一日何編『雨降らず頭の痛さだけ残る月』3分の2

朶骸なくす

「強くなりたい」#なくさずの詩より


 暴力ならいくらでもできた。それが強さだと信じていたし人生の一部であると思っていた。それなのに優しくしてくる奴らがいる。信頼していると言う奴らがいる。それが「仲間」だと教える奴がいて、今、俺は揺らいでいる。信じていいのか、と。

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