そろそろネタ切れ

 450PV突破です。読者の皆様には、本当に感謝しています。


 ……と、これまで私の病み具合を、無駄な言葉や文章に書き表してきましたが、本当に今はネタ切れしてしまいそうです。


 何せ話すことが大したものではなくなってきたからです。ここからは日にちとともに、今日の症状や具合について話そうかと思います。



 七月十三日土曜日。


 今日は試験最終日で、朝から体育館に呼ばれて椅子出し。けれども、既に「動きたくない」欲求のあった私は、嫌々言いながら参加していました。


 しかし私は、担任にこう言われました。


「中学生なのだから、我慢するのは当たり前ですよ」


 多分、この世のほとんどの人間──即ち健常者はこう言います。担任もそうでした。きっとうつ病患者の多くは、こう思うでしょう。こう言うでしょう。


「嫌なのは甘えじゃない」


 と。私は言われた瞬間は、甘えだと思いましたが、違うのかもしれないと気づきました。


 そういえば、私は既に学校では人間関係に行き詰まっていました。友人と言えるのか、それとも友達未満と言うべきか、という人ばかりです。学校に行きたくないな、と思ったこともありました。が、休めば学力は落ちる一方。提出物は必須だから、風邪でもないのに休むなんて、ずる休みだと思い、どんなに足が重くても、ひどくだるくても、毎日電車に乗り、回り道しながら通い続けました。


 親には迷惑をかけたくなかったからです。それに(父親が喘息持ちだったことを除けば)両親ともに健常者だったため、こんな私のことなど理解できないだろうと、端から諦めていました。


 カウンセリングは……というと、行こうと思ったことはあります。けれども、小学生時代の消えない記憶が引き金になり、ダメでした。


『あ、アリスちゃんだ』

『ひ、陽奈……』

『カウンセリング行くの? 自己解決すればいいじゃん』


 アリスも陽奈も、個人情報保護のための仮名に過ぎません。が、私はこれが引っ掛かっていて、カウンセリングに行くのが怖くなりました。


 カウンセリングに行くくらいなら、自己解決した方が早いのかもしれない。


 そのため私にはカウンセリングには行きませんでした。また、親は私が病んでいようがいまいが勉強させたい人間なので、ベッドに潜って現実逃避なんてできません。ただできることは、ここで言葉を吐露し、少しでも多くの人に「鬱と病みの狭間」の現実を知ってもらうことです。


 この世には、病んでいる人は大量にいます。鬱病の人もいます。けれども、私は鬱なのかわかってはいません。もしかしたら鬱じゃないかもしれません。病んでいるだけかもしれません。


 おまけに私がこのようになったのは、今週の火曜日です。いっときの憂鬱にすぎないのかもしれません。


 親に「心療内科に行かせてほしい」と言ったら、きっと「夏休み」と言われるでしょう。


 でも、夏休みのいつなのでしょうか?


 私はいつまで、これを押し込めるんですか? いつまで、ずっと黙って、周囲にも言わないで「健常者の私」でいるんですか?

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