6節
魔界side
天使の加護と隷属の刻印を受けた親子は悪魔たちに気づかれないよう必死に隠す
レオン、あなたが天使の加護を受けたこと、隷属の刻印を受けたことは誰にも知られてはいけないわ、もし知られたらのどんなことになるか私もわからない
そう言って天使の羽の刻印が見えないよう絶対隠すようにミリアはレオンに伝える
わかったよママ、僕はこれからどうなの?あの天使のお姉さんの奴隷になるの?
レオンは母親に不安そうに聞く
私もわからないわ、あのルミエラという天使が私たちをどう扱うか、そして隷属の刻印を受けたからにはその運命に従うしかないわ
でも安心して、悪いようにはならないと思う
あらあら〜?別にどうにかしようとするつもりないわよ?
突然上から声が聞こえてくる見上げるとそこには大きな白い羽のルミエラが微笑む
何しにきたの!?あなたは天界の者でしょ!?
ミリアはルミエラを睨みつける
ルミエラはゆっくり降りてからマリアに近づきながら微笑む
可愛いらしい反応するわね?ミリア
あなたたちに会いに来るために命懸けで来たのよ
それなのに何しにきたのって酷くないかしら?
白々しい!私たちはあなたには屈しないわよ!絶対に!
ウフフ、その態度いつまで持つかしらね?
母さんから離れろ!
レオンは天使に向けて叫ぶ
そんなに怖い顔しないでちょうだいな、あなた達に補足で伝えたいことがあるの
実は私は大天使になったのよ、そしてあなた達には大天使の加護がつくようになるわ
「「だ、大天使の加護!?」」
親子は驚いて目を丸くする
そうよ、あなたたちには少しずつの幸せが訪れるわよ
信じられない…なんてことをしてくれたの!?この天使!!!
ちょっと!ミリアはなぜ怒ってるの?
レオンはただでさえ、孤立してるのに、これ以上何かあったらいじめられてしまうわ…
私がついてる限り、レオンに手出しすることはできないわ!私の加護はかなり強いの
だからレオンあなたも自信持って立ち向かいなさい、私はそばにいるわ、あなたには安らぎがある
レオンはルミエラが言ったことを理解できなかったが後々理解することになる
安らぎとは何か?知ることになる
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