第14話

ガントレットスライム

複数の籠手を捕食した事で進化した特殊なスライム

身体の一部、または全てを捕食した事のある籠手の形へと変形する事ができる

攻撃方法

体当たり

籠手変形

体長30センチ


グリーブスライム

複数の靴を捕食した事で進化した特殊なスライム

身体の一部、または全てを捕食した事のある靴の形へと変形する事ができる

攻撃方法

体当たり

靴変形

体長30センチ


 防具を捕食して進化したスライムは変なスライムが多かった。実際に防具系スライムたちにそれぞれの変形可能な姿になる様に指示を出せば、それぞれの防具の形へと姿を変えたが使い所が僕が装備するとかしかないと思われる。


 実際に変形している状態の防具系スライムたちを触ってみたが、そこそこの硬さしかない為、金属製の防具には負けてしまうだろう。


 これまた使い道が難しい防具系スライムたちをどう活用するかは今は考えない様にして次のスライムを召喚する。


ミートスライム

多種多様な肉類を捕食した事で進化した特殊なスライム

生肉に擬態して捕食しようとする獲物を逆に捕食する 

魔力を消費して捕食した事のある種類の生肉を生み出すことができる

攻撃方法

体当たり

体内に取り込んでの消化

生肉擬態

体長30センチ


ボーンスライム

多種多様な骨類を捕食した事で進化した特殊なスライム

生き物の骨に擬態して奇襲する

魔力を消費して捕食した事のある種類の骨を生み出すことができる

攻撃方法

体当たり

体内に取り込んでの消化

骨擬態

体長30センチ


 モンスターの生肉や骨を与えた際に進化したのがこの二種類のスライムだ。どちらも擬態を指示すれば、実際の生肉や骨と見比べてみても分からなくなるほどになる。


 ボーンスライムの方は骨系素材を魔力を消費して得られるが、ミートスライムはハッキリ言って生成された生肉を食べる事になるのはよっぽどの事がある時くらいになるだろう。


グラトンスライム

短時間で大量の物を捕食した事で進化した特殊な赤黒いスライム

大量の物を消化する事ができる他に、更に特殊な異空間の第二の胃袋がある

攻撃方法

体当たり

体内に取り込んでの消化

体長100センチ


 このグラトンスライムは他のスライムと何かが違う変わり種のスライムだ。捕食することに特化しているのか、すぐに体内に取り込もうとする。


 僕の指示を聞いてくれるが、少しだけ不服そうにしているのが印象に残っており、リムにもなんでなのかを聞けば、グラトンスライムとしてのリムはすごい空腹を感じているのだそうだ。


 その為、僕はグラトンスライムを送還することにする。今はグラトンスライムに食べさせられるものがないから。


 そして最後にオリジンスライムのリムの召喚リストの説明を見ることにした。


オリジンスライム リム

様々な可能性を持つ半透明な白いスライム

召喚リストにあるスライムの全ての能力が使用可能であり、身体の大きさも召喚リストの最小値と最大値の大きさまで変化が可能

攻撃方法

召喚リストにあるスライムの能力全てを使用可能

体長10〜120(現在)


 「リム、この説明は本当なの?」


 『ホントだよ!見てて!!』


 リムはプニプニの身体から触手状にした物を一つ僕の前に持ってくると、その先端からチョロチョロと水を出し始めた。これはウォータースライムの魔力を消費して水を出す能力なのだろう。


 他にも身体の大きさを召喚リスト最大のラージスライムと同じ大きさにしたり、最小のベイビースライムと同じ大きさにしたりを繰り返して見せてくれた。


 リムだけでも多種多様な事が出来る様になった様だが、基本的にはリムには前線を任せずに僕の護衛をやってもらう事になると思う。


 召喚可能なスライムたちを全て出してみたが、今の所はグラトンスライムが消費魔力が多かった。


 だが、グラトンスライムを召喚する事はほとんどないだろうから、僕の魔力消費の助けになってくれるのは魔力の消費で何かしらの素材を生成してくれるスライムになるだろう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る