愛子ちゃんに捧げる詩

@rakuten-Eichmann

アイコチャンアイコチャン!!

いつだってあなたを思い出すけど、今日に限ってぼやけた頭の中は、雪だるま式に憂鬱も増えて、積み上げた米俵はいつかのための墓標になる。

つまらない僕はさらにつまらなくなって、油だらけの六畳間に、あなたの面影を探した。

忘れちまった悲しみに。四角くなった思い出に。捧げた祈りは何のため。酩酊詩人は昼にも夜にも居場所がない。


(まあこれが人生ですから。)

そんなことあるわきゃねえだろボケが。そこのけそこのけ俺様が通る。落ちるところまで落ちるなら、その道のりは賑やかな方がいいってんだ。


ハッピーエンドの向こう側にはいつだって、死神が手ぐすね引いて待っているんだ。だったら絶望にギリギリまで近づいて踊るのが人生ってものじゃないのか。

それをわからない奴らがいけしゃあしゃあと、知った気になって。嗤う声はどうも他人みたいで。握った砂がこぼれ落ちるように、記憶も全部バラバラになって。今日も今日とてジグソーパズルを泣きながら組み直すようだ。


空を見上げた。星が笑った。嘘つきみたいに。僕らの夏はとうに終わった。あなたはどうしたい。それさえわかったら一緒に行こうぜ。

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