2.女(わたし)には向かない職業/いしいひさいち 全2巻

 ともかくずっと持っていて、思い出すとついついしばらくそばに置いておく作品ってあるじゃないですかー。

 これなんかいい例。

 1巻初版は1997年だからもう25年は経つのかー。

 内容はアレだ。「ののちゃん」に出てくる藤原ひとみ先生。

 彼女は基本先生よっか、その後ズボラだけど売れっ子なミステリ作家になってだね、三宅さん(彼女もあちこちに出てくる)をマネージャーにして二人して締め切りに怯えたり部屋を恐ろしく散らかしたり100枚の依頼につい180枚(当時は枚数が基本だよ枚数!)書いてしまったりとか、そーいう作家あるある的なやつ。

 ののちゃん側が長く続いてしまっているので、作家の藤原せんせいは更新されないままだけど、個人的には何というか…… 汚部屋体質とか人を覚えてないとか…… 恐ろしい集中力とか……

 大作の資料がとんでもなくて段ボール量がすげえとか……


 まあともかく何とも言えない魅力がありましてな。

 んでもって、いしいひさいちだからまあ、どこから読んでもいい、というのもありましてな……


 これはもう延々持ち続けていくもんだろーなーと思うんですよ。はい。

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