勇者の息子が弱すぎる!

作島者将

プロローグ:勇者の息子

 人間に悪意を持って攻撃してくる魔界産の魔物が絶滅してから19年。


 勇者の息子である俺は「冒険者養成学校」という育成機関の最高学年である3年生として冒険者を目指していた。


「では次の問題、今日は春の20日目だから…」


 まあ、勇者の息子である俺はもちろん成績優秀…


「出席番号20番、ヤマダ・リンタロー答えろ。」


「えっ!?はっ!?」


「まさか、寝てたとかではないだろうな…」


 ではなかった。

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