完結番外編(後日談)
「いないいなーい、ばあ!!」
「キャッキャッ!!」
「だいぶこの家にも慣れてきたな。」
「それは良かったです!!ねー、ジン~」
俺に息子が生まれて早2ヶ月…
あれから結局、俺たち2人はしばらく、安定するまではチックビレッジで暮らすことにした。
息子の名前は“ヤマダ・ジン”
ちなみに、ジェナも姓を変えて“ヤマダ・エール・ジェナ”になっている。
「リンタロー!!久しぶりー!!」
「ジェナちゃんお久~」
ビルトとヴァンだ。
ヴァンのお腹は少し膨らんでいた。
「ヴァンさん、もしかして!!」
「せーのっ!」
「「ウチも子供を授かりました~!!」」
「え~!!何ヶ月?」
「4カ月でーす!!」
突然だが、俺とビルトはここ8年、文通をしている。
その文通の手紙に一言も妊娠の事について書かれていなかった。
「いやぁ、今日までリンタローとの文通に妊娠を思わせるような文を書けないように制限されててさ~」
「なんだそういうことか。」
俺達が話している間に、ジンは眠ってしまった。
「じゃあ、ジン君が寝たところで、私たちは帰ろうかな。じゃあね~!!」
行ってしまった。
「なんか、案外あっさりしてますね。」
「まあな。あと2~3年したらここを出てまたエッグタウンに戻る予定だし、案外すぐ会えるんだよ。」
「そうですね。」
俺達はそう言って、ジンの隣で昼寝を始めた。
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