第2話
あれはいつだろう、まだ寒い時期だったかな。
リビングに入る格子硝子のスライドドアにふわっと黒い影が映ってた。
大きさは成猫くらい。
あぁ、また誰か遊びに来たんだと思った。
ふとした瞬間にふわっとちらっと黒い影が見えることが増えた。
気がついたことがある。
大きさがまちまちすぎる。
子猫くらいのときもあるしせいねこくらいのときもある。と思ったら中型犬くらいあるときもあった。
猫が好きで猫といたので、あまり犬には縁がなかった。でも中型犬くらいの大きさだった。
化け猫って大きくなるのかなとか思いつつもまだその時は猫だと思ってた。
うん、そうだね大型犬の大きさのも来たね。大体予想通りだよ。
でもみんなそれぞれ一人ずつしかこないし、ドアを開けても入ってはこない。見えてないだけかもしれないが。そこはわからない。
私には一瞬影が見えるだけだから。
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