海鳴りが響いて_亡命王子と王族の庶子

のの(まゆたん@病持ちで返信等おくれます

第1話 始まりと会話

「大丈夫ですか?何か御不自由などありませんか?」

淡い金の髪、彼の穏やかな灰緑の瞳が問いかけた後で見つめてくる


「あ、ああ、大丈夫だ 有難う」微かな震える声 肩程の黒髪が乱れて 

作り笑いをしているのが見て取れるのだった。


異国の年若い王子 腹違いの兄 王となった異母兄が寄越した暗殺者の手から

どうにか逃れた 故に‥


身よりもなく、見知らぬ国 本来敵対して宅にに逃げ込んで‥



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