう俯いたら調教にならないじゃないか。仕方ない。身体に失礼するぞ、唯」


「え? ――きゃあ⁉」


 何が起きたのか一瞬理解できなかった。


 私が一瞬我に返って大人しくなった瞬間を見計らって、ご主人様は後ろに回り込んでは私の背中越しに自身の身体を密着させてきたのだ。


 そんな異常事態に私が気が付けたのは、異性を象徴するアレが私の身体越しに触れたからであり、日常生活では絶対に触らないであろう異性のシンボルは、私の身体を狂わせるのに充分が過ぎた。


「んっ……! ぁ……だ、だめですっ……! や、やめてっ……! 離れてっ……! そんな事されたら、私、わたしっ……!」


 反射的に立ち上がろうとした私を、背後にいる人は肩を軽く押さえては封じ込め、私を一切身動きが取れない状況にへと陥れる。


 抵抗はしたいけれど、背後のいる相手の生殖器に触れてしまいそうなので、抵抗らしい抵抗が出来ないまま、私は触られ慣れていない異性の手で行動を束縛されてしまう。


「ふふ。心配せずとも僕から一線は越えないよ。とはいえ、一線を越えてくださいと嘆願するのは君の方かもしれないが」


 まるでいたぶるのを楽しむかのような嗜虐的な声色でそう口にしては、本当に愉快だと言わんばかりの笑みが聞こえてきたと同時に、私の背中に人肌が触れる。


「ひゃ……ひゃぁん……! んぁ……! や、やめてっ……! やめてください、ご主人様……!」


「止める? 冗談。この僕と一緒に風呂に入るのだから君の背中ぐらいは拭いてもいいだろう?」


 洗体用のタオルにボディーソープを垂らし、慣れた手つきで泡立てる音を背後から響かせて……ついにそのタオルが私の背中を優しく、優しく、宝物を扱うように優しく、私の肌を擦り始める。


「んっ……!?」


「それにしても君の身体は本当に綺麗だ。水を弾くほどの肌。洗剤よりも白い肌。こうしていつまでも触りたくなるようなすべすべとした肌。そして――」


「ひゃ、っぁ、ぁん……!」


「――とても綺麗で、とても虐め甲斐のある良い声で、とても初々しく、とても気持ちが良いと証明するように鳴いてくれる。認めたくもないのに気持ち良い悲鳴を無理やりに吐き出される君の身体は隅々に至るまで本当に僕好みに出来ている」


 私たち2人の身体から垂れる水の音と、口から漏れ出る吐息の音に、重なり合う心の臓の稼働音と、私が動くたびに浴室に響き回る鎖の音。


 そのどれもが今の自分には何だかいやらしく聞こえてきて、耳にしているだけでも頭がおかしくなってしまう。


「おや? 唯の身体がすっごく熱くなってきているじゃないか? もしや君は嫌々言いながらも気持ちよくなっていたのかな?」


「ち、違っ……! こ、これ……違う……! 違うんですっ……!」


「本当かな?」


「本当ですからっ……! お願いですから信じてっ……! 信じてくださいっ……! 私、気持ちよくなんか、なってないですからっ……!」


「身体は正直じゃないか、この変態」


「ち、違いますっ……! わ、私は変態なんかじゃ……! あ、あっ、ひゃっ……! んぅ……⁉ や、やらっ……! そ、そんないやらしい手つきで……んんぅ……! さわるのっ……くぅ……! や、やらっ……! やらぁ……!」


「気持ちが良過ぎて舌が回っていない唯は本当に可愛いな。そのまま安心した状態で気持ち良くなりたまえ。今の君は両手が縛られて使えないから僕がこうして隅々まで綺麗に汚れが無くなるまで洗ってやるとも」


「っ……⁉ そ、そんなのだめっ……! おねがいだから……んんぅ……それだけは……んくっ……おねがいです……なんでもしますから……やめてください……ごしゅじんさまぁ……!」


「君は実に可愛いな? 本当に愛おしい。とはいえ、今の僕は君の言う事を聞く気なんて最初から無いんだ。さっさと諦めて隅々まで洗われろ……さてさて、背中が終わったぞ? となれば、ついにアレだな? アレだぞ? さぁ、こちらを向け唯。誰に見せても良いぐらいに綺麗にしてあげよう」


「……やだぁ……! やだやだぁ……!」


「両手両足が使えないのに、涙を流して抵抗の真似事をする唯は本当に可愛いな。さぁて……お互いに恥ずかしい箇所を見せ合おうじゃないか」


 しかし、悲しいかな。

 私は抵抗らしい抵抗も出来ないまま、保健体育の教科書に赤裸々に書かれているようなアレを見られてしまう。

 













 ――私のを。













「あぁ。美少年を虐めて尊厳という尊厳を徹底的に辱めて調教するのはとても健康に良い。本当に君は食べてしまいたいぐらいに可愛いな」


「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!」


「ふふっ。女の子みたいな悲鳴をあげる唯は本当に可愛いな。とは言え君も満更でもないだろう? 何せ僕のような美少女に調教されるんだ。君のような変態にとっては極上のご褒美だろう?」


「そんな訳ありませんからぁ……!」


「一体何人もの人間を勘違いさせた挙句に性癖を狂わせたんだ君? 本当に君は悪い女の子だな? そんな悪い女の子はこの僕が善良な女の子にへと矯正してあげないとだな?」


「わ、私はっ……男の子ですっ……! 男の子なんですってばぁ……⁉」


「いつまでそう言えるか実に見物だ。さて、隅々まで君の身体を綺麗にしてあげよう。その後はお化粧にお洋服に礼儀作法のお勉強だ。君を女の子にさせる調教はまだまだ始まったばかり。残り1ヵ月の間に僕好みの女の子に調教してやるから、君は安心して女の子になりたまえ」


「やだ、やだっ、やだぁ……!」


「とはいえ、僕も鬼じゃない。そういうのは流石に選ばせてあげるとも。さぁ、選べ。童貞と処女。どっちを捨てたい?」


「そ、そんなのっ……!」


「即答しないだなんて君は本当に悪い女の子だな。それとも君は周囲の人間に女ではないとバレてしまってもいいのかな?」


「っ……!」


「嫌だろう? そんなのはとっても嫌だろう? であれば、だ。君が何を言うべきかは分かっているだろう?」


 教えてください、天国の和奏わかな姉さん。


 私は何か悪い事でもしたのでしょうか?


 どうして一体全体、私はこんな目に遭ってしまってしまうのでしょうか?



















「……私が女の子になれるよう、ご主人様好みに調教してください……」
















 無理やりにそんな事を言わされてしまうきっかけは、本当に事故のようなものだったと思う。


 私はそんな過去の失態を思い返し、それを再体験する事で、私は目の前にいやがる変態ご主人様の調教から現実逃避する事にした。













~後書き~

ナイスチンチン!!!!!!!!!!!

やっぱチンチン生えてる男性は書いてて楽しいのだわー!


そういう訳で【疑似男女比世界で繰り広げられる女学園生活で変態淑女共に襲われて可愛がられて調教されて、ヒロインの童貞と処女にチンコがヤバくなる日常系変態淑女エロティックサスペンス百合(嘘)ラブコメ】のプロローグでしたー!


「面白い!」「続き読みたい!」「ヒロイン(♂)のエロいシーンがもっと見たい!」など思った方は、フォローや☆に、コメントなどをよろしくお願いしますー!


読み専さんの感想によって、私の作品はどんどん改善できますし、作品の方向性も固まりますし、自信もつきますしモチベが上がりますー!

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